こんにちは、darakeです。
毎年この時期になると、誰が出ていき、どんな人が入ってくるのかソワソワします。いえ、ドキドキします。ワクワクはしません。この違いわかります?
ここ数年、この時期が憂鬱で仕方ありません。多少なりとも校内人事に対して、発言権があるポジションにいるからなおさらだと思いますが、早く校内人事が落ち着いてほしいと心から願います。ストレスです。
職員室の環境が良くないと、目の前の生徒に向き合うことはできません。学校が、学年が、1つのチームになることが必須です。
それと同時進行でやらなければならないのが、卒業式に向けた準備です!
今回は、卒業式を簡素化して、準備も最低限にしたらいいかもね!という記事です。3分で読める記事になってまーす。
今までの卒業式練習の内容
まずは、中学校の卒業式練習の、一般的な内容を紹介します。
②イスの座り方の確認
③座礼の練習
④拍手の練習
⑤生徒会企画のリハーサル
⑥合唱練習
これらの練習に、約1日1時間、10日間程度かけて行います。
教師になったばかりの頃は、違和感なくそういうものだと思ってやっていました。自分が学生の頃も同じような練習をやっていたので、仕方ないものだと思い込んでいました。
特に時間をかけるのは、⑥合唱練習です。在校生(1,2年生)合唱、全校合唱、校歌の練習を長時間行います。時には喝を入れながら、本番に向けて完成度を高めていきます。
合唱が嫌いな生徒にとっては、苦痛な時間となります。音楽の教師によっては、こだわりが強くなりすぎて、合唱の質を求めすぎるということもよくあります。
簡素化の提案
卒業式は、卒業生とその保護者のための儀式です。どんな理由をつけても、在校生はおまけです。
であれば、卒業式をやめることはできないので、簡素化したらいいと思います。極力シンプルにして、練習時間が少なくなるようにしたらいいでしょう。
その結果、生徒にかかる負担も減るし、授業時数も増えるし、教師たちの焦りやイライラも減るかもしれませんね。
来賓の挨拶はなし!来賓も呼ばない!
これがあることによって座礼をそろえる練習が必要。普段関わりのない人の話を聞いてもそんなに心には響きませんよ。祝電・祝文披露という形で、校内に掲示しておけばOKではないでしょうか。
合唱は2曲(卒業生、在校生)まで!クオリティは求めない!
思い切ってなくしてもいいかとも思いますが、それではおそらく保護者や一部の生徒からクレームがくると思うので、妥協案としては2曲までです。そして、クオリティを求めるのはやめましょう。発表会ではないので、思いさえ伝わればいいのではないでしょうか。来賓も呼ばないので、これによって大幅に練習時間短縮が見込めます。
まとめ
在校生にとって、卒業式とは何か?
何のために卒業式に出席するのか、どんなことを考え卒業式に参加すべきなのか、なぜ卒業式に合唱するのか、どんな思いを込めて合唱すべきなのか、在校生一人ひとりに考えてもらうことが必要です。
大半の生徒が何も考えずに、ただ言われるがままに練習させられています。なので、『面倒』『だるい』という負の感情を抱えながら参加することになります。
正解は1つではないと思うので、無理矢理練習させたり、喝を入れながら練習させるよりも、まずは考えさせることを重視すべきです。
『本当に合唱が必要なのか?』から考えさせてもいいかもしれません。『3年生のために』という答えを教師が押し付けるのではなく、考えた結果での『感謝』という答えを引き出したいものです。
もちろん、それだけが答えとは限りません。他にも生徒ごと、色々な価値観をもちながら、卒業式という儀式に参加させたいですね。
卒業式という儀式を通して、在校生を成長させたいですね。ただ我慢を強いたり、無理矢理歌わせて終わるだけの行事にはしたくないと考えます。
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
コメント