臨時休校から見える部活動の目指すべき未来の姿

部活動関連

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、学校の本来あるべき姿と部活動の未来がハッキリしてきたので見解をまとめていきます。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 定時退勤できるようにするのが本来の職場
  2. スポーツ・文化活動を指導したい人は副業で!

定時退勤できるようにするのが本来の職場

 今回のコロナウイルスショックは、学校現場の常識を簡単に覆しました。

 放課後と休日の部活動が実施できないことで、勤務時間外での指導と休日指導が必要なくなりました。

 これを、『指導出来なくなった』と表現するか『指導しなくてよくなった』と表現するかは、部活動に対するスタンスの違いですね。

 darakeは後者の立場なので、臨時休校期間中に定時退勤できる環境は天国です(コロナウイルス感染は早く収まってほしい)。

 ただ、今までの学校常識が不思議なだけで、この現状が通常の働き方なんですよね。だって勤務時間が終わってから部活指導が本格的に始まるってね・・・。詳しい話はコチラ↓

 臨時休校が続く現在(2020年3月)、9割の中学校教師が定時退勤しているはずです。これは、生徒が登校していないことで多くの業務を勤務時間内に終わらせることができるからです。

 けれども、生徒が登校しないという事態は非日常なわけで、生徒が登校するようになると当然本来の業務分量に戻ります。

 しかし、この非日常が大切なことに気付かせてくれました。

 それは定時退勤できる有難さですよ。

 家族とゆっくり過ごせる時間があり、夕食を家族で食べる時間があり、自分の趣味(ブログ更新や運動)に費やす時間も確保することができます。

 多くの教師とその家族たちが、『中学校教師にはない』と勝手に諦めていた時間が確保されているわけです。

 

darake
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当たり前のことが当たり前に確保されていなかった職場ってどうなの?

 部活動が実施できないことで不満を言っているのは、部活指導に命をかけている教師ばかりです。それ以外の教師たちは、定時退勤できることに喜びは感じていても不満はないでしょう。

 不満があるというならば、よっぽど家庭に帰りたくないか、一人になるのが嫌な人でしょうね。

 新年度、生徒が登校して日常に戻った時、定時退勤できる教師ばかりではなくなるでしょう。けれども、部活指導さえなければ、残業1時間程度で若手教師だって帰宅できるでしょう。

 超勤4項目以外の業務は全て自発的行為ですから、残業はできるだけ少なくするに越したことはありません。どんなに残業しても給与は高くなりませんよ!

 本来、定時退勤できるようにするのが正常な職場であり、部活指導という概念はそもそもがシステムエラーなんですね!

スポーツ・文化活動を指導したい人は副業で!

 では、スポーツの指導や音楽や芸術などの文化活動を指導することは悪なのでしょうか?

 否!

 これは完全に否定です!

 学校が主となる部活動というシステムに否定的なだけで、スポーツは素晴らしいし、音楽や芸術などのエンタメは最高です。

 ということで、スポーツの指導に熱心な「人」は尊敬します。それが「教師」である必要が今後ないということです。

 熱心にスポーツ指導がしたいのならば、本業の教師の業務が終わった後に、副業として行えばいいでしょう。

 教師の業務が示されている教育課程に部活動は記されていません。あくまでも部活動は生徒の自主的・自発的参加により行われるものという位置づけです。

 『部活動がなくなると生徒の活動の場が失われる』という意見は、教師の善意と誤った常識の上に成り立っているだけの思い込みです。

 部活動の地域クラブ化を直ちに進めるべきです!

 実際に地域クラブとして活動できているところが増えてきています。出来ないなんてだたの言い訳で、やろうとしていないだけなのよ。

 地域クラブにするための課題は、指導者の確保と金です。さらに言うと、正当な報酬さえ用意できれば指導者は増えるでしょう。

 あと、『報酬なくても指導がしたい』っていう熱のある人も一定数存在します。現在の部活大好き教師はほとんどこのパターンです。

 これらを一気に解決するためには、地域でクラウドファンディングを立ち上げて活動資金を集めるのがいいと思います。

 活動資金が集まらないと活動は停止です。集まった活動資金の中で運営していきます。

 つまり、子どもを通わせる保護者や家族、その地域を応援する人(特にこれからの時代は高齢者を押さえる)たちが支援できる仕組みを作るといいと思います。

 スポーツや文化活動に資金は絶対に必要で、それを習わせる保護者が無料を求めるのは勘違い甚だしいですね。

 万が一資金が集まらないのであれば、その地域クラブは応援されていない・必要とされていないクラブだということで諦めましょう。

 存続させたいのであれば、関係者一丸となって支援されるためにプロモーションするでしょう。

 リターンに「指導できる権利」なんて入れると、金払ってでも指導したい特殊な人も集められますね(きっといます!)。

 クラウドファンディングの案はまだ雑な思いつきですが、やってみる価値はありそうです。失敗したら失敗したでおもしろそうです。しかも教育関係者が実行している前例は少なそう。

おわりに

 今回は、学校の本来あるべき姿と部活動の未来がハッキリしてきたので見解をまとめました。

 臨時休校中、定時退勤している中学校教師には心の余裕が生まれているし、その家族は本来あるべき家族と共有する時間を手にしています。

 コロナウイルスの感染拡大を防ぐための措置である臨時休校によって、教育界が改めて向き合うべき本質「学校教育と部活動の分離」の重要性が見えてきました。

 惰性や過去の常識はそろそろやめにして、真の中学校教師の働き方改革を進めるべきですね。

 部活動(スポーツ・文化活動)は地域と共にあるべきです。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように! 

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