中学校では担任と副担をどう決める?|校内人事は難題である!

職場環境

こんにちは、darakeです。

ここ数日、1年の中で1番疲弊し、ストレスの溜まる日を過ごしました。

今回は、中学校における担任、副担任はどのように決まっていくかについての記事です。学校の裏事情通になりたい人もぜひ読んでみてください。笑

管理職主導の決め方

 

 校内人事の決め方は,地域,学校によって全く異なります。

 darakeが勤務してきた学校では,管理職が決めていました。もちろん,希望調査(担任希望、学年希望、部活希望等)をとり,面談をする等の配慮はありましたが,8~9割は出来上がったものを見せられるので,そこからの変更はよっぽどのことがない限りありません。

 この方法しか知らなかったので,不満はたくさん抱えていました。その不満とは・・・

①学年の実態がなかなか伝わりにくい!
 管理職にもよるとは思いますが,実態に応じた配置をしてもらえないほど辛いことはありません。

 実態を知るには,学年に関わっている教師への聞き取りしかありません。

 どんな人を担任にすればいいのか,今担当している生徒との相性,信頼関係はどうなのか,副担のバランスはどうか等,決める前には必ず聞いてほしいですね。

②管理職のセンス次第!
 管理職になっているのだから全員がセンスいいかというと,そうではありません。

 今まで『なぜ,そんな組み合わせにするのか?』と感じることが数多くありました。

 これは,学校全体を考えて,かつ各教師の希望を考慮できるような配置に近づけるセンスです。

 全員の希望が100%達成できることはほぼないです。それでもしっかりと各教師と対話して,できるだけ次年度の働く意欲を引き出せるような校内人事を決定してほしいものです。

③直接要望が言いづらい!
 ある程度,主任,担任,副担任の配置が決まってくると,個別に管理職に呼ばれ,その配置について意見を求められます。しかし,この段階で意見を求められても,若手教師はなかなか言えるものではありません。

 あくまでも形式的なものになってしまうことが多いです。結局、要望は叶わず、言われた配置で仕事するしかないということが起こります。

 なので,第一希望が叶わない時点で,1度相談してほしいと思ったことが何度もあります。

学年主任同士による相談

 

 

 今年度、緊急の欠員が数名発覚したこともあり,管理職だけでの決定が難しくなりました。

 そのため、管理職に対して、学年主任同士で話し合わせてもらいたいと要望しました。管理職からは土台程度の案をもらい,各学年の主任による会議の中で話し合うことになりました。

 これについては,今まで管理職主導の決め方に少なからず不満をもっていたこともあり,管理職に一方的に決められるよりもスムーズに話が進むと予想していました。

 しかし,これが意外と大変で,非常にストレスになりました。その理由とは・・・

①初めての試みのため着地点が不明!
 実際に主任同士で話し合いはしたものの,最終的にどこに着地すればいいのかがわからずに微妙な話し合いでした。

 なぜなら、あくまでも最終決定は管理職なので,意見は言うものの深まりがなく,各主任の考えをぶつけ合うだけになってしまい,嫌な雰囲気が流れてしまいました。

 また、各教師の希望調査の結果は見せてもらえなかったので、各々何を希望しているのかわからないまま話し合いが進み、机上の空論ばかりになっていました。

②学年主任の年齢構成がネックに!
 各主任は,次年度の自分の学年について考えながら意見をいうわけですが,当然そこに利害関係も含まれます。

 『〇〇先生はうちの学年に必要』『〇〇先生は…』というかなりリアルな会話がそこで繰り広げられます。しかし,主任同士の年齢もバラバラなため,年下の人はなかなか意見が言いづらい雰囲気が流れてしまうわけです。

 いくら役職は同等とはいえ,あまり強く言い過ぎると今後の職場の関係にも影響するため,気を使わざるを得ない状況でした。

③各学年の要望と個人の要望に対しての重圧!
 いくら主任同士で話し合い,学年の要望に応じてパズルのようにはめて,それが運営上問題なかったとしても,個人のモチベーションが上がるような配置でなければ意味がないと思うわけです。

 結局,不満をもったまま働かれても生産性は低くなるわけです。実際に1年間働くのは各個人です。

 だからこそ、その教師の配置を決定する最終責任を背負うのは管理職でなくてはいけないわけです。

 学年構成を考えることと,個人の要望に応えることは,非常に難題だと感じたし,ストレスにもなりました。また、主任同士も何かギクシャクしてしまい、辛い数日間を過ごすことになりました。

まとめ

 今までは,管理職主導の決め方に不満があったり,文句を言ったりしていました。しかし、今回主任という立場で校内人事を話し合ったことから,その大変さに気付き、とても反省しました。

 簡単にできる業務ではないと感じました。一人ひとりの教師の人生に責任を負える立場の人でなければできません。つまり、管理職とはその責任を負う覚悟が必要だということですね!!

 別の地域では,校内で人事委員会という組織があり,各教師から提出された希望調査をもとに話し合いを進めているところもあるそうです。

 きちんと制度を整えずに、勇み足で進めてしまった今回は失敗でした。

 今まで文句を言ってしまった管理職のみなさん、すいませんでした。ごめんなさい。

 最後になりましたが、このブログを見てくれる人が少しずつ増えてきました。本当に感謝です。励みになります。どんなに子どもと一緒に寝落ちしようと継続していきますので、今後もよろしくお願いします!

 今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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