こんにちは、darakeです。
ここ最近,中学校教師の働き方の現状がメディアに取り上げられ,今まで現状を知らなかった人たちの理解が少しずつ深まっています。
にも関わらず、現場に大きな変化はありません!!
この記事では,働き方改革と騒がれている中で現場はどうなっているのかという情報提供と,部活動に熱心になりたくない教師に向けての対策を紹介します。
あくまでも部活指導は勘弁,辛いという教師向けですから。※部活指導を熱心にしている教師を,否定するわけではありません!
北海道のある学校の部活動規定
北海道では,働き方改革アクションプランというものが教育委員会から出されています。部活動に関わる内容としては次の通りです。ぶっちゃけ『これで改革?』って内容です。
action2 部活動指導にかかわる負担の軽減
◯ 部活動休養日等の完全実施
・ 休養日は、毎週1日以上、土日・祝日は月1日以上実施するほか、学校閉庁日に実施
・ 活動時間は、平日2~3時間程度、土日・祝日、長期休業期間中は半日程度
◯ 部活動指導員の配置等 など引用元:働き方改革アクションプランより
これを受けた勤務校では,次のように策定されました。ざっくりとまとめます。
②平日は必ず1日以上の休みを設定する
③土日は1日以上の休みを設定する
④平日の活動時間は2時間程度とする
⑤休日の活動時間は3時間程度とする
⑥1年目は,各部は年間休養日計画を立て,提示する
え?3年間もかけて平日1日の休養日の実現のみ?
3年後も平日4日は活動しても可ってこと?
そうなの。根本解決のないゆったり改革?なんだ。
しかも,1年目は計画立てて提示だけ?
正直言って,現場にいる身としてはガッカリな内容です。
期待もあまりしていませんでしたが,それでも北海道のプランからしてガッカリです。
平日の1日以上の休みなんて今までも取ってます。むしろ1日も休み取っていない部活なんて特殊な顧問がいる部であり,スタンダードではありません。
3年間かけて実現しようとしていることが,平日1日以上の休みなんてハードル低すぎるなと感じます。本気さを感じないですね。
現場の教師は,平日の放課後4日間も部活指導してたら本来の業務を行う時間がないんです。だから残業代も出ないのに,仕方なく残って本来の業務をこなしているんです。これについては次の記事に詳しく書いてます。
あと北海道のプランで気になる項目は,長期休業期間の活動時間は半日以内・・・。
嘘でしょ!?半日も活動することを容認するんですか?教育委員会はこの内容を,誰のことを考えて出しているのか疑問です。働き方改革なんて言葉だけなのかと感じてしまいます。
そして、勤務校の規定も形だけです。特に活動時間については全く守られていません。1番の問題は、『体裁だけ整えておけばいいよね』という感覚の顧問が数多くいるということです。
自分が変わる方が早い
ハッキリ言います。部活指導は上手にサボってしまおう!
これだけ世間で騒がれるようにもなり、多くの教師が声を上げているのに、部活動の現状が変わっていません。ということは、制度が変わることを待っているだけでは、今の辛さや時間の足りなさは解消できません。
部活指導を熱心にやりたくない教師、部活指導に時間を奪われ他の業務ができない教師は、上手にサボって時間を作りましょう。
『教師がサボっていいのか』『公務員なのに』『高い給料もらっているのに』『生徒のために』
様々な批判が飛び交うと思いますが、全部無視です!自分の働き方は自分で決めるべきです。
全てのことに全力・真面目にやろうとして疲弊しているよりも、自分が本当にやりたいことに情熱と時間を注ぐべきだと思います。
部活指導を熱心にしている教師は、堂々と自分のやりたいことに情熱と時間を注いでいます。なぜ、逆の人だけ批判されなければならないのか疑問です。部活指導は本来の業務じゃないのに。
現役教師のdarakeは、上手にサボってます。
部活指導について、平日は2・3日休んでますし、活動時間も必ず2時間以内です。そして土日は必ず1日休んでます。つい最近のGW10連休も6日間は休みました。
若いから言えない、主顧問が厳しい、周りの目が気になる等、なかなかサボることは難しいかもしれませんが、辛いなら実行しましょう。自分の働き方は自分で決めるべきです(2回目)。
まとめ
今回の内容をまとめると、
・北海道のアクションプランも全然アクションしていない!
・部活指導に関わる負担軽減は、たった1日程度の休みでは無意味!
・制度改革を待っていても、ここ5年では大きな変化は期待できない!
・上手に部活指導をサボってしまおう!
・制度が変わらないなら自分の働き方を変えてしまおう!
教師をやめようとしている人の理由が、部活指導がツライという理由ならばとても勿体ない気がします。生徒の成長に関わり、授業をすることにやりがいを感じている教師は絶対に必要です!
部活指導をやりたくないと考えている教師は、ぜひ上手にサボってみてください。
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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