2020年版、部活動を早く廃止して新制度で棲み分けしましょう!

部活動関連

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、中学校の部活動の未来について考えた記事です。ブラック部活動なんて言葉がなくなり、指導する側と教わる側の思惑が一致するような制度にしたいと心から思います。

 ハッキリ言って、スポーツ・文化活動はやりたい人だけやり、指導したい人だけ指導すればいいのです。そこに強制力は必要ありません。

 文部科学省の中教審では、いよいよ部活動の見直しや標準授業時数の削減が検討され始めました。

 そこで今回は、思い切って部活動を廃止して、地域クラブと放課後活動という棲み分けをすればいいよね、という極論でまとめていきます。

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 地域クラブに移行する利点
  2. 放課後活動に以降する利点
  3. 今後の課題

地域クラブに移行する利点

 部活動を廃止することにより、教わりたい人が専門的に教わることができる環境がなくなってはいけません。

 そして、指導したい人が専門的に指導できる環境も同様です。

 つまり、教わりたい人が専門的に教わることができる環境=指導したい人が専門的に指導できる環境、となります。

 技術の向上や勝利を求めて取り組みたい人にとって、専門的指導者は絶対に必要です。しかし、現状は専門的指導を全中学校教師に求める慣習が根強く残っています。

 まず、この全中学校教師に求めるという部分が設計ミスで、積極的に指導に関わりたい人だけが指導者として関わる制度に修正しなければいけません。

 そして、指導者=教師ではありません。熱意、専門的知識や技術指導の経験、指導ライセンスをもつ人なら誰でも可です。

 もし教師をやりながら指導に関わりたいのであれば、勤務後に個人の副業として関わるべきなのです。

 スポーツ・文化活動は、地域クラブが受け皿になり、学校部活動から移行することができたら、「ブラック部活」なんて言葉はなくなるでしょう。

 地域クラブにすることで、専門的に教わりたい人が素人指導者に教わらなければいけないミスマッチが減ります。

 そして、素人指導者が抱えていたストレスが解消されます。両者にとってwin-winなシステムだと思います。

 今は夢物語かもしれませんが、想像と創造が何よりも大切で、行動しないことには何も起こりません。

 地域クラブ化に関わり、darakeの行動をまとめた記事がコチラ↓です。

放課後活動に移行する利点

 部活動ではなく放課後活動にすることにより、『ちょっとやってみたい』『色々やってみたい』人たちの受け皿になることでしょう。

 時間をかけての技術向上や勝利は求めず、気軽なenjoy体験としての場の提供です。

 体験したことで興味をもち、地域クラブに参加する流れは大いに推奨すべきです。

 この放課後活動では、会場責任者(最低1人)さえいれば問題ありません。学校の施設を開放して、教師が会場責任者として関わります。

 専門的な技術指導をしたり、トレーニングメニューを考える必要はなくて、集まった生徒と教師が相談しながら、enjoy体験できる場を目指すのです。

 ただし活動は、教師の勤務時間内で終了します。休みの日は活動しません。

 勤務時間内なので、会場責任者としての業務の拒否はなしです。校内でうまく分担すれば負担にはならないでしょう。

 なので、17時以降は学校の施設で地域クラブが活動できるようにすると、練習場所の確保にもつながります。

 そして、勝ち上がる大会は必要なくて、交流大会・発表会で十分です。

 なぜなら、そういう目的の生徒が集まる場として住み分けをするからです。勝ち上がりたい大会に出たいのであれば、地域クラブに参加すればいいのです。

 放課後活動にすることで、生徒の選択の幅が広がるし、教師の無駄な負担(本来の業務ではなく、やりたくもない種目の指導に時間を使うこと)もなくなるでしょう。

 教師の業務と部活動に関する記事がコチラ↓です。

今後の課題

・地域クラブと放課後活動という棲み分けが理解されるか。

・大会の整理ができるか(中体連の廃止等)。
 学校名でしか参加できない大会があるのが問題なので、早急な見直しが必要。
 参加出場枠を自由にすべき。

・地域クラブ運営の財源をどう確保するか。
 受益者負担+クラウドファンディング等の利用も視野に入れることも。

・地域クラブで専門的な指導をする人に対して、正当な報酬を確保できるか。

・地域クラブでの指導を公務員の副業として認められるか。

・専門的指導者を確保できるか。

・スポーツ・文化活動=部活動という概念で育った世間の考えを変えられるか。

・専門的に何かを習うには、ある程度費用がかかることを世間に理解させることができるか。

・文科省がどれだけのスピードで動いてくれるか。
 2020年現在、中教審でたたき台が出ている!その資料が掲載されている文科省HPはコチラ↓

おわりに

 部活動を廃止するというのは極論です。ただひと昔前に比べると、将来あり得るかもなと思えるようにまでなっています。

 従来の制度を変える時は、『無理だ』『何をバカなことを』と最初から否定・批判してくる人たちばかりです。

 けれども、制度が変わってから準備しているようでは遅いので、これからの若手教師が幸せに働けるような案を発信していきます。

 今の部活動制度は絶対的に時代遅れです。だから放置していると、どんどん時代に合わなくなり、関わる人の中から不幸になる人がたくさん出てきます。

 制度を変える努力・関心をもつ・自分を変える努力は、常に必要です。

・2020年、中教審で部活動の見直しは議論され始めている!
・部活動を廃止して、地域クラブと放課後活動に棲み分けしよう!
・教わりたい人・指導したい人がwin-winなシステムを目指そう!
・何度も言う、教師に部活動の指導義務はない!
・課題は山積み、でも行動・改革あるのみ!

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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