教科担任はプライドをもって指導する!学級担任のせいにして逃げてはダメ!

学習指導のこだわり

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、次のようなやり取りが職員室からなくなることを願ってまとめています。教科担任としてのプライドと責任をもって指導しないとダメですよ!って記事です。

○組どうなってんのよ!全く私の授業聞かないわよ!担任が何とかして!

darake
darake

はぁ、すいません…。授業の受け方指導します。

心の声
心の声

え?自分の指導を通せないことを人のせいにすんの?

生徒は人見て行動しているからね!

担任がいくら指導しても根本的な解決にならんし!

 

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 教科担任としてのプライドと責任
  2. 学級担任との正しい連携の仕方
  3. まとめ ~さぁ、プライドと責任をもってやってみよう!~

教科担任のプライドと責任

 中学校は教科担任制なので、自分が担当する教科はプライドと責任をもって指導しなければいけません。

 とっても当たり前のことなのですが、教科経営に行き詰まってくるとその当たり前のことを忘れてしまいます。

 教科担任の具体的な悩みは次の2点です!

 ・生徒が説明を聞いてくれない
 ・生徒に指示が通らない

 この2つの悩みの9割は、教科担任自身の力量の問題です。残り1割は生徒の質の問題(過去の教育の積み重ねによる生徒が受けた被害のせい)となります。

 『なんで説明を聞いてくれないんだ!』
 ⇒話し方に問題があり、説明がおもしろくないことが原因

 『なんで指示通り行動しないんだ!』
 ⇒指導言を押さえていなく、生徒は指示通りに動かなくても普通ということを理解していないことが原因

 つまり、教科経営が上手くいかない責任は完全に教科担任にあります。間違っても学級担任のせいにしてはいけません。自分の指導にプライドをもちましょう。

 自分の指導にプライドをもって授業が出来ない教師は、教師としての存在価値が薄れます。だって勝負するところはそこでしょ!

 他人のせいにすればするほど、自分の力量不足が目立つだけです。キツイ言い方をすると責任放棄です。改善するためには、自分の力量を上げるしかありません。

 教科担任はある特定の専門教科において、生徒のわからないことをわかるように・できるようにする責任があります。

 常にプライドと責任をもち、自分が担当する教科の授業を進める必要があります。

 そして、学級担任に責任転嫁したり、一人で抱え込むのではなく、学級担任と連携して指導することも時には大切です。

学級担任との連携の仕方

 授業が上手く進まないのは教科担任の責任と言いました。

 とはいえ、最低限の話の聞き方や人との接し方が身についていない生徒が複数いる集団だと、授業をスムーズに進めていくことが困難になることも事実です。

 いわゆる授業妨害というやつです。

 誰かが話をしている時は静かに耳を傾ける、年上の人には最低限の敬意を払う、これらを大人のマナーと表します。

 大人のマナーと表現しましたが、中学校入学までには身につけるべき能力であってほしいです。例え身につけていても、その能力をないがしろにすることもあるから要注意です。

 大人のマナーを身につけているはずの大人でも、マナー違反しているのをよく見かけますね!。

 中学生にも2つのタイプがあり、大人のマナーが身についていない中学生と、大人のマナーが身についているけどあえてマナー違反している中学生です。

 2つのタイプがいることを理解しつつ、授業妨害してくるのはどちらのタイプなのかを把握して授業を進めていく必要があります。

 まだ大人のマナーが身についていない中学生であれば、学級担任と情報共有しながら、丁寧に教えなければなりません。時には特別支援コーディネーターとも連携が必要かもしれません。

 大人のマナーが身についているけどあえてマナー違反している中学生に対しては、押し引きのバランスや対教師との信頼関係が重要になってくるため、こちらも学級担任と情報共有が必須です。

 どちらにせよ、指導を学級担任に丸投げするのではなく、あくまでも教科担任自らが主導権を握りながらの指導が求められます。それが教科担任制のメリットなはずです。

 例え教科担任の指導が上手くいかなかったとしても、普段から情報共有していれば、デキる学級担任ならフォローできるはずです。

 以上のことを踏まえつつ、教科担任は逃げることなくプライドをもって指導しましょう。

まとめ ~さぁ、プライドと責任をもってやってみよう~

 今回は、教科担任のプライドと責任についてまとめました。

・自分の指導にプライドをもって授業を行う
・わからない・できないことを、わかるように・できるようにする責任がある
・学級担任のせいにするのは自分の力量不足を露呈することである
・集団を構成する各個人に、大人のマナーが身についているかどうかは授業において重要
・時には大人のマナーはないがしろにしがち(大人も)
・担当する授業では教科担任が主導権を握ることが必須

 若手や後輩に向けて記事を書いていたつもりが、考えてみると学級担任に丸投げしてくるのは、年配のおじちゃん・おばちゃん先生が多い気がしています・・・。

 若手の方々は絶対にそうならないように、今のうちから教科担任としてプライドと責任をもてるように学びましょう。

 若手のうちのミスはいいんです。新卒1年目からいきなり授業を担当させられる制度の問題です。だからこそ、ミスを恐れずまずトライしてみましょう!

 常に学び続け、常に自分の授業をアップデートできる柔軟な教師を目指したいものですね。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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