中学校の職員会議の内容とは?スムーズな提案方法について

後輩に向けて

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、中学校の職員会議の内容とスムーズな提案方法についてまとめています。

 中学校の職員会議について知りたい人、会議の中で提案をしなければいけない若手教師に向けての記事となっています。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 中学校の職員会議の内容
  2. スムーズな提案方法

中学校の職員会議の内容

 中学校における職員会議とは、学校のありとあらゆる事柄を話し合う場であり、議決機関に値します。ただし校内人事以外。

 この場で話し合ったことが最終決定となるため、職員会議後に覆ることは基本なしです(例外もありますけど)。

 とはいえ、毎回大討論が行われる学校は稀で、前年度を踏襲しながら進んでいくことが多いです。

≪主な進め方≫
1議題提案・検討
2各種連絡
3学年の情報交流
4校長から

 どのぐらいの頻度で開催されているかは、darakeの学校を例に示します。大体どこの学校も同じです。

4月(4回5月(1回)6月(1回)7月(2回)
8月(1回)9月(1回)10月(1回)11月(1回)
12月(2回)1月(2回)2月(2回3月(2回

 やはり、年度初めと年度終わりに集中して開催していますし、議題も多いです。

 会議の形態は、全職員が一同に集まり開催しています。

 職員室で行う場合と別室で行う場合があります。

 一時期、職員室で行うと内職をする教師が発生することを嫌い、別室で行う学校が増えました。

 内職とは、会議とは関係のない業務をすることです。中には丸つけをしている教師もいました。ひどい人になると寝ている教師もいます(ベテランに多い傾向)。

 別室で行うとさすがに内職はできませんが、うたた寝をしている教師は少なからず存在します。

 職員室で行うメリットとしては、ペーパーレスでPC上で資料を閲覧できることでした。会議には大量の資料が配布されるので、紙媒体ではなくデータ化している学校が多いでしょう。

 darakeはデータ化推奨派です。紙媒体だと処分が面倒です。大量に配布される資料の約8割は会議後に見返しません。丁寧に保管している人もいますが、その多くが年度末にシュレッダーで処分していることでしょう。

 近年、タブレット端末を活用している教師が増えたことで、職員室で行うメリットは失いつつあります。

 けれども、タブレット端末で内職したり、業務以外のことをする教師が発生していることも事実です(これは個人のモラルの問題)。

 会議は、生徒が下校した後の放課後を利用して行われます。過去の職場の会議時間を平均化すると、大体1時間15分前後です(会議の内容にも左右しますが)。

 この時間は長いと捉えるべきでしょう。もっと効率化を図るべきなのです。効率化を図るためには、スムーズな提案が必須となります。

スムーズな提案方法

 スムーズな提案について考える前に、職員会議の効率化について学校として意識しているかが大切です。

 まず、会議資料が直前にそろっているかどうか。

 紙媒体で提示する学校であれば、各教師が提出した資料を1冊に帳合しなければいけません。その全会議資料は、会議の数時間前には完成しているべきです。

 なぜなら、事前に会議資料に目を通せる環境を整えておく必要があるからです。

 そのためには、議題をもつ教師が、使用する資料を期限内に提出することは必須ですね。

 次に、会議の前には全員資料に目を通しておくべきです。

 特に、若手や新しく着任した教師はその学校の流れがわからないので。そうすることで会議の見通しがもてて、効率化につながります。

 職員会議は、資料の説明に時間を割くのではなくて、より良い方向になるような話し合いに時間を費やすべきです。

 では本題です。スムーズな提案とはどうすればいいのでしょう。自分が若手の時に教えてもらった記憶がありません。

 あえて、ここでは文章化しておきます!

 決して難しくないことですが、ポイントを押さえておかないと、時間を無駄に費やす提案になってしまいます。

 まず、提案資料を全て読まないということを徹底しましょう。

 効率化が図られている学校ならば、事前に資料は配布されているわけです。つまり、教師ならば各々が目を通している前提で話を進めましょう。

 大枠だけ説明して、話し合いが必要な部分に時間をかけて説明しましょう。特に、係としての思いや意見がほしい部分を明確にして提案してください。

 これだけでかなりスムーズな提案となります。

 次に、校務分掌の長や提案議題に関係が深い教師に根回しをしておくことも大切です。

 あくまでも職員会議が話し合いの場ですが、事前に話を通しておくことも時には必要です。

 議題にもよりますが、一発提案をして会議を荒らすようなことは避けたいものです。つまり、癖が強い教師に噛みつかれない対策です。

 最後に、提案する時に何か一つでも新しい取組を追加できると上級者です。

 基本的に前年度踏襲で物事は進んでいくものですが、より良い方向性を目指すために、実態に応じて変更や追加を加えて提案してみてください。

 きっと一目置かれること間違いなし!

 ただ、改革ばかりをぶち込むと、危険人物と認定されるかもしれないので気をつけましょう。

 最後の最後に、当たり前ですが全体に聞こえる声で提案しましょう。

 ボソボソ提案しても誰も聞いてないし、苦痛な時間が流れるだけです。

 会議で提案することに慣れていない若手教師の方々は、ぜひ以上のことを実践してみてください。

おわりに

 今回は、中学校の職員会議について知りたい人、会議の中で提案をしなければいけない若手教師に向けて記事をまとめました。

 ・学校として、会議の効率化を図る
 ・学校として、会議資料は事前に目を通せる環境づくりを!
 ・提案資料は全て読まない!話し合いのポイントを明確にして提案!
 ・時には会議前に根回しをしておくべきこともある
 ・何か一つでも変更や追加を加えて提案してみよう!
 ・全体に聞こえる声で提案する(当たり前)

 提案はスムーズに、そして必要なことであれば変更や追加を大胆にできる若手教師と共に働きたいものです。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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