子育ての後悔!正解主義の子育ては子どもがかわいそうだ!

中学校教師の生き方

 こんにちは、darakeです。

 今回は番外編記事として、子育ての後悔についてまとめています。とってもダサい内容になってます。

 自分への戒め記事として書き残しておきます。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 正解主義とは
  2. 正解主義の子育てはダメ!

正解主義とは

 正解主義から修正主義へ、この考えを強く主張しているのは教育改革実践家の藤原和博さんです。

 藤原さんのこの考えを知るには、この本がめちゃくちゃわかりやすいです。

 以下はざっくりと正解主義から修正主義についてまとめています。詳しくは藤原さんの本がおススメです。

 そもそも、日本が成長社会から成熟社会へと突入し、みんな一緒の時代から個の時代になっています。明確な「先進工業国へ」という目標のもとで、日本人が必死に長時間働いていた成長社会は過去のものです。

 学校で「ちゃんと」「早く」「いい子に」を学び、工場では「もっとたくさん」「もっと安く」「もっと均質に」を追求したことで、技術力を高めて欧米に肩を並べることができました。

 そこでは、「読み書きソロバン」といった早く正確に答えを出せる「情報処理力」が高い人物が優秀とされていました。

 その時代は、預貯金は正しいものだったし、公務員は正しい職業選択だったし、1台のTVを家族全員で見ることは当たり前でした。

 しかし時代は流れ、みんな一緒の目標(先進工業国へ)はなくなり、それとともに「これだけやっていれば大丈夫」という正解が失われました。

 みんなが同じことをやっているから大丈夫という時代は消え去りました。つまり、正解主義は時代遅れの考え方なのです。

 そして現在は成熟社会です。社会が多様化して、正解が次から次へ変化します。ゲームがスポーツになることを予想できた人はどれくらいいたでしょう?youtuberという職業を予想できた人がいたでしょうか?

 正解が変化するので、1つの答えを早く正確に出す「情報処理力」では対応できなくなっているわけです。そこで藤原さんが提唱するのが、「情報編集力」です。

 これは仮説を立てて検証しながら、試行錯誤の中で「納得解」(自分と他者が納得できる解答)を導き出す力です。

 自分の知識・技術・経験(失敗含む)に加えて、他者のそれらをつなぎ合わせることで自分なりの正解を出せる力をもっている人物が必要とされています。

 「情報編集力」が高い人は、失敗すらも軌道修正しながら進むことができます。これを修正主義と呼びます。

 社会は「情報編集力」の高い人材を求め、修正主義で突き進むことができる人材が時代の寵児と呼ばれているわけです。

 私たちは、正解主義では対応できない時代に生きているのです。

正解主義の子育てはダメ!

 正解主義が時代遅れと書きました。

 「情報処理力」から「情報編集力」が求められていることに納得していますし推奨もしています。

 それなのに、正解主義から抜け出せていない自分がいます。正解主義の呪縛から解き放たれていない父親がいます。

 『この場合はこう』『これが当たり前』『こうしなければダメだ』

 こんな正解主義の教育を、無意識に自分の子どもにしている時があります。正解に反している時にはイライラして叱っている時があります。

 中学校教師darakeとは異なり、厳格な父になろうとしている自分がいます。それがもの凄く嫌で仕方ありません。

 誰もが知っている正論をそのままぶつけてくる奴が嫌いだと言いながら、自分が同じようなことを息子たちにぶつけている時があります。

 darakeの知っている「正解」、今までの経験で得た「正解」を、そのまま息子たちに教えようとして、我に返る時があります。そして後悔しています。

 息子たちに「いい子」を求めていないのに、「いい子」にする教育をしてしまっていることが多々あって後悔の毎日です。

 今は息子たちが小さいことでそのダメージは最小限ですが、これから成長して思春期になった時、絶対に今のままの父親darakeに嫌悪感を抱くでしょう。

 失われた「正解」を押し付けても何の意味もなく、自分なりの「納得解」を導き出せる人に育ってほしいのに、親がその教育をできていない現状です。

 息子たちには、自分なりの幸福論を探しながら生きてほしいと常に願っています。そのためには、家庭教育の主たる親が正解主義から抜け出さないとダメなのです。

 この記事は備忘録として、自分への戒めとして記事を残そうと思ってまとめました。とっても恥ずかしくてダサいですが、あえてアップします。

 教師としてではなく、父親として変わります。ダメな父親から卒業や!

 今回はここまで!女々しくてごめんさい。

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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