教育は義務から希望制へ|興味・関心が1番のポイントだ!

学習指導のこだわり

 こんにちは、darakeです。

 この記事は、未来の教育への提言です。すぐには実現しなくても、学ぶことにおいての核心をついています。

 それは、『興味・関心がないものを学ぶことって辛くね?』です。

 ということで、今回は興味・関心と学ぶことについてまとめているので、授業作りのヒントになれば幸いです。

義務教育の限界!?

 

 今の日本の教育制度は,小中の義務教育で基礎・基本を徹底的に学習します。

 そして、年代が上がるにつれて自由度も上がり,高校や大学では何の講義を受けるかは自分で選択できるようになっています。より専門性の高い学びができるようになっています。

 でも,これが本当にベストかなぁって考えています。

 下記のような制度にしてみるのはどうでしょうか?

 小学校の3・4年ぐらいまでは徹底して読む・書く・計算の学習をして、小学校高学年から中学生は、興味・関心のある分野だけ学ぶことができる環境を整備する!

 この考えには理由があります。

 あくまでも個人見解(今までの勤務校の実態)ですが,

 意欲的に毎時間・全教科を勉強している中学生は,全体の1割程度じゃないかなと思います。これは点数が高い,評価が高い割合ではなく,あくまでも自発的に、意欲的に勉強している割合です。

 大してやりたくなくても,様々な理由から仕方なく勉強している生徒が圧倒的に多いと思います。

 『興味があって勉強したいから!』というより,『保護者に怒られたくないから』『先生に怒られたくないから』『何となく高校入試を意識して』『何かご褒美のため』『部活やるために仕方なく』という,理由付けをして勉強しているパターンばかりではないでしょうか。

 これは,義務教育という枠組みで,ある年齢になれば必ず全教科の授業を受けられる環境のせいだと思います。

 興味・関心に関係なく自動的に通わされる義務教育が、結果として生徒から前のめりになるくらいの情熱を奪う原因になっているのではないでしょうか。

 大人でも,興味もなく仕方なく無料参加させられている講演よりも,興味があり,身銭を切って参加している講演とでは,参加する態度が全く異なりますよね。義務って言われると有難みが薄れるんですよね。

 人は,自分からやりたい・学びたいと感じたものは,自分で調べるし試行錯誤します。darakeもブログを始めたいと考え,様々なサイトにお世話になり時間を忘れて調べました。

 これは中学生にも当てはまります。一から十まで教えないとできないわけではありません。現に,スマホの操作やオンラインゲームのやり方は自分で調べて使いこなしているはずです。

 多くの生徒が仕方ないから授業を受けて、放課後の習い事や部活動の時間を待ってうずうずしている状況って、何か違和感を感じます。

興味・関心って引き出すもの?

 

 もちろん、『お前が授業の中で興味・関心を引き出せてないのでは?』という指摘が飛んできそうですが、そもそも興味もやる気もない教科を受けさせられる生徒に対して、なぜ教える側が興味・関心を引き出す努力から始めないといけないのでしょうか。とても非効率!

 ある生徒は『次の時間英語だ!だりぃー』といい,ある生徒は『次の時間体育だ!やったー』といいます。

 これを聞くと,全教科を生徒の興味・関心を無視してやる必要があるのかなと考えてしまいます。

 すごく極端な考えですが、英語に興味・関心がある生徒は、たくさん英語を学ぶ時間を増やしたらいいんです。保体に興味・関心がある生徒は、たくさん保体を学ぶ時間を増やしたらいいんです。

 その結果、理科の知識や数学の知識があまり身についていない生徒が出てきますが、スルーです!自分で選んだ道なので、必要に迫られた時に学ぶといいでしょう。

 ちょっと前に、「歴女」っていう言葉が流行しましたが、あの女性たち全部が中学の時から歴史が好きだったわけではないですよ。大人になって何かがキッカケとなり、興味・関心をもち学び始めたんです。

 そう考えると、興味・関心をもった段階から学び始めても十分間に合うということです。

 それぐらい、興味・関心がある状態から学ぶことと、ない状態から学ぶことでは生産性に差があると思います。

さぁ、希望制の学びを!

 今回は、興味・関心と学ぶことについてまとめました。

 ぶっ飛んだ考えだとは思いますが、それほど興味・関心をもった状態は効率的で、質の高い学びにつながるでしょう。

 興味・関心がないことを我慢して学ぶことで得られるメリットより、興味・関心があることをノリノリで学ぶことで得られるメリットの方が大きいと思います。

 そして、興味・関心がある人に教える方が、教える側もノリノリで教えたくなります。そして、それは共に学ぶ良好な関係となります。

 全教科を万遍なく教えるのは、小学校中学年ぐらいまでにして、それ以降は興味・関心のある教科だけを選択制にして学ぶ方が効率的ではないかと考えます。

 その結果知識に偏りのある人になったとしても、ある分野では人よりも秀でているから、希少性の高い人物になり問題はないでしょう。

 そして自分が必要だと感じた場合は、興味・関心がある状態なので、そこから学んでも十分間に合うでしょう。

 強制的に同じ内容を学ぶのは小学校中学年まで、それ以降は選択制で学びたいことを学ぶ。選択制の学校の方が魅力が出そうです。

 学ぶことで1番のポイントは、「興味・関心」だと思っています。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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