保護者との会合はニーズによってオン・オフラインを使い分けよう!

保護者との関わり方

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、保護者との会合を主催する時に配慮すべきことをまとめています。学年・学級懇談会、部活動の保護者会、PTA役員会など、各種会合時に適用できます。

 これからもオンラインでの会合を検討していくことになりますが、保護者のニーズを見誤ると、満足感を与えられずに終わることになります。

 各種会合を主催する立場の人は、ぜひ読んでみてください。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 2つのグループLINE会議の比較
  2. オンラインとオフライン

2つのグループLINE会議の比較

 現在、学校に保護者や地域の人を集めることを極力避けています。集めたとしても、必要最小限の人数に留めています。

 そのため、ZOOM等を利用したオンラインでの会議を推奨しています。それ以外にもLINEのグループ機能を活用する等、方法を模索中でもあります。

 従来の会議に代わる方法として、

・書面決議(資料を配布して質疑応答は個別連絡)
 報告だけならばこの方法で十分。
・グループLINE会議
 グループLINEを活用して、文字入力での会議
・ZOOM会議(他アプリも)
 映像と音声による双方向の会議

 今回は、グループLINE会議を2つ体験し、そこでの気づきを共有します。

教師同士のグループLINE会議

 先日、教師同士によるグループLINE会議をしました。

 30人以上の参加者のほとんどが男性で、あるスポーツに関わる会議です。

 コロナ感染防止の観点から、従来のオフライン会議の代わりに、初めてグループLINE会議を実施しました。

 事前に資料がPDFで配布されていて、参加者は予め目を通しておく必要があります。会議時間になると、参加者はLINEのグループに接続します。

 あとは、主催者が議事を進めていく中、質疑応答がある場合は文字入力で返信します。

 質疑を待つ時間は生じますが、淡々と議事が進んでいきます。

 この「淡々と」というのがポイントで、余計な雑談が一切入りません。雑談が入るとLINE画面が見づらくなり、その余地がありません。

 全体の会議時間は1時間未満で終了。従来の会議であれば、移動時間含めて2時間以上はかかっています。

 さらに、LINE画面さえ開いていれば、他の作業と並行することが可能となります。darakeはこの時、子どもと遊びながら参加してました。

 会議終了後、参加者の不満は一切なく、効率が良いので今後の方法の一つとして採用されました。

保護者とのグループLINE会議

 今度は、保護者(女性中心)とのグループLINE会議を実施した時の話です。

 学級の懇談会を、グループLINEを利用して実施しました。行事の変更や長期休業の削減等の議題がありました。

 会議の方法は前述通りなので、「淡々と」進んでいきました。議題自体は何事もなく承認され、会議時間も1時間未満で終わりました。

 従来の懇談会では、移動時間も含めて2時間弱はかかっています。効率の観点からいうと、何も問題はないはずでした。

 ただ、一部の保護者からはこんな声が上がりました。

母親①
母親①

やっぱり、集まって話をした方がいいわね!

 どうやら、母親たちの中には満足感を得て会議を終えてない人がいるようでした。

グループLINE会議のメリットとデメリット

≪メリット≫
①時間短縮
②場所を選ばない
③作業の並行が可
④淡々と議事が進む
≪デメリット≫
①雑談がしにくい
②淡々と議事が進む 熱が伝わらない
③文字送信のルールの浸透が必要
(承認なら返信不要とか、文字入力のタイムロス等)

 教師同士(男性中心)のグループLINE会議は、まさにメリットが生かされました。この方法への不満はなく、以降も開催しています。

 保護者(女性中心)とのグループLINE会議は、8:2の割合で一部不満が出ました。多くの保護者はメリットを感じていましたが、デメリットの①と②で引っかかる保護者もいました。

オンラインとオフライン

 さて、2つのグループLINE会議を比較してわかることは、参加者のニーズの問題です。

 どうやら、参加者が何を求めて会議に参加しているかがポイントになりそうです。

 教師(男性中心)は、会議の効率化を重視しています。場所を選ばずに、スマホされあれば参加できる環境は最高です。しかも、時間短縮になれば言うことなしです!

 一方、保護者(女性中心)は、会議の内容+保護者同士の交流も望んでいます。つまり、井戸端会議です。学校の前の駐車場でいつまでも雑談している保護者がいるでしょう?

 性で全てを判断するつもりはないですが、圧倒的に女性の方が雑談好きです!というか、雑談ではないのですね、女性にとっての近況報告や愚痴等は、なくてはならないものなのです。

 ここで、私たちはオンラインとオフラインの選択について考える必要があります。

 参加者のニーズは何か、これをしっかりと想像して、会議の方法を選ぶ必要があるのです。

 オンライン化が叫ばれる今日ですが、感染防止対策を徹底して、オフラインでの会議が可能な状況ならば、きちんと選択しなければなりません。

 安易に何でもオンラインは、危険です。

 保護者(女性中心)にとって、便利で効率的だからという理由でオンラインを選ぶのは、あまり好ましく思わない方もいるという事実があり、最善の方法ではないのかもしれません。

 オンライン上でのグループLINE会議では、井戸端会議が出来ないのです。家を出て、顔を合わせるからこそ出てくる話題もあるのです(この辺は女性は理解しやすいかな)。

 改めて、オンラインの便利さ、オフラインの重要性を学ぶことができました。参加者のニーズや会議の内容から、しっかりと会議の方法を選択することが大切ですね。

おわりに

 今回は、2つのグループLINE会議を比較することで、会合の方法の選び方についてまとめました。

 オンラインかオフラインか。

 キーワードは「参加者のニーズ」です。

 特に保護者(女性)を対象とした会合の場合は、ニーズを見誤らないようにすべきです。参加の目的に、内容+保護者同士の交流があることを把握しておきましょう。

 それによって、オンラインよりもオフラインの方が重視されることがあるのです。

 何でも効率を重視しがちな自分にとっては、目からうろこでした!

 今後もコロナ感染がいつ拡大するかわかりませんので、オンライン化の整備は怠らず、オン・オフの切り替えをニーズによってスイッチできるようにしておくことが重要ですね。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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