新世代の教師はGTOを目指すべき!!

後輩に向けて

 こんにちは、darakeです。

 これからの時代、教師を目指す人はどんな教師になればいいのでしょうか。

 今回は、懐かしの漫画GTOの鬼塚英吉から学ぶ、新教師像をテーマにした記事です。

 現代教師の悩みは、生徒との関わり方(非行・問題行動、対教師への挑発・暴力)、いじめ問題、保護者との関わり方、同僚・上司との人間関係等、多岐にわたります。

 そんな中、各々自分なりのメンター(指導者・助言者)を見つける必要があると思っています。

 何かトラブルが起きたり悩んだりした時,メンターだったらどうするか,どう考えるのかという視点があれば、その先の道が開かれます。

 メンターは、身近な人物や同じ学校で見つける必要はありません。歴史上の人物・フィクションの中の人物でも可能です。

 ということで、今回は漫画GTOの鬼塚英吉をオススメしていきます。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. なぜGTOなのか
  2. 鬼塚から学ぶべき3つのこと

なぜGTOなのか

 GTOとは、Great Teacher Onizuka(グレート ティーチャー オニヅカ)の頭文字を取ったものがタイトルになっている漫画です。

 主人公の鬼塚英吉が教師を目指し、学園全体に巣食う数々の問題を型破りな方法で解決していく内容です。

 この鬼塚英吉は、かつて最強の不良の一人として君臨し、高校を中退してから大学も替え玉受験で乗り越える等、とにかくぶっ飛んだ人物です。

 そして、鬼塚を知る上で、まずは「湘南純愛組」からチェックする必要があります。
(注)「湘南純愛組」は鬼塚の高校時代を描いた漫画です。

 鬼塚がどういう学生時代を経て教師になっているかが重要だからです。

 とにかく、鬼塚は超がつくほどのヤンキーです。喧嘩が強く、バイク運転の技術も最強です。※バイクで300km出しちゃうし、暴走族を2人で壊滅させちゃう(フィクション)

 基本的に軽いノリで、友情・エロ・遊びを重視する男です。ただ、自分の信念をもって生きており、そこから外れるような考えや行動は絶対にしません。世の中のルールを破ったとしても、自分の信念は曲げません。

 この人物像からわかることは、従来の教師像には当てはまりも、かすりもしません。だからこそ、漫画として人気になったのでしょう。

 漫画の主人公なので、あくまでもフィクションです。

 とはいえ、学ぶべき部分はたくさんあると思います。

 従来の教師像通りの教師では、なかなか上手くいかない現代だからこそ、今こそ型破りの教師鬼塚英吉に見習うべきなのです。

 ここからは、「鬼塚から学ぶべき3つのこと」と称してまとめていきます。

鬼塚から学ぶべき3つのこと

 GTOという漫画は、現実ではあり得ない展開ばかりなのですが、教育界の課題の本質を突いている部分が結構あります。

 『所詮、漫画のキャラだから!』と切り捨てずに、この先も読んでみてください。

最強のヤンキーだからこそ学生の気持ちがわかる

 鬼塚は、学生の頃に勉強はしていません。数回勉強するシーンがありますが、何らかの目的達成のための手段としてのみ勉強しました(その時の目的はエロだったはず)。

 そして、学校のルールは守っているはずがなく、髪型は金と黒のツートンカラーリーゼントです。

 ケンカを売られると買うので、結果としてケンカ三昧の高校生活です(自分からケンカを売ることはない)。

 鬼塚は、若者たち誰もがもっている、オシャレしたい気持ちや目立ちたい気持ち、学生らしいという世間の固定観念に縛られたくない気持ちを代弁して、自分のスタイルを貫いていました。

 そんな彼だからこそ、校則を窮屈に思う学生の気持ちが理解できるわけです。そして、服装や頭髪に関する校則をそれほど重要だとも思っていません。

 現実世界の教師に置き換えるとどうでしょうか。

 学生時代に校則をしっかりと守ってきた人の中でも2種類に分かれます。

 校則を守ることは大切だと思っている人と、本意ではないけれども仕方なく守ってきた人です。

 前者が教師になった場合、校則を守りたくない生徒の気持ちと行動が理解できません。これは結構問題があって、生徒の気持ちに寄り添えないというのは、信頼関係を得る上では致命的です。

 後者の人と鬼塚のように校則を守っていなかった人が教師になった場合、校則を重視する教師たちとの戦いが待っています。

 積極的に戦えというわけではありませんが、私は生徒たちの気持ちに寄り添える教師をプッシュします。これからの時代、絶対に求められるでしょう。

 決して校則が必要ないという結論ではなく、校則を窮屈に思う学生の気持ちを理解できる人が教師を目指してほしいと思います。

 そして、生徒理解を十分にした上で、鬼塚のように強い信念をもって関わっていくべきなのです。

生徒と同じノリや価値観をもって遊べる

 漫画において、鬼塚はよく生徒たちと遊んでいます。

 ゲームであったりエロ系であったり、時には賭け事も・・・。

 とにかく生徒以上に楽しみ、率先して生徒を誘っています。

 『中身が子どもだから!』と否定するのは簡単ですが、生徒と遊ぶというのは、結構重要なことだと思ってます。

 もちろん、学校でゲームや賭け事をしようと言っているわけではなくて、

 生徒たちの関心事に関心をもっておくことが重要なのです。

 旧世代の教師たちは、生徒たちが興味のあることは幼稚であり、大人には関係ないと切り捨てるでしょう。

 はたして、そうでしょうか。

 生徒たちが何に興味をもって夢中になっているかに関心を寄せることは、生徒理解上とても大切なことです。

 会話のきっかけになるし、同じことに興味がもてれば、信頼関係を深めることにも繋がります。

 教師と生徒の関係を、「上下関係」と捉えてしまうのは旧世代の教師たち。

 新世代の教師たちは、生徒たちの身近にいる魅力あるメンター(助言者・指導者)となるべきです。

 鬼塚英吉はまさにそういう存在です。

自己中心的利他

 鬼塚は、利他主義(自分の利益よりも他者優先)で行動しているわけではありません。

 信念に従って動くので、それが利他的な行動に繋がっている場合もありますが、基本的には自己中心的です。

 生徒とゲームやるのも賭け事するのも、全て自分のための行動です。自分がやりたいからやっている。

 けれども、自分がやりたいことを優先して行動することが、結果的に生徒たちのためになっている場合があるのです。

 これを自己中心的利他といいます。
 ※YouTube講演家鴨頭嘉人さんの言葉です。

 新世代の教師たちは、この自己中心的利他という実践が必要です。

 「聖職」という呼び名は捨てましょう。

 「自分の人生よりも、全ては生徒のために」

 この利他主義で行動することを、多くの教師に求めてはいけません。見えない圧力で潰れていく教師が続出です。※やりたい人だけやればいい。

 大切なのは、「自分がやりたいからやる、結果として生徒のためになる」ではないでしょうか。

 鬼塚のように徹底的に自己中心的でいいんです。そして、彼の行動には裏がないので、生徒たちには鬼塚への不信感がありません。

 本心ではない聖職者を演じ、鬱になるのをやめましょう。

 新世代の教師たちは、自分がやりたいことを貫く勇気をもちましょう。それを追求することが生徒のためになるのです。

 つまんなかったらテメーで楽しくすりゃーいい・・・
 オレはそー思ってけどな by鬼塚

おわりに

 「湘南純愛組」と「GTO」は、昔から大好きな漫画です。GTOの連載が始まった時は、衝撃を覚えました。

darake
darake

あの鬼爆の鬼塚が教師だと???

 中高生だったdarakeの教師像を完全にぶち壊し、まさに偉大なる教師の姿を見せてくれました。

 そして時が流れ、まさか自分が教師になっているとは・・・。

 鬼塚のアホで破天荒な行動も最高ですが、常に生徒と本気で関わる姿勢は、いつまでもお手本にしなければいけないと思っています。

 まだ読んだことのない人は、ぜひ「湘南純愛組」から「GTO」へ!

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

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