こんにちは、darakeです。
今回の記事は、コロナウイルスによる臨時休校をさらに延長すべき理由についてまとめています。
現場教師だからわかる、登校再開の疑問と危険性について書いています。共感できる方はシェアしてください。登校再開していい理由が見当たりません。
具体的な内容は次の3点です。
- 3条件と学校
- 保護者の気持ち
- 現場教師の気持ち
3条件と学校
darakeは北海道のある都市に住んでいます。
北海道のコロナ患者等の発生状況は、北海道知事のTwitterが最新情報となります。
おはようございます。
3月30日時点、患者等の発生状況は、
検査人数 2,026(+12)
陽性累計 177(+1)
陰性確認済累計 131(+6)
死亡累計 7現在患者数 39(-5)
【内訳】
軽症・中等症 33(-2)
重症 6(-3)毎日10時目処に更新。
ご理解とご協力をお願いいたします。 pic.twitter.com/MIQ1RNuOUl— 鈴木直道(北海道知事) (@suzukinaomichi) March 31, 2020
大前提として、コロナ感染の流行は明確に収束に向かっていないというのが専門科の意見です。
長期戦を覚悟しなければいけない状況でしきりに言われているのが、クラスター(患者集団)の早期発見・早期対策、オーバーシュート(爆発的患者急増)を生じさせないことです。
そのためには、「3つの条件が同時に重なる場を避ける努力」を国民で徹底しなさいと言われています。その通りだと思うし、コロナウイルスを甘く考えては絶対にいけないと思います。
その3つの条件とは「密集、密着、密閉」を避けること(多くの国民が周知のこと)ですよね。
詳しくいうと、換気の悪い密閉空間はダメ、多くの人が手の届く距離はダメ、近距離での会話や大声での発声はダメという3つです。
この3つの条件が重なる場所へは自粛してと言っており、展示会、ライブハウス、カラオケ、スナック等は絶対に避けてと注意されています。
さらに、国民全員が「3つの条件が同時に重なった場所」を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命が救えると専門家は言ってるのよっ!(いきなりオネエ言葉)
おい、待て!学校も3つの条件確実に満たしているゾ!
なぜそこをスルーして、登校再開なのよ?
どんなに対策しても限界あるよ!ましてや小中学生よ!
大人でも愚かな行動している人がたくさんいるのに、なぜ子どもたちをあえて危険な3条件の場所に送るのよ!!!
現場教師に理解できる説明をくださいよ!
現状、管理職も教育委員会も何の権限がないんですよ。ただ文部科学省からの情報の中継地点になっているだけ・・・。しかも情報伝達が遅い!
本当に子どもたちの健康と命の安全を考えるならば、絶対にまだ休校延長でしょ!
保護者の気持ち
darakeにも幼稚園児と小学生の子どもがいます。
父親として、お遊戯会や卒園式等の行事が正常に開催できなかったことは残念に思ったし、子供たちも悲しんでいました。
けれども、天秤にかけられているのは健康・命ですよ!確かに一生に一回の儀式かもしれないけど、その残念な思いは我慢すべきでしょう。
現に、うちの子供たちはもう悲しんでいないし、次に進んでいます(ケロッと家で暴れまくっている)。
ただ、学校が休校になることで多くの課題が生じています。
・日中の子育て問題
・家にいることでの精神衛生上の問題
・学習面の問題
どれもないがしろにできない課題ではありますが、約1か月の休校期間中、darake家は何とか乗り切りました。
職場では休暇を取得しながら、妻と交代で子育てをしたし、子供たちとは工夫しながら向き合いました。
遊びに出かけるのも我慢して、外食も我慢していました。
きっとどの家庭でも同様だと思います。ツライけど何とか考え、工夫しながら助け合って過ごしてきたはずです。
だって、上記の課題はどれも重たい問題だけど、自分の身近にいる人の健康や命と天秤にかけられたのならば、そりゃあ努力するしかないでしょ!我慢するでしょ!
現場教師からすると、学校を再開するにあたっての対策には限界があり無理です。先生たちの頑張りなんて関係なくて、環境的に無理です。
そんな学校に登校させるのは、保護者として嫌ですね。でも、登校再開した状態で欠席の判断を各家庭に委ねられるのは厳しいと思います。
周りが登校を始めてしまったら、自分の子どもだけ登校自粛させるのは気が引けます。
なぜなら、子どもの人間関係の問題が生じるからです。学習は何とでもなるから余裕ですけど。
今のままだと不安は払しょくできていないから、登校させることには親として悩んでしまいますね。
だから、全保護者にそのような難しい判断をさせないためにも、休校延長すべきなんですよ。
現場教師の気持ち
最初に断っておきますが、休校延長を望むのはサボりたいからではありません。
この約1か月の休校中、現場教師は通常通りに勤務でした。ずっと働いていました!実態として在宅勤務も運用できませんでした。
子育てを分担するために、公の災害事故休暇(特別休暇)を取得していました。※子育て家庭のみ取得可
なぜ登校再開を拒否しているかというと、密集、密着、密閉の3条件を学校ではどうやっても避けることができないからです。
「3つの条件が同時に重なる場を避ける努力」を国民で徹底せよと言っているにも関わらず、学校再開は矛盾していませんか?制限あり過ぎる中の再開は絶対に変ですって!
現在の文科省からの通達が、いかに無理難題かを検証していきます!
教師も生徒も全員マスク着用を強制して授業
まず、全教師がマスクをして授業するのは通常状態ですか?
声も聞きにくいでしょ?
そもそも、マスクが手に入らない家庭はどうするのでしょうか?マスクしてこなかった生徒は帰すんですかね?
マスクを手作りする動画サイトを推奨していますがバカにしてますか?PTA活動で作れなんてふざけるにもほどがあります。
百歩譲って、マスクが全家庭に安定供給できるようになってから登校再開だろーが!(興奮しすぎ)
さらに、小学校低学年はマスクをしてきたとしても外して行動しちゃいますよ!中学生の一部もね。
マスク着用を全員強制にしないといけない程にビビっている段階で、現状学校再開はアウトです!
全校が集まる儀式・集会は禁止
中学校の入学式は、在校生と保護者の参加は禁止です。
この段階で緊急事態ですね。卒業式の時期から何ら好転していないことがわかります。
それ以降の全校集まっての集会なども禁止です。こんな異常事態ならば現状学校再開はアウトです!
前向いての授業形態しか認めない
1番のあり得ない通達です。
多くの人が手の届く距離はダメ、近距離での会話や大声での発声はダメという条件のために、英語の発音練習、理科の実験、音楽の演奏や合唱、保体の球技全般、家庭科の調理実習、全教科での話し合い活動が禁止されています。
しかも教室は隣同士が手の届く距離に机が配置されています。30人学級なら密集してますよ!普通に話すだけで近距離会話に該当します。
給食も前向いて会話を最小限にして食べる、休憩時間はトイレと給水に限定せざるを得ない、もはや刑○所状態じゃないですか?
授業するにあたり、こんなに多くの制限があるならば現状学校再開はアウトです!
接触を伴う運動は避ける
接触を伴う運動がダメならば、バスケ、サッカー、柔道等のスポーツはできないことになります。
ほとんど接触しています。試合ができません。基礎練習だけです。
保体の授業中でもダメだし、部活動もダメですね。吹奏楽部の演奏を許可している学校は意味不明です。もしウイルス保菌者がいたらオーバーシュート確定です。
こんなダメダメ尽くしならば、現状学校再開はアウトです!
37.5度以上の発熱や風邪の諸症状の場合は欠席
体調が悪い場合は欠席をして、周りに拡散しないのというは常識です。
なので、万が一熱がある状態で登校してきた場合(家庭で制限をかけなきゃいけない)、朝の段階で帰宅させないといけないわけです。
途中で少しでも体調が悪くなった場合も同様ですね。
中学生ともなると我慢してしまうことが多々ありますが、それをどう見抜くのでしょう?帰りたくない(部活したい)から、体調悪いことを誤魔化す生徒も出てくるでしょうね。
また、いきなり帰らされた事象に対して、保護者はすんなり納得してくれるでしょうか?
『学校に行かせたら即帰らされた』なんて単語だけ切り取られることは容易に想像できます。
学校側は体調不良者には絶対に欠席してもらいたい、家庭側としては心情的に欠席させづらいというミスマッチを解消するには、休校延長が妥当なんです。
おわりに
今回は、熱を感じさせてしまう記事になってしまいました。不快な思いをさせてしまったらごめんさない。
しかし、学校再開はもう1度よく考える必要が絶対にあります。
とりあえず再開したはいいけれど、不十分な対策のままオーバーシュート(爆発的患者急増)が発生したらどうするんでしょう?
むしろ、そうならないと判断したから再開するんですよね?(さっきから誰に疑問を投げている)
めちゃくちゃ無理な制限をかけているのは、それだけ恐る恐る再開しようとしているからではないでしょうか。ならば、休校延長の英断をすべきですよ!
『自治体に柔軟な対応を任せる』なんて完全丸投げですよ!文科省さん。
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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