合唱コンクールの効果的な取り組みを紹介|中学校の学級担任必見!

行事指導のコツ

 こんにちは、darakeです。

 この記事は、合唱コンクール当日までの効果的な指導方法を紹介しています。

 具体的には、次の4点についてまとめています。

  1. 本番にピークがくるように調節する。
  2. 担任の語りは適切な場面でこそ効果発揮する。
  3. 練習場所を工夫してみよう。
  4. サプライズ演出は効果的。

合唱コンクール本番にピークを調整!

 合唱練習は、意外と長い期間行われます。そんな中、紆余曲折を経て本番を迎えます。失敗しがちなのが、本番前に燃え尽きてしまうことです。

 一生懸命やるのは大切ですが、

 あえて練習量をコントロールしてあげる必要があります。

 ずっと緊張感をもってやり過ぎると、喉の調子が悪くなったり、モチベーションが下がる時期がきます。適度の休息や、リラックスが必要です。

 合唱を完成させようと頑張っている中、休ませる決断も必要なのです。

 あくまでも、本番にピークをもってこないといけません!

 そのために、練習から本番までを上手にプランニングしてください。

 理想はN字です。最初は良い雰囲気にしておいて、一度ピンチを味わい、そこからピークにもっていくことが望ましいです。

 N字プランニングについては、コチラ↓にも詳しく書いています。

担任の語りは適切な場面で行う

 合唱練習中、どこかの場面で、うまくいかない時期がきます。

 そんな時はチャンスです!

 ピンチではなく、あえてチャンスだと思いましょう!私は、必ず1度はクラス全体に語ります。うまくいかない原因に合わせて、語ります。

 私がよく使う例を紹介しましょう。

 ・目的と目標を忘れていないか。
 ・指揮者と伴走者の緊張感
 ・自分の体験談(さぼる男子向け)
 特に、『指揮者と伴奏者の緊張感』については、気持ちが入るスイッチになります。
 内容としては、
 指揮者と伴奏者だけは逃げ場がありません。歌っている人たちは、多少声を出さなくても誤魔化すことができます。周りの人に紛れることができます。
 指揮者と伴奏者はミスすると目立ちます。適当にやると、目立ちます。このような緊張感をもって本番に臨みます。
 この2人を助けることができるのは、クラスの仲間だけです。歌で助けてあげましょう。最高の歌声で、2人をプレッシャーから解放してあげてください。
 当たり前のことですが、気づいていない生徒もいます。本番直前に語ると効果的ですよ!

合唱の練習場所を工夫する

 教室で練習することが多いとは思いますが、体育館や音楽室は重要な練習場所です。けれども、いつも使うことはできません。(6学級以上ある学校なら)

 なので、ある程度完成してきたら、いろんな場所で歌うことをおススメします。

 私は廊下や外で歌わせます。

 目的としては、

① 人に見られて、場慣れを!
② 飽きさせない。
③ せまい空間で歌うと、上手に響く。
 (廊下限定!外はダメ)
 また、他学年と見せ合う練習も、おススメです。

 あえて 他学年の練習場所に行かせてもらい、見られながら歌うのです。先輩に見られて歌う場合は、本番と同じ緊張感があり効果的です。

 後輩に見られて歌う場合は、しょぼい合唱は見せられないという、プライドを引き出します。

 他学年の担任と相談して、ぜひやってみてください。

担任はサプライズを演出しよう!

 どんなに練習してきても、本番前は緊張します。マイナスのことを考えたりして、表情も固いです。そんな時のために、最後の魔法をかけてあげましょう。大げさです 笑

 本番直前に、少しだけ声出しする時間があると思います。その最後の練習が終わった後、まさに本番直前です!

 そこで、担任からのサプライズを演出しましょう!

 darakeがよくやるのは、

 1人1人に手書きの手紙です。シンプルですが、効果は抜群!!!担任の思いを、手紙にして渡してください。女子生徒なんかは、感動して本番前に泣き崩れる子もいます。

 文字数なんて関係ありません!

 本番直前というシチュエーション+手書き+サプライズ

 これが、感動とやる気を生みます!

 最近はさらに進化して、手紙りのお守りを自作しています!

 自分でお守り風にデザインして、印刷します。それに直接手紙を書き込みます。
 まさに、

 本番直前というシチュエーション+手書き+サプライズ+お守り

 効果は抜群です!!!

 これのいいところは、制服の中に保管して本番に臨めることです。小さいものなので、他の人からは見えません!ぜひ、試してみてください!

さぁ、合唱コンクール本番へ

 この記事では、合唱コンクール当日までの効果的な指導方法を紹介しました。

・担任は、本番にピークがくるように調整する。
・担任の語りは、適切な場面で行うと効果的である。
・練習場所を工夫することで刺激が生まれる。
・担任によるサプライズで最高の準備ができる。

 たかが合唱、されど合唱です。

 学級を上手にまとめている担任は、この行事の取り組みも上手です。若いうちは、なかなか行事で良い結果を出すことができない担任もいます。

 たまに、担任は何もせず、生徒の能力と勢いだけで勝利する学級もあります。

 これは、勘違いしてはいけません。

 担任自身が本当に何もしていないならば、それはマグレ勝利です。生徒が変わると成功しません。

 どんな学級でも、ある程度良い結果を残すことができる担任は、必ず何らかしらの技術を使っています!!

 『何もしていない』という社交辞令に騙されてはいけません!

 この記事以外に、まだ読んでいない人はコチラ↓も参考にして、最高の結果を目指してください。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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