学校教育における修学旅行の指導ポイントと持ち物|時間厳守が重要!

行事指導のコツ

 こんにちは、darakeです。

 この記事では、学校の大きな行事の1つである修学旅行についてまとめています。

 具体的な内容は次の4点です。

  1. 時間を守らせる指導
  2. 寝かせる指導は最低限で!
  3. その学校の定番コースで十分!
  4. 教師の持ち物について

時間を守らせる指導

 

 修学旅行は、三年間の集大成となるため、時間厳守の行動を意識させたいものです。

 グループ行動が多くなると思いますが、一人の身勝手な行動が全体の遅れとなるため、余裕をもった行動を意識させて、時間を守らせましょう。

 時間を守れないのは癖になるため、社会に出た時にも如実に表れます。時間にルーズな人は信用を失います。よほどの地位を築いた人でない限り、生きていく上でのデメリットにしかなりません。

 私の経験上、時間さえ守れる集団であれば充実して無事に帰ってこれます。

 そのためには、修学旅行に行く前にゆっくり時間をかけて、日程確認することが必要です。ある程度行動のイメージをもたせてから当日を迎えましょう。

 そして旅行中の夜にもリーダー会議を行い、リーダーからグループメンバーへ伝達されるようにきちんと指導しておくことです。グループメンバー全員の頭の中に、次の日の予定がしっかり入っていることが望ましいです。

 この時、計画していた時間や行動から変更になることも少なくありません。より良くなるような変更であれば積極的に変えるべきだと考えます。

 集団で時間通りに動くためには、1年生の時から訓練が必要です。自分たちで時間を予測しながら計画を立て(P)、実際の体験をして(D)、反省・分析(C)をして、次に繋げる(A)ことをしましょう。

 修学旅行中に時間に遅れた場合は、計画が甘かったのか(P)、当日にトラブルがあったのか(D)、どこにミスがあったのかを分析して(C)、学校生活や普段の生活に活かせるような指導が必要です。

旅行の寝かせる指導は最低限で!

 教師による過度な夜の巡視は必要ないです!

 本来、寝たかどうかの確認なんて教師の仕事ではありません。トラブルを防ぐために仕方なくやっています。ならば、事前準備の段階でトラブルの可能性は減らしておきたいところです。

 ホテルを抜け出したり、部屋間の移動を防げるような事前指導やホテル選びが必要です。具体的には、男女の階を離し、部屋内にトイレがあるホテルを選ぶことです。(注)ホテルを抜け出すような生徒はそもそも旅行に連れて行ってはいけません!家庭と要相談です。

 一応建前の指導としては、『早く寝ろよ』『次の日の活動に影響出るぞ』は言いますが、

 日常とは違う環境で、しかも友達と過ごす夜に就寝時間を守るわけないですよね。この感覚をもって指導に臨むことが大切です(余計なイライラがなくなります)。寝るか、寝ないかなんて生徒次第です。

 例え徹夜して、次の日具合悪くなったとしても自分のせいだし、それも良い思い出になるでしょ!そこにイライラして指導しても仕方ないです。

 この夜の話は、前述した時間を守ることと意味合いが異なります。ここのグレーゾーンを理解できる教師って、私の中では評価高いっす。

 私が引率する時は、就寝時間の1時間後には教師も寝るようにします。たまに、徹夜することを美学にしている教師がいますが理解不能です。

 教師も睡眠取らないと、次の日に冷静な指導はできません。修学旅行は毎晩徹夜で巡視なんて、過去の古い指導です。寝かせる指導なんて最低限で十分です!

 ただ、1泊2日の宿泊研修は話が異なります。興味がある人はコチラを↓

定番の旅行コースで十分

 各地域で、ある程度定番の旅行コースがあると思うのですが、darakeの考えとして、毎年あまり大幅に変更する必要はないと思っています。

 その地域や学校ごとの定番コースとは先輩たちが行ってきた良くも悪くも定番コースです。よほどの理由がない限り変更する必要はありません。

 ダメなのは教師のノリや飽きたからという理由での変更です。

 教師は何回も同じコースを行ってたりしますが、生徒たちは一生に一回だけです。

 それを考慮してあげないと、『先輩たちのコースから変更されて嫌だった』という不満につながります。コース変更しないことでの生徒側からの不満はあまり出ないんですね。

 定番コースだからこそ、トラブルの起こりそうな場所や状況が予測しやすいというメリットがあります。

教師の持ち物

 初めて修学旅行に行く人は、参考にしてください。あまり大荷物にならないように心掛けましょう。

  1. 大きい鞄と移動用の鞄(大きい鞄はキャリーバックが多いかな)
  2. 履きなれた歩きやすい靴(結構歩きます)
    darakeは革靴とスニーカー両方持って行っています。
  3. スーツorジャケット&パンツは2着で着回し(Yシャツやブラウスは日数分)
  4. 動きやすい服装(ホテルに入ったら着替えよう)
  5. 本(自由時間や巡視している時にあるとうれしい)
    スマホやタブレットに入れて持っていくと便利!
  6. スマホ(携帯電話)は連絡手段として必須!
  7. アメニティグッズは大抵のホテルには完備、こだわりのある物だけ持参!
  8. タオル類は完備しているので必要なし!(不安な人はホテルに要確認)
  9. 財布にはいつもより少し大目の金額を!(何が起こるかわからない)
    緊急時に対応するため!

さぁ、安全に最小限のストレスで乗り切ろう!

 今回は、学校の大きな行事の1つである修学旅行についてまとめました。

・時間を守らせる指導
・寝かせる指導は最低限で!
・その学校の定番コースで十分!
・教師の持ち物について

 『授業の一環として行くので、遊びではないぞ!』

 なんて釘をさす教師がいますが、高い費用かけて行くし、友達と旅行に行くことなんてあまりない経験なので、楽しい思い出にしてあげたいと思います。

 もちろん集団行動なので、最低限の守るべきルールがありますが、それさえ守れたなら口うるさく言う必要ないですよね。

 あまり事細かく指導することを生徒は望んでないし、自分が中学生の時のことを振り返ると、どんな関わり方が最高なのか見えてきますよね。

 余談ですが、スマホの持参可にしている中学校はどれくらいあるでしょうか。今まで勤務した学校では、当然のように禁止にしていて、隠れて持ってくる生徒への指導が非常に面倒でした。

 持参可にしての批判はたくさんあると思いますが、時代の流れとしてそろそろ禁止にはできないのかなとも思っています。

 生徒たちにトラブルが起こり、教師に緊急に連絡しなければならない時、昔であれば公衆電話から連絡するように指導していましたが、もはや公衆電話自体が減っています。

 トラブル時の連絡手段として、近い未来にスマホが必要になってきそうです(人に借りろって指導も変です)。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました