コロナの影響で部活指導が出来なくても何のダメージも受けてない事実!

部活動関連

 こんにちは、darakeです。

 コロナウイルスの感染拡大収束が見えてこない中、約2か月以上部活動が停止しています(学校休校になっているので当然ですが)。#隠れてこっそりやっている顧問はどうしようもない。

 まず始めに、中体連の全国大会等が中止となったことでショックを受けている生徒たちには同情します。今まで目標にしていたものが一瞬で消え去った時の動揺は計り知れないものです。

 ただ、このコロナショックを機に顧問(指導者)の在り方は改善すべきだと思っていて、以前の記事をまだ読んでいない方は最初に読んでくれるとありがたいです。

 今回は、部活動停止下において何のダメージも受けていない顧問の本音をお伝えします。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. ダメージを受けていない顧問は結構いる!
  2. マッチングミスのシステムエラー

ダメージを受けていない顧問は結構いる!

 約2か月間、休校に伴って部活動も停止となっています。

 こんなに長期間にわたり部活指導をしなかったことがなかったので、数か月後に自分がどんな気持ちになっているのかイメージしにくかったです。

 ハッキリ言って、こんなにストレスフリーな状態は教師人生で初です。退勤時間はほぼ定刻通りで、休日が完全にフリーになる状況は今までにないことです。

 家族と過ごす時間も増えて、子どもたちと遊んだり一緒に勉強する時間も増えました。自分の好きなことに費やす時間も確保できています。いかに部活指導に時間を奪われていたのかを実感しています。

 部活指導というのは、正式には教師の業務ではないが、世間の認識では教師の業務のようになっている不思議な活動です。中学校教師で部活指導を拒否すると、周りから村八分にあう怖い活動でもあります。

 本業ではないのにも関わらず、教えたい人は教え、やりたくない人は拒否するという、シンプルな仕組みが成り立ちません。

 この活動をやらなくてもよい今の時期は、不謹慎ではありますがラクな状況です。なぜかというと、同調圧力が消えているからです。

 声に出せない・出さない教師が多数いる中、大きな声で叫びます!

darake
darake

部活指導しなくていいなら、ずっとやりたくない!

 darakeとしては、このまま部活指導が出来なくても何の問題もありません。部活指導がやりたくて教師として働いているわけではないので。

 コロナウイルス問題は早急に解決したいけれども、部活指導を再開することは全く求めてないのが本音です。

マッチングミスのシステムエラー!

 とはいえ、スポーツ・文化活動に取り組みたい生徒がいることを無視はできなくて、その気持ちも理解はできます。

 青春の全てを吹奏楽に捧げる生徒がいて、その熱意に応えるために指導者として吹奏楽指導に情熱を注ぐ。この生徒・指導者双方の行動は決して否定していないし、人生の選択肢の1つとしてアリだと思っています。

 やっぱり部活動問題はシステムエラーだと思っていて、指導を受けたい人と指導したい人のマッチングがうまくいってないことが原因です。

 業務に位置付けていない活動を教師の自主性に委ねるには無理があります。真剣に指導したい人に任せた方が、結果的に生徒と指導者自身の満足感もアップするはずです。

 今まで1度も中止になったことがない全国中学校体育大会が、コロナウイルスのせいで中止になったことに意味を見出すべきです。

 これを機に、長い間放置してきた部活動システムという癌(以下の点)にメスを入れるべきです。

・必ずしも専門競技の指導が確証されていない
・断る教師に対して同調圧力の風あたりが強い
・指導技術養成がないまま担当させられる
・報酬が不十分
・指導を受けたい人と指導したい人とのマッチングミスが頻繁に発生

 この辺の話はコチラ↓の記事にたっぷり書いてあるので、まだ見ていない方はぜひご覧ください。

おわりに

 近年、部活指導が苦痛で潰れていく教師が多いのは事実です。若手は拒否しづらく、本当にやりたい業務に時間を割けない状況は悪しき風習です。

 この事実によって、中学校教師を目指す学生の減少は顕著です。ほぼ倍率がない自治体もあるぐらい。倍率が出ないことで教師の質の低下につながります。

 長い目で教育界のことを考えるならば、9月入学制について考えるよりも、まずは部活動システムの改善の方が重要だと思うんですよね。

 みなさんは、この2か月部活指導が出来ないことで何かダメージを受けましたか?

 darakeは通常の授業が出来ないことでのストレスはありますが、部活指導ができないことでのストレスは一切ありません!

 指導することをストレスと思ってしまう教師に頼らざるを得ないシステムには限界がありますよね。

 「生徒のため」を考えるならば、熱意があり専門知識・指導技術がある指導者に任せた方が絶対に良いと思ってしまう今日この頃です。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

コメント

  1. キーボー より:

    同感です。本質をついています。

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