これからの家庭学習のやり方|家庭教育の一環として家庭学習を!

保護者との関わり方

 こんにちは、darakeです。

 この記事は、学校教育と家庭教育の役割を明確にさせた上で、これからどのように家庭で学習に取り組ませるべきかについてまとめています。教師と保護者の視点からの考えを紹介しています。

 特に、学校関係者と保護者には読んでもらいたい記事です。

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 学校教育と家庭教育の違いは何なのか
  2. 家庭学習の指導は保護者が責任者である
  3. 学校はやり過ぎずに保護者と連携すべき

学校教育と家庭教育の違いは?

 

 学校教育は、教師がすべての生徒のために、どの地域でも一定水準の教育を行うものです。これは、文部科学省から学習指導要領という形で示され、それに従って行われます。

 9教科を基本として、点数など数値化しやすく、成果が目に見えやすいのが学校教育です。主に知識や技術を教えることになります。

 そして、1人の教師が集団に対して教えることが多く、時間的にも経済的にもとても効果的な教育です。小学校入学から高校卒業までが学校教育といわれる範囲です。さらに、平日の朝から夕方まで、学校という枠組みの中で行われるものです。

 一方、

 家庭教育は、両親もしくは家族が子どもを育てる教育です。社会に出て自立するために、人間性や道徳性を育てます。

 個に応じた教育のため、何をどれだけやればいいのかは示しづらいという特徴があります。また、点数などで示すことが難しく、成果が目に見えにくのが家庭教育です。

 けれども、両親や兄弟、祖父母など、複数で1人の子どもを育てることが可能です。そして、生まれてから社会に出て自立できるようになるまでの長期に渡って関わり、長い目で子どもの個性を育てることができます。

 前述の通り個に応じて柔軟な教育ができるため、学校教育の苦手な部分を補うことが可能で、学校教育でつまづいた子どもの手を取り、抱き起してあげることができるのです(勉強だけのことではない)。

 ただ、両親や家族が、必ずしも育てるプロかというと難しい問題であり、学校で働く教師に頼りきってしまう現状も理解できます。

 でも、あえて言います。家庭学習を見るべき責任者は、両親や家族です!

家庭学習の指導責任は保護者!

 

 まず、誤解を解きたいことがあります。

 本来、家庭学習や宿題を強制することは、学校側の義務ではないということです。あまりにも、生徒が家で学習していなかったり、勘違いしている保護者から要望されるために仕方なく取り組んでいます。

 教師も、このことを理解しないで宿題を出したり、家庭学習を強制している人がいます。

 家庭学習は前述の通り、両親、家庭と共に取り組むもので、必要だと感じた人が自分のために行う学習です。そのため、これを指導する人は両親であり、責任をもつのが当然でしょう。

 学校から強制的にやらされたり、提出しなければいけないものではないということです。

 当たり前のことなのに、どこかで趣旨がズレてしまい、学校が家庭学習にまで関わるようになり、それに対して保護者が賛否を言うようになっています。

 そもそも、家庭で学習をしないことの責任は、本人と保護者にあります。

 子どもが家庭で学習しないことに対して悩み、学校に相談をするならば理解できますが、学校にその責任自体を押し付けることは勘違いでしかありません。

 各家庭の都合で、子どもの学習の面倒を見てあげられない場合は、それなりの対価を払い塾などに託しているわけです。

 中学生になると、思春期特有の両親への反抗などがあり、一緒に学習することを望まないかもしれません。だからと言って、学校に丸投げしていいわけではないと思います。

 学校側もこれらを理解しないで、家庭での学習まで面倒を見ようとして、自分たちの首を締めているわけです。やるなとは言いませんが、できる範囲で、家庭で学習できる課題を投げかけておくだけでいいのです。

学校と保護者の連携が必要

 

 ただ、子どもが家で学習しないことは、学校も保護者も共通の悩みであり課題です。

 望ましいのは、学校が宿題を出して、保護者がその出来具合を見てあげることです。学校側は、その提出を義務化する必要がないんです。義務化するから、分量が多いだの少ないだの賛否が出て、勘違いする保護者を生んでしまうわけです。

 あくまでも、家庭で学習するための課題を出すという認識でいいのです。そして、家庭で生じた疑問を学校で解決してあげるサイクルを作ればいいのです。

 だから、保護者は宿題の取り組み状況や出来具合を見ることをサボってはいけません。学校に、学習もスポーツや文化活動も任せきりにして、ミスがあれば苦情を言うなんてあり得ませんね。

 保護者がサボっているのに、生徒の学力を他力本願にして上げようなんて間違った考えです。『学校に行っているから大丈夫』『塾に通わせているから大丈夫』という考えから脱却すべきです。

 学校と保護者は、子どもを育てるために、対等に連携していかなければいけません。

さぁ、正しい家庭学習を進めよう

 今回は、学校教育と家庭教育の役割を明確にさせた上で、これからどのように家庭で学習に取り組ませるべきかをまとめました。教師と保護者の視点から書きました。

・学校教育と家庭教育の違いを明確にしておく
・家庭学習の指導は保護者が責任者である
・学校はやり過ぎずに保護者と連携すべき

 学校だけに子どもの学習を任せるのは、おなしなことですよね。スポーツ等の部活動には積極的に協力する保護者も、学習に関しては我関せずの人が多いのはなぜでしょう?

 おそらく、学習は学校や塾にお任せという認識が根強いのでしょう。この価値観を変える必要があるのだと思います。

 当然、学習が苦手な保護者もいます。darakeも、全ての教科を見てあげられるかというと自信がありません。しかし、大切なことは子どもと共に学習に向き合うことだと思います。

 子どもが自立するまでは、家庭での教育が必要です。子どもの学力を上げたいと願うならば、学校と保護者が協力して、正しい家庭学習を進めていきましょう。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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