モラルジレンマ教材案を3つ共有します。

学習指導のこだわり

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事では、モラルジレンマ教材のアイディアを共有します。

 モラルジレンマを推す理由については、過去の記事を読んでくれると嬉しいです。

 ↑で提供したモラルジレンマ教材は、自ら実践した内容でしたが、本記事はまだ(案)状態なので、まずはアイディアを共有させてください。

 もし、ヒットする案があれば実践していただき、結果を教えてもらえると嬉しいです。

 なので、ワークシート等は後々ダウンロードできるように作成していきます!!

 (案)なので気軽に読んでほしいです。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. モラルジレンマ教材を推すのは
  2. モラルジレンマ教材案

モラルジレンマ教材を推すのは

 複数の道徳的価値感の間で悩み葛藤することは、生きていく上で必ず遭遇します。

 この繰り返しこそが道徳性を育み、賢い判断ができる大人への成長につながると信じています。

 モラルジレンマは、子どもたちだけに発生するものではなく、コロナ渦における大人たちにも発生していますよね。

 例えば・・・

darake
darake

友人と会食したい!でも自粛すべきかなぁ・・・。

 この問いに明確な「正解」なんて存在しません。でも、悩み葛藤してから答えを出すべきですよね。

 

 悩み葛藤して出す答えこそが、自分と自分の周りにいる他者が納得する「納得解」になり得ます。

 モラルジレンマ教材で学ぶことは、「納得解」を導き出す訓練になります。

 世の中に「正解のない問い」が多いからこそ、「納得解」を出し、それを信じて前に進んでいくしかありません。

 なので、正解を求めることに慣れて「納得解」を出せない人にとっては、確実に生きづらい世界が待っています。

 つまり、学生時代から様々なモラルジレンマ教材を利用して、「納得解」を出す訓練が必須だと思っているわけです。

darake
darake

子どものうちからモラルジレンマの経験値を上げてほしいのよ!

モラルジレンマ教材案

 ここからは、これから実践したいモラルジレンマ教材を挙げていきます。

 モラルジレンマ教材での学びは、とにかく悩み葛藤させることです。安易に結論を出させないような工夫が必要です。

 他者の意見や過去の事実を用いて、徹底的に揺さぶりをかけることが必要です。

 その際、当初の意見に固執することなく、柔軟に変更できることを伝えることも重要です。

道徳的価値の葛藤教材概要
遵法精神と友情いつも一緒にいる友人が違法ドラッグを進めてくる事例違法ドラックは悪だと頭では理解しているが、いつも一緒に行動している友人が進めてきたことで、友人関係に亀裂が入る可能性も考えてしまう。『ノリが悪い』という言葉を使われることで、遵法精神が揺らぐことは往々にしてよくある。

≪教材活用について≫

 この教材では、仲の良い友達が違法ドラッグを進めてくるという設定によって、友情と遵法精神という道徳的価値が葛藤の原因になります。

 多くの生徒が違法ドラックに手を出すことはダメなことだと知っています。にも関わらず、手を出している人がいる事実と向き合わせたい。

 生徒たちが悩み葛藤するポイントは、

 ①違法ドラックを進めてくる人を「友達」と捉えるのか否か。
 ②仲の良い友達と離れる勇気or諭す勇気が出せるかどうか。
 ③遵法しつつ、人間関係を円滑にする方法について。
道徳的価値の葛藤教材概要

向上心と友情

自分の夢か昔からの友達か

プロバドミントン選手を目指し、日々技術の向上に励む自分。幼い時からダブルスを組んでいる技術が劣る友達。自分をアピールするための手段の一つとして、試合に勝ちあがる必要がある。このまま友達とダブルスを組んでていいのか悩む自分。

≪教材活用について≫

 この教材では、昔から仲の良い友達とのダブルスでは、試合を勝ちあがるには限界が見えているという設定によって、向上心と友情という道徳的価値が葛藤の原因になります。

 自分を成長させたいという願いと、友達とダブルスを組み続けたいという願いは、両方ともにアリで、善と悪という葛藤ではありません。

 むしろ、どちらもアリという悩みの方が、様々な納得解が出ることでしょう。

 生徒たちが悩み葛藤するポイントは、

①自分の夢のために友達と離れる勇気が出せるか。
②友達とのペアを選ぶことで、夢の実現が遠のくのではないか。
③人間関係を円滑にしつつ、夢を実現させる方法について。
道徳的価値の葛藤教材概要
勤労と家族愛家族との時間か仕事か

平日は夜中まで働き、土日も出勤することがある父親。家族のために稼いでくれていることは理解しつつも、母親の苦労や家族のコミュニケーションが減っていることにも引っかかっている自分。

≪教材活用について≫

 この教材では、父親の働き方を肯定しつつも、家族のコミュニケーションが減っていることに違和感を感じているという設定によって、勤労と家族愛という道徳的価値が葛藤の原因になります。

 24時間のうち、生活費を稼ぐための時間と家族との時間のバランスをどのようにとるべきなのか。

 養われている立場から考える勤労、思春期で家族と離れがちな立場から考える家族愛という悩みと葛藤が予想される。

 生徒たちが悩み葛藤するポイントは、

①家族との時間を重視し過ぎることで、収入が減る可能性がある。
②仕事の時間を重視し過ぎることで、家族の関係に亀裂が入る可能性がある。
③家族関係を円滑にしつつ、収入を得る働き方について。

おわりに

 モラルジレンマ教材を探している人は、結構多い気がしています。

 ただ、意外とヒットする書籍や情報がないのも事実です。具体的な実践例がないんですね。

 なので、すぐに実践できて、出来るだけ実生活で体験するであろう教材を考えています。

 とはいえ、今回は(案)なので、早く実践してみたいと思います。結果、没になるアイディアばかりだったらごめんなさい。

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

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