こんにちは、darakeです。
今回の記事は、授業技術についてです。
『授業がうまくいかない』
『いつもその場しのぎの授業になっている』
『わかりやすい授業ができない』
こういう悩みを抱えている人のために、記事を書きます。基本が大切なので、基本を押さえて、自分なりにアレンジしましょう。
指導言を意識する
教師の指導言とは、『発問』『指示』『説明』のことです。
この3つをきちんと区別して授業してますか?
簡単に言うと、
『発問』とは、生徒に考えさせるための質問です。
主となる発問や小さい発問を混ぜながら、生徒から『なぜ?』『どうして?』を引き出します。これがないと、とっても退屈な授業になります。
生徒が『知りたい』『わかるようになりたい』と思えるような発問を工夫すべきです。
『指示』とは、具体的にどんなことをすべきなのか伝えることです。
これは、次のように具体的に伝えることが大切です。
『教科書P40を見てください』
『黒板に書いたことをノートに整理しなさい』
そして、『指示』は1回に1つが基本です。
『ワークをだして、P40の(1)~(5)まで解きなさい』
よくやってしまいがちな『指示』ですよね。ダメではないですが、1回に3つの『指示』が入ってます。
『ワークを机の上にだす』『P40をひらく』『(1)から解く』
中学校に入学したばかりの生徒の中には、この『指示』についてこれない生徒もいます。
きちんと訓練しているならばいいですが、1回にたくさんの『指示』を出しすぎて、わかりにくくなっている場合もあります。
『説明』とは、物事の根拠や理由をわかりやすく伝えることです。
この『説明』をしすぎるのが、教師のダメなところです。『説明』をすべて教師がやると、生徒が自分で考えることを放棄します。
いわゆる、つまらない、退屈な授業となります。
ただし、何でも生徒に考えさせればいいわけでもありません。それなら教師いりませんよね。
この指導言を意識するだけで、メリハリのある授業になります!
ぜひ、自分の授業に取り入れて、自分なりのやり方を見つけてください。
50分をプランニング
50分間集中が持続する中学生は稀です。
なので、50分を集中が切れないように、プランニングしなければなりません。毎回、同じになるわけではないですが、基本として、『読む』『書く』『聞く』の3場面を取り入れる必要があります。
教科特性や単元によって時間配分は異なりますが、この3場面のバランスが悪いと、メリハリのない、受けていてツライ授業になってしまいます。
楽しい授業は、時間の経過が早く感じます。
ただ、勉強は楽しいことばかりではありません。あまり好きな内容ではない時もあります。そんな時でも、3場面のバランスがよい授業なら、時間の経過が早く感じます。
ただし、
『読む』⇒『書く』⇒『読む』⇒『書く』のように、
極力、1場面を細分化しない方がいいと考えます。なぜなら、『書く』には時間がかかり、個人差が生じます。その待ち時間が必要になってしまいます。
次の展開に進みたいのに、まだ『書く』ことが終わっていない生徒のために進めないことがあります。
そのため、『書く』作業と『読む』『聞く』作業が同時に進行してしまう現象が起こります。
これはおススメしません。特に学力が低位の生徒は絶対ダメです。『書く』ことに集中して、他が全く頭に入らないからです。
ということで、
1場面はできるだけまとめる方がいいでしょう!
そして、この3場面を土台に、『考える』場面を上乗せしていきましょう。あくまでも、上乗せです。
なぜなら、3場面ができない生徒は、『考える』ことを嫌がる傾向があります。
なので、50分をプランニングする時、3場面を基本として訓練していき、『考える』場面を意図的に上乗せしていきましょう。
生徒指導力がベース
生徒への指示や説明をする時、静かに聞かせることができますか?
これができないと、中学生を教えるのはツライです。中学生が、『話を聞こう』と思うパターンとして2つ考えられます。
1つは、
『この先生の話は聞かないとマズイ』
という雰囲気が生徒の中に出るパターンです。
どうすれば、そういう雰囲気を出せるかというのは、次の記事内に書いたので、ご覧ください。
もう1つは、
『この先生の話はわかる!聞くとメリットがある!』
と思わせるパターンです。
やはり、わかりやすい指示であったり、説得力のある話し方は大切です。
そして、生徒目線をもち、効率を重視しつつも、公平さも大切にする必要があります。
このことについては、詳しく次の記事内で書いています。
おわりに
やはり、授業と生徒指導には密接な関係があります。
生徒指導ができる教師は、授業崩壊を起こすことはほぼありません。若手教師は、まずは自分に与えられた教科担任という役割を、しっかり果たすことが重要です。
つまり、授業崩壊起こすな!ってことです。
1つの例えですが、
今はタブレットという便利な機器が使いやすくなり、多くの教師が授業内で使用しています。本記事で書いてあることができている上での導入であれば、肯定します。
そうでない教師が、小手先で使用しているならば、
まず意識することあるよ! タブレットじゃないよ!
と、厳しめに言わせてください。
とは言いながらも、ICT機器の導入も必要ではあります。
基本を疎かにする者に未来はありません。きっと凄い人の名言であるはずっ!
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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