こんにちは、darakeです。
今回の記事は、休日の部活動を地域委託する案件の進み具合についてです(darake感覚)。
部活指導に困っている人、部活指導を断固拒否する人には興味をもってもらえる内容だと思います。
以前の記事を読んだことがない人は、まずはコチラ↓を一読ください。
本当に令和5年度から地域委託できるのでしょうか?
以前からの課題が解決されているのか確認していきます。
全然課題が解決されていない
darakeは、以前から地域委託には課題が5つあると思っています。
その5つの課題とは、
②指導者が集まるのか
③教師と部活指導を切れるのか
④平日の指導との矛盾はどうするのか
⑤中体連・中文連主催大会を整理できるのか
以前の記事は、2020年の9月に更新していますので、本記事の更新時点では1年以上が経過しています。
令和5年度から休日の部活指導を教師と切り離すのならば、準備期間はあと約1年しかありません。
おい!何にも具体策が挙がってないじゃん!
現段階で、全く具体策が現場に伝わってないのです!
北海道だからですか?首都圏は具体的に進んでいるのでしょうか?
そうは思えないんですよね。
今のままでは、結局蓋をあけたら現場に丸投げが予想できます。
わかっているのは、平日の部活指導は今まで通り教師が行うこと。休日の指導については、地域の人材に任せるか、兼職・兼業という形で教師が関わるというもの。
ただ、上記課題5つが解決されないと進まないですよね?
・地域の人材を誰が探すの?
・地域主体ってどこを指しているの?
・兼職・兼業の報酬はどこから出るの?(特殊勤務手当としては出ない)
・平日は教師が指導、休日は地域人材が指導で上手くいくか?
以下は、地域部活動の費用負担に関して文科省が出している文書の一部です。
地域部活動の費用負担については、生徒の活動機会の保障の観点や受益者負担の観点から、保護者が負担することや地方自治体が減免措置等を講ずることが適切であると考えられるが、これまで両者による負担等が行われていない実態や休日に教師が部活動に従事する場合における現行の特殊勤務手当を考慮しつつ、国による支援方策についても検討する。
いや、何にも具体策がないやん!何年検討してのよ!
自校において、管理職から部活動地域委託の話があると集められた時は期待感がありました。しかし、出てきた文書は上記の文書・・・。1年以上前の通達から変化ないの?
怒りを通り越して、唖然でした。大丈夫なのかよ。
ハッキリ言って、令和5年度からの地域移行は厳しいでしょう。
そう言い切れる理由は、財源と人材です!!
今までは教師という人材に頼りっぱなしで、ちっぽけな報酬で誤魔化していたに過ぎません。しかも、地域委託にあたり、そのちっぽけな報酬すら継続されるか怪しい始末。
指導者の指導手当はいったいどこから?指導手当をケチるなんてナンセンスよ!
部活動の指導を教師任せにしないというのは良い考えなんです。教師の本来の業務でない以上、指導を望まない教師に押し付けている現状は間違っています。
だからこそ、しっかりと改革の道筋を示してもらいたいのです。
地域委託したものの、実際は指導者が見つからずに困るのは生徒たちです。その生徒たちを見た時、簡単に指導を辞めるという選択を教師たちは出来るのでしょうか?
合理的な判断が出来ず、情で行動する教師を利用することだけは、絶対にやめていただきたいものです。
darakeは、この部活動改革には期待しています。
だから、もっと具体策を提示してくださいよ!文科省さん!
今回はここまで!
みなさんが豊かな人生を送れますように!
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