休校中の小学生には自分で1日を計画させてみよう!

中学校教師の生き方

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、家庭で実践できる小学生への教育についてまとめています。

 長い休校期間中、保護者の方々は学習の面倒を見ることができないという悩みを抱えているでしょう。そこで今回は、darakeが小学生の息子に対してどのような教育をしているのか紹介します。

 darakeの息子は小学1年生ですが、小学生ならばどの学年でも通用する方法です。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 自分で1日を計画させる
  2. 保護者の関わり方

自分で1日を計画させる

 まず、朝起きてから寝るまでの1日を自分で計画させましょう。

 登校している時は、時間割という形で嫌でもやることが決まっていて、それに沿って行動していきます。だから自ら計画しなくても学習できるようになっています。

 現在休校になっているせいで、完全フリーな状態です。なので、学校の時間割に代わる家庭の時間割を作ってみましょう。

 とは言っても時間で厳しく管理する必要もなく、ある程度の時間を区切ってやるべきことがわかるようにしてあげるといいでしょう。

 その時のポイントは、子ども自ら作成することです。保護者が寄り添いながら一緒に作りましょう。低学年ならば必ず一緒に作りましょう。やらせっ放しはダメです。

≪ポイント1≫
・まず、子どもがやりたいこと・興味があることを全部書かせる
・保護者がやらせたいことも提案する
・学校の宿題等を書かせる
≪ポイント2≫
・ポイント1で書いたことを時間とセットで計画させる
・この時必ず40分から50分で計画させる
・計画を変更する時は交換として、「やめる」はなし
 例:国語ドリルの時間とゲームの時間を交換

 

上記のような簡易的な計画で十分です。

 大切なことは、子どもたちに達成感を味合わせることです。自ら計画したことを実行させるのです。計画を途中変更するのは大いに結構です。ただし、「やらない」は避けましょう。

 せっかく時間がたっぷりあるので、自分のやりたいこと・興味があることに時間を費やせるようにしましょう。

 学びにおいて興味関心は何よりも大事で、周りは刺激を与えることはできるけれど、夢中になったり熱中するのは自分自身です。周りから言われて夢中になれるというものではありません。

 このあたりの記事はコチラです↓

 なので、自分のお子さんが何かに夢中になっていた場合は、計画を変更してもいいので途中で遮らないことが重要です。これが家庭教育の醍醐味です。

保護者の関わり方

 保護者の悩みとして多いのは、勉強を教えられないということです。

 ハッキリ言わせてもらうと、教える必要はありません。ここが勘違いの元です。ぜひ実践してほしいことは、隣に座って一緒の時間を過ごすことです。

 『学校が休校だから学習できない』『教師に教わっていないからわからない』だと、この休校期間は子どもの学びが止まります。それだと勿体ないですよね?

 小中学校で行われる学習内容の動画は、ネット上に山ほどあります。お子さんが学習でつまづいた時は、共に調べてみましょう。親の『わからない』は逃げです。検索すれば必ず目的の動画にヒットするはずです。

 それでも疑問が解決できなければ、オンラインで繋がれる場合は教師に質問すればいいのです。環境が整っていないのであれば電話です。実は1番確実な方法です!

 そして、保護者の関わり方で1番大切なことは提案と共遊です!

 提案とは、子どもがやりたいこと・興味があることを自分で見つけられない場合に必要です。

 自宅で出来ることで、子どもが好きそうなことを提案してあげてください。気を付けてもらいたいのは、教科書の内容ばかりやらせるのは得策ではありません。

 正直、そんなに焦る必要ありません。数か月の授業ストップなんて、長い人生においては全く問題になりません。

 darake家でも学校の宿題はやらせるようにしてますが、子どもが飽きた場合は最低限やっていたらやめてもいいと伝えています。そんな時は、時間を空けてまた取り組ませています。

 それよりも、絵を描くこと、ブロックで創作すること、トランプ等の頭をフル回転させることや、体を動かすことを重視しています。

 それと読書です。今は絵本を読ませて、その内容を説明してもらっています。字を読めるようになってきたので、インプットとアウトプットをさせています。読めない時は一緒に声を出して読んでいます。

 あと忘れてはいけないのは、タブレットやスマホを一緒に使いながら慣れさせることをしています。これからの子どもたちには必須アイテムです。

 早い段階から使い方を覚え、情報リテラシーを高めておくことも大切だと思っています。

 次に共遊についてです。これは字の通りです。自粛要請や職場の休業要請によって、家族で同じ時間を過ごすことが普段より多いはずです。

 一緒に遊びましょう。子どもとの遊びに付き合いましょう。

 全ての時間じゃなくていいので、子どもとゲームを一緒にやり、体を動かしましょう。学校で友達とコミュニケーションが取れない代わりに、保護者の愛情を普段以上に注ぎましょう。

 子どもだけで遊ぶ時間と、親と一緒に遊ぶ時間を分けて計画立てさせるといいと思います。

おわりに

 今回は、家庭でも実践できる小学生への教育についてまとめました。

 ポイントはどこの家庭でも実践できるやり方だということです。けれども効果抜群です。我が家の子たちは、休校のダメージはさほどありません。

 ただ、同級生とコミュニケーションを取ることだけは家庭では補うことができないので、休校中はどうしようもありません。

 子どもの主体性を育むのは、家庭教育の大きな役割です。学校は集団生活であり、決まった時間割とカリキュラム通りに進んでいくため、主体性を育みにくいといえます。

 コロナのせいで手に入った自由な時間をマイナスに捉えるだけでなく、子どもの成長に繋がる時間にしたいですよね。

 それは保護者の工夫と愛情、少しのネット環境さえあれば実現できます。共に努力しましょう。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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