オンデマンドによる授業をやってみた!コロナによって貴重な経験!

中学校教師の生き方

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、ある大学で臨時講師を務めた経験を共有します。

 コロナちゃんのせいで対面授業ができなくて、オンデマンドによる動画配信になりました。つまり、授業動画を撮ってyoutube上にアップしました。

 初体験しちゃいました!

 授業の動画撮影と編集ってめちゃくちゃ大変です。体験してみてわかりました。気軽に現場教師にオンデマンドで授業してなんて言ったらアカンです!

 オンデマンドによる授業に興味がある人は、ぜひお読みください。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 臨時講師とオンデマンド授業
  2. 50分動画に3時間

臨時講師とオンデマンド授業

 とある縁から、ある大学で数年前から臨時講師を担当しています。

 ところが、2020年度はコロナちゃんの襲来で対面授業が不可能となりました。その対応策として、不本意ながらオンデマンドによる授業を導入することになりました。

 やはり対面で授業できないのは、リアルタイムで学生とやり取りができないということなので、未知の領域です。

 そもそも、オンデマンドによる授業とは、学生が自分の好きな時にインターネットにアクセスして映像・音声を再生できる授業形態です。

 今回は、youtube上にアップし、学生がログインすることで受講します(その大学の学生のみの閲覧となり、ログインすることで出欠確認となるわけ)。

 本来、1コマ90分授業となりますが、90分間ずっと動画視聴は学生の負担が大きいということで、50分動画+ZOOMによる質疑応答(任意)という形式をとりました。

 ZOOMによる質疑応答を設けたのは、大学生と直接やり取りしたかったからです。大学生と会話したかったんです。

 参加任意にすることで、参加人数を絞る意図がありました。結果、少な過ぎて泣きました(まぁ単位関係ないから当然か)。

 さて、この50分の授業動画撮影ですが、まぁ苦労しました。youtuberの気持ちがほんの少しだけわかりました。

50分動画に3時間

 講義の内容は現役教師が語る教育の最新事情!テーマが壮大です。

 テーマに気を取られ過ぎず、自分が語ることのできる、学習指導、教科指導、学級経営、部活指導、保護者対応等について講義を組み立てました。

 そうです!このブログのカテゴリそのままです!

 時間が限られていたため、基礎中の基礎の説明しかできませんでしたが、大学生にとっては初めて聞く内容ばかりだったことでしょう。

 けれども、授業動画撮影は人生初体験です。

 目の前に生徒がいない状態で、一人で喋り続けるのも人生初です。自分の目線をどこに置くべきなのかを最後まで迷いました(目の前に人がいないと逆に照れる)。

 何から手をつけたらいいのかわからずに、悩み続けていました。そんなdarakeを救ってくれたのが、オリラジ中田敦彦のyoutube大学です。最近かなりハマっています。

 完全にパクることにしました!

 夏のクソ熱い中でのスーツ着用、ホワイトボードに手書き、ひたすら喋る。方向性が見えると、やるべき事が鮮明になります。

①撮影場所の確保(なるべく明るい所)
②授業の内容構成
③本番のシュミレーション
④ホワイトボードに手書き
⑤本番(1授業にNG2~3回)
⑥動画編集(カット、画質調整、テロップ入れ)

 何が大変だったかというと、目の前に誰もいない状態での説明や話です。

 本来の対面授業であれば、質問を振りながらトークを広げたり、グループ討議の時間を確保する等、コミュニケーションを取りながら授業を進めることができます。

 けれども、オンデマンドによる授業では、ポツンと一人の撮影です。ひたすら喋り続けるしかないので、説明力や話術のみが頼りです。

 それが出来ないと、大学生側からすると見るのが苦痛になります。只でさえ多くの授業が動画視聴です。

 見る側の気持ちに最大限寄り添いつつ、現役大学教授たちを勝手にライバル視して臨みました。久々のアウェーの戦いに震えました。

 自分の経験をフルに生かし、中田あっちゃんの話術をパクり、何とか動画を撮り終えて時計を見ると、2時間以上経過していました。

 50分授業の動画撮影に2時間超・・・。そして編集作業・・・。

 結局、1コマ分の授業動画の完成までに3時間以上かけてしまいました。

 対面授業と比べると、コスパ最悪です。

 とはいえ、授業動画の撮影を体験したことで、自分の引き出しが増えました。自分の授業を撮影することに抵抗感があったのですが、少しだけそれを取り除くことができました。

 これならいつ臨時休校になっても対応できそうや!コロナちゃんかかってこいや!

おわりに

 オンデマンドによる動画配信の後に、ZOOMによる質疑応答の場を設けました。

 これは授業とは関係ないという設定にしたので、単位認定には差し支えないわけです。ということで、参加者はほぼいないだろういう事前予想でした。

 けれども、矛盾しているようですが、やるからには参加者ゼロは嫌でした。現役大学生と喋りたい気持ちは抑えることはできません。

 参加者は少ないだろうとわかっているのに、期待してしまうアホな自分がそこにはいたわけです。

 結局のところ、大学生の優しさに助けられ、毎回2~3名の参加があり、楽しく質疑応答させてもらいました。やはり、若い人たちと会話するのは新鮮です。

 ある学生からこんな言葉をいただきました。

JD
JD

darake先生の授業が前期の授業の中で1番わかりやすかったです!

 はい、いただきました!お世辞だろうと吸収します。単純です。現役教授に勝利しました。

 改めて、動画撮影のキッカケを与えてくれたある大学関係者の皆様に感謝します。また一つ成長することができました。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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