教師の仕事量と給与の実態を大公開!|何を支えに働けばいいのか!?

中学校教師の生き方

 こんにちは、darakeです。

 この記事では、中学校教師の仕事量と給与についてまとめています。

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 教師の仕事量
  2. 教師の労働時間
  3. 教師の給与

仕事量を考えてみよう

 中学校教師の主な仕事について整理してみましょう。

 ①教科の授業と準備
 ②①以外の授業と準備
 ③学級経営
 ④校務分掌
 ⑤部活動
 ⑥雑務

 改めて整理すると、やる事多いなという感じです。そして、かなり負担に個人差が出ます。デキる人とそうではない人との仕事量の差は、明らかです。でも、給与はあんまり変わらないんだよなぁ…。

 具体的に説明していきますね。

教科の授業と準備

 ①は、自分が担当する教科の授業と準備です。
9教科(国語、数学、社会、理科、英語、音楽、保体、技家、美術)のことです。中学校教師の主な仕事で、1番負担が大きい仕事です。授業をするためには、十分な準備が必要で、時間もたくさんかかります。そして、授業が上手か下手かで、その教師の評価が判断されます!

 テストで、点数を取らせることができるかも重要となります。さらに、テストの作成・採点という仕事もあります。5教科(国、数、社、理、英)担当の教師には、やはり重い負担です。

①以外の授業と準備

 ②とは、学級活動(学活)、道徳、総合的な学習の時間(総合)の授業と準備です。学級担任が行うことが多いです。副担よりも負担がかかっています。週の時数は9教科よりは少ないものの、意外と準備に時間がかかり大変です。

学級経営

 担任が、自分が受け持つ学級を経営していきます。副担もいますが、担任負担が圧倒的に大きいです。1日の生活がスムーズに流れるような経営、モメ事の予防と対処、教室の清掃と管理、学級の生徒への指導、保護者対応・・・。

 細かい仕事まで挙げると、キリがない程あります。

校務分掌

 各校、呼び名の違いはあれど、教務、生徒指導、保体、研修などに分類され、基本、一人一役が割り振られます。

 この仕事は、学年、学級の枠を取り払い、学校全体がスムーズに動くために必要です。実際、デキる教師には重要な仕事が割り振られます。その分、負担は重くなります。

部活動

 主顧問、副顧問という区別があり、何も文句を言わないかぎり、当たり前のように割り振られます。やるべき仕事かどうかは、この記事を読んでみてください。

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雑務

 PTA行事への参加や、実習生を担当する等の育成としての仕事等があります。これも、細かい仕事を挙げていくとキリがありません。

労働時間

 日々、どのくらい働いているかというと、朝、7時30分前後には出勤しています。そして、19時前後に退勤しています。つまり、12時間前後の労働時間となります。

 4時間以上は、タダ働きしている状態ですね(残業扱いにはならない)。

 これを、月~金の5日間続けています。日本人は労働時間が長いことで有名なので、どこの職場も似たようなもんでしょう。これで、土日が完全オフであるならば、文句は言いようがないかなと思います!!

 やはり、ここで部活指導の問題が生じますね。多少の手当は出るとはいえ、義務ではない仕事を土日にやるのは、私は負担に感じてしまいます。

 自分の好きなスポーツを担当している私でも、そう感じます。独身の頃は、そこまで感じなかったんですが、最近は、特に考えてしまいます。歳のせいなのでしょうか。

 完全オフ日を欲している自分がいます!

教師の給与と+α

 仕事量と労働時間に対して、実際、どのくらいの給与をもらっているか。

 30代半ば教師を例にしてみます。

月給400,000円前後(額面)
300,000円前後(手取り)
ボーナス1,200,000円前後(夏冬合わせて)

 この額をどう考えるかは、あなた次第!笑

 普通に生活していく分には、不自由はない額です。ただ、残業代という概念がほぼ発生しない世界のため、もう少し高いとモチベーションが上がるかなとも感じます。

 給与以外の+αとしては、夏冬の長期休み、春の短期休みが存在します。あくまでも生徒が休みなだけで、教師は出勤していますよ!!

 たまに誤解して、『長期休みがあっていいよね!(皮肉まじり)』と言ってくる人がいますが、年休取って休んでいるのですよ!

 普段、なかなか年休を取れないのが実態です。なので、生徒がいない長期休みこそ、年休消化できるチャンスなのです。これを見て、生徒の休み=教師も休み、と誤解してる人がいるのです。とはいえ、長期休み中は普段とは違い、ゆっくりした時間が職員室には流れています。

 その他の+αとして、昼ごはんの心配がいらない。給食が食べられることです。1食300円前後で、栄養バランスがしっかりしている食事を食べることができるのは役得です。

まとめ 

 今回は、中学校教師の仕事量と給与についてまとめました。

教師の仕事量は多種多様
・教師の労働時間は長い
・教師の給与は高いが、時給にすると安い

 さて、ここまで記事を読んでくれた人は、どのように感じたでしょうか?

 仕事量と労働時間に対して、給与+αは十分なものでしょうか?

 職員室の人間関係、生徒の質、保護者の質などによって大きく変化してくると思います。生徒が荒れていて、毎日保護者からクレームの電話が鳴り、職員室の人間関係もギクシャクしている職場であれば、満足できないでしょう。

 そして、労働時間と給与を考えると、圧倒的に時給が安くなります。つまり働きすぎということです。

 生き生きと働いているのであれば、時間が長くても問題はありません。ただ、そうではない場合は苦痛ですね。

 これから教師を目指そうと考えている人は、参考にしてください。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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