生徒指導は正論だけではできない|生徒指導のコツ教えます。

生徒指導のコツ

 こんにちは、darakeです。

 『夏休みは、中学生らしい健全な生活を送りましょう!』

 中学生らしいって?? 健全って?

 これを本気で思って、言っている教師、

 それはないわっ!!

 今回は、中学校の生徒指導の基本的な話になります。

中学生の立場で考えて

 若手教師の最大の武器とは何でしょう?

 ズバリ、生徒と歳が近い!

 『え??』と思った人はその武器を生かせていない人ですよ。

 『若いせいで生徒にナメられるから困っている!』という話を聞きます。

 ちょっと違うな!!

 若いことが理由ではないんですね。うん。

 中学生と歳が近いというのは、中学生の感覚に一番近いということです。

 何を考え、何を嫌がり、どんな先生に興味があったのか。

 つい最近まで学生だった人は、よくわかるのではないでしょうか?

 これらの感覚は、歳が離れれば、離れるほど鈍くなります。中学生の立場で考えることができれば、どんな話し方をすれば聞いてくれて、どんな指導をすれば、そっぽを向くのかがわかるでしょう。

 これを生かさない手はないですよ!

 では、次のことを確認してみてください。

・偉そうに指導してませんか?
・ダラダラと長話をしてませんか?
・正論だけを話していませんか?
 自分に当てはまった若手教師は、早急に見直すべきです。中学生の立場で考えると、反発するに決まってます!
 
 では、どうやって指導すべきなのか?
 
 歳が近いといっても、教師なので、指導すべきことはやらないといけません。つまり、何かを指導しようとした時に、
 
 自分が中学生だったらどうだろう?
 
 この視点を忘れず、嫌かもしれない、腹立つかもしれない、でも、必要だから指導すべきである!という、自問自答が大切なのです。
 
 必要じゃないと判断したら、スルーすればいいんです!
 例えば、
 ある問題が起こり、朝の会で指導しないといけません。朝から、本当はやりたくないです。1日の始まりから、説教なんて聞きたくありませんよ。しかも、半分以上は関係ない生徒ばかりです。
 しかし、自問自答した結果、
 
 今、全体に話をしておくことは、啓蒙につながり、抑止力になるだろう!
 
 指導しないで、後から問題が大きくなるのは、絶対に避けたい!
 
 ということで、泣く泣く話をします。
 
 生徒指導は、自問自答を繰り返し、本当に必要な指導を効果的にすべきです。時には無駄が必要な時もありますが。
 
 この自答の判断力は、自分の武器となります。失敗してもいいので、たくさんトライして、財産にしてください。
 
 失敗したら、クレームが怖い?
 
 学年主任や管理職に助けてもらいましょう!全部一人で抱え込む必要ありません!
 
 指導する前に、自答の判断が正しいか相談すればいいだけです!
 

正論だけではつまらない

 『中学生は勉強が第一です。』

 『スカートは短くしてはいけません。』

 『友人宅に泊まってはいけません。』

 

 すべてその通りですね。何の間違いはありません。どこの中学校教師も指導している内容ですね。

 ただ、

 

 すべての中学生がこれらを守ると思ってないよね??当時の私は、勉強第一ではなかったし、外泊してましたよ。スカートは履いてなかったけど 笑

 けれども、不良というわけでもなかったと思います。たぶん…。

 何が言いたいかというと、

 正論は大切だけど、すべの生徒にその正論が当てはまるわけではないということ!

 それを理解している人が、正論で指導をするのと、わかっていない人がするのでは、効果が全然違うということです。本気で、全女子中学生に『スカートを短くさせない』と思って指導する教師ってどう?

 私なら嫌ですね。

 全く中学生のことがわかってないなって思います。正論でしか指導できない教師は、どこかで限界がきます!中学生は多感な時期なので、いろんなことに興味をもち、手を出します。

 ただ、心はまだ未熟なので、やっていいかどうかの判断が下手。だから、正論をぶつけるだけでは、納得しないし、反発します!

 だって、ダメだとわかってやっている生徒もいるから!

 生徒指導が上手な教師は、正論を指導しつつ、うまく泳がせます。『ダメだぞ!』って指導しながら、その生徒が、本気で道を外さないようなラインを見極めています。

 道を外しそうな問題になった時に、本気で厳しい指導をします。

 正論は大切です。

 でも、正論だけの教師はつまらない。機械を相手にしているわけではないので、正論では処理できなことがたくさんありますからね。

まとめ

 今回は、生徒指導の基本ver.1ということで、記事を書きました。

 若手教師には、生徒にとって魅力ある話を聞かざるを得ないような先生になってほしいです。

 そのためには、正論プラス、自分なりの指導方法を見つけることが大切です。中学生よりも少しだけ長く生きている人生の先輩として、関わってほしいなと思います。上から押さえつけるのではなく、共に寄り添い、柔軟な指導を目指してください。

 今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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