先生と保護者の飲み会はもはや不要!両者の間にアルコールは必要なし!

保護者との関わり方

 こんにちは,darakeです。

 今回の記事では,先生と保護者の飲み会(懇親会)についてまとめています。飲み会に参加したくない保護者,飲み会に参加したくない教師向けに書いています。darakeも参加したくない人です。

具体的な内容は次の3点です。

  1. 教師と保護者の飲み会とは
  2. 教師と保護者の距離感
  3. 飲み会以外でコミュニケーション

教師と保護者の飲み会とは

 まず、保護者と教師の飲み会は,年間どのくらいあるのでしょうか。

 学校によって様々ではありますが,田舎であればあるほど多い傾向にあります。そして,学校全体,学年,学級,部活動とコミュニティごとに開催されています。

 各コミュニティで年に1回ずつ開催した場合だけでも,計4回実施となります。さらに,歓送迎会だの,大会の打ち上げなどが開催されることで回数は増えていきます。

 それら多くの飲み会がほぼ強制参加となります。というのも、断れないわけではないけれど,断りづらい雰囲気なわけです。

 『先生は当然参加してくれますよね』という見えない圧力があります。

 一次会で終わることは珍しく,保護者の勢いによっては日をまたぐことも多々あります。

 昔の職場では,保護者との飲み会は参加するのは当然で,参加しない人を叩く悪しき風習がありました。最近になってようやくそれも和らいできたように感じていますが,職場によっては今だに強制参加を求められるようです。

 断りにくい環境にいる時は、2回に1回に参加を減らしつつ、その次は3回に1回と徐々に減らしていきましょう。さらに、一次会が終わったらバレないようにすぐ帰りましょう。

 結局、酔っぱらったら二次会に誰がいたとか曖昧になるので、無理に付き合わずにさっさと帰ることをおススメします!

教師と保護者の距離感

 教師と保護者の飲み会を肯定する人たちは、コミュニケーションが大切だと主張します。アルコールが入ることで、普段言えないような本音で語り合えると言います。

 はたして、そうでしょうか?

 飲み会というのは、お互いが望んで参加するべきです。その上でお酒を飲みながら、本音で語り合うことによって交流が深まることについては否定しません。

 しかし、保護者との飲み会の中で、本音で話せるほどリラックスしている教師がどれくらいいるでしょうか?かなり多くの確率で建前が入っていることでしょう。

 嘘をついているというわけではなく、保護者に対してぶっちゃけトークは立場上できないわけです。気を使いながら会話している時点で、楽しい会ではありません。

 何かを発する前に、必ずフィルターにかけて話しをしているわけです。

 だからこそ、多くの教師が仕事の延長と捉えているでしょう。行きたくないけれど、仕方なく参加している状態です。

 この状態を『寂しい』とか『悲しい』と感じる保護者がいるようですが、これは仕方ありません。教師と保護者の距離感の問題です。先輩・後輩でもなく、上司と部下でもなく、友人でもないわけです。

 この微妙な関係性の中で飲み会を開催しても、一部のとにかく騒ぎたい人だけが楽しみ、あとの人たちは義理や義務として参加するだけになるわけです。

 多くの飲み会の場合、保護者がホームで、教師がアウェイとなります。

 飲み会が大好きな人たちは、自分の子どものことを好き放題話し、時には教師に文句を言い、教師はただ愛想笑いをして聞いているだけという会に何度も参加してきました。

 さらに、若手教師が無理矢理飲まされたり、無理矢理カラオケを歌わされている光景を何度も見ています。

 ひどい時には、保護者が寄ってたかって若手教師を説教し始めたこともありました。

 全ての飲み会がそうだとは言いませんが、事実であることも確かです。このような飲み会に、自腹で参加したいと思いますか?ほぼ全ての飲み会の費用は自腹です。

 これらを踏まえて、参加拒否する教師を責めることはできません。

 では、全ての保護者が教師との飲み会を求めているかというと違います。保護者の中にも、飲み会に積極的に参加したい人とそうではない人がいます。

 参加したくない保護者たちの理由も、参加したくない教師が抱えている理由に似ているでしょう。

 聞きたくもない他人の子の自慢話を聞かされたり、アルコールによって悪口や陰口が加速することもあるでしょう。そんな場にいたくないのです。

 保護者の中でもコミュニティがあり、それを居心地が良いと感じる人は参加すればいいだろうし、そうではない人を強制的に参加させるのは間違いです。

 つまり、教師と保護者の飲み会を積極的に開催したい人というのは、ごく一部の保護者だけなのです。

 これは時代が変わったわけではなく、『NO!』と自己主張できる人が増えてきたことによるものです。

飲み会以外でコミュニケーション

 教師と保護者の飲み会が不要と言っているだけで、コミュニケーションが不要とは考えていません。

 教師と保護者の協力なしでは、子どもたちの教育はできません。子育てに悩みを抱えている保護者もいれば、学級経営に悩みを抱えている担任もいます。

 そんな時は、1対1で対話できる環境さえあれば十分です。飲み会である必要がありません。何も大勢でお酒を飲み交わす必要はないのです。むしろ大勢になればなるほど、真剣な話はできません。

 授業を参観しに来たついでに学校で話すこともできるし、どこか別の場所で話すこともアリでしょう。家庭訪問するのは、緊急の場合以外は掃除やら準備やらがあるので、あまりおススメしません。

 アルコールが入らないとできない話なんて、教師と保護者の間には存在しません。アルコールが入ることで、余計なトラブルに繋がることの方が多そうですね。

さぁ、前例を打破したら?

 今回は、先生と保護者の飲み会(懇親会)についてまとめました。

・教師と保護者の飲み会を減らすべき
・教師と保護者の距離感だと、win-winの飲み会にはならない
・飲み会以外でコミュニケーションすべき

 今だに、教師と保護者の飲み会を積極的に開催しようとする人が多いですが、開催してもいいけど、本当に望んでいる人だけでやるといいですね。

 多くの教師が望んでいないので、主催する人たちは、『本当に必要なのか』を再考してから開催するといいと思います。

 全員参加や強制はナンセンスです。そういうことをしないと集まらないのであれば、そもそも価値はなくなっているのでやめるべきです。

 飲み会でなくても、保護者と教師はコミュニケーションがとれます。

 時間は有限です。苦痛に耐えるだけの時間はもったいないです。『今までやっていたから!』を打破していきましょう!

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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