従来の研究授業は嫌だから負担を軽減できるやり方へ|指導案はシンプルで十分!

学習指導のこだわり

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事は、学校現場で行われる研究授業についてです。特に校内研のやり方に改善の余地があるので、改善案についてまとめています。

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 従来の研究授業について
  2. 校内研をもっと気楽に交流できるように変えよう!
  3. 指導案の形より授業実践

従来の研究授業

 中学校現場で行われる研究授業は、ある程度決まったやり方で実施しています。大きな枠組みは数十年変化していないと思います。

研究授業の目的

 基本的には教師の資質向上のために行います。

 多くの研究授業の目的は、多数の同業者に授業公開して、交流を通してアドバイスをもらい、自己研鑽に励むためです。

 日常の授業では、他の教師に授業を見られる機会があまりないため、自分の授業の良い部分や課題などが自分目線でしか把握できません。

 なので、研究授業を通して様々な視点から自分の授業をチェックしてもらうのです。

 学校規模や教科規模で実施される提言のための研究授業もあります。研究大会と呼ばれるもので、ある研究主題のもと、授業実践に対しての生徒の変容を紹介して共有するためのものです。

研究授業の種類

 研究授業には、いくつかの種類があります。主なものとして、

校内研
 学校内で実施し、基本校内の教師のみの参観。※指導主事等が参加する時もある。
 今回の記事では、主にこの改善案をまとめています。

市教研
 市内の教師が教科ごとに分かれ、教科ごとに実施する。

全道研
 北海道内の教師を招待し、教科ごとに実施する。授業公開する地区は持ち回りで決定することが多い。

全国研
 全国の教師を招待し、教科ごとに実施する。授業公開する地区は持ち回りで決定することが多い。

附属研
 大学に付設される学校内で教科ごとに実施する。幅広く招待する。

※その他にも任意団体主催の研究授業も存在します。

研究授業の授業者

 研究授業の授業者はどのように決定するのでしょうか。

 これは、研究授業の種類ごとに決め方も異なります。

 校内研では、全教師が最低1本授業公開する学校と、数名に絞って公開する学校があります。

 市教研や全国研等では、教科ごとに授業者を決定します。例えば、市内の数学教師が集まり、その中から授業者を決定するわけです。

 数名に絞らなければいけない授業者決定では、若い教師が優先的に選ばれることが多いです。立候補が望ましいですが立候補者がいない場合は、周り固めで身動きできなくなった若手に任されることが多いです。

 darakeも若い時に何度やらされたことか…。

 教師によっては、年に数回研究授業をする人もいます。逆に1回も研究授業をしない教師も存在します。

研究授業の授業者負担

 目的からすると自分のために行うものなので、負担と考えるのはおかしいかもしれません。けれども、負担になることが多いのが現状です。

 もちろん、授業の経験は自分の財産となるため、捉え方の違いで負担かどうかは変わります。

 授業をする上で、学習指導案という授業の計画案を作成します。これを参観者に配布して授業公開します。

 この指導案作成がとにかく時間がかかります。指導案を作成し、検討し、修正する。この流れをくり返すわけです。時間がいくらあっても足りなくなります。

 通常の授業を公開するのであれば、日々の準備時間だけで事足りるわけですが、研究授業はそうなっていない実態があります。

 というのも、多くの研究授業では普段とは異なる授業を公開することが多いです。普段よりも何倍もの時間をかけて準備して公開します。全国研等では1年前から準備している教科もあります。

 誤解を招きそうですが、普段の授業を手抜きしているわけではなく、研究授業の時だけが時間と労力をかけて、ゴージャスにしているわけです。ここに賛否があるわけです。

 ハッキリ言えるのは、研究授業で公開するような授業を毎時間行うのは実質不可能です。とにかく時間が足りません。

 校内研でさえ、通常の授業ではなく外向けの授業(ゴージャスな授業)を公開している学校があります。

校内研をもっと気楽に交流できるように変えよう!

 まず研究授業の種類の中でも、校内研とそれ以外は明確に区別すべきです。

 きちんと区別できている学校・地域もあるとは思いますが、区別が曖昧になっている気がします。とにかく若手にやらせる風潮は確実にあります。

 まず、校内研では初任・2校目の教師が中心に授業公開をして、どんどん自己研鑽に励むべきです。

 校内研は、その学校で勤務する若手のために行われるべきです。

 次に、研究発表大会という位置づけの市教研や全国研では、ある程度経験豊富な教師が授業を公開すべきです。

 参観に来た人は、自分の勉強のために足を運んでいるので、自分の悩みや課題を解消できるようなヒントが欲しいわけです。そのヒントをくれるのは、初任者よりも経験豊富な教師の方が確立が高いでしょう。

 市教研や全国研等は、参観に来る人のために行われるべきです。もちろん、授業者自身の経験にもつながりますが。

 以上のことから、主に改善した方がいいと思うのは学校内の研究授業の在り方です。外部を意識せず、授業する若手教師のために特化すべきです。

 校内研では、多くの人に見てもらってアドバイスをもらう必要があるので、とにかくたくさん授業公開すべきです。そして、この授業は普段通りでなければいけません。

 余所行きのゴージャス授業ではなく、日常で準備できる範囲の授業です。指導主事が参観にこようと、通常通りの授業を公開すべきです。

 研究協議(授業後の反省会)の形式も工夫が必要です。

 全体で話し合うと堅苦しい雰囲気が流れる場合があるので、小集団で話し合ったり、集団を構成する教師の年齢や経験年数で分けるのもおススメです。

 例えば、最初は同世代で交流し、その後に若手とベテランをミックスしたりすることで、気軽に交流もできて効果的な研究協議になります。

 また、研究協議がない時があってもいいと思います。参観した人が、気づいたことをメモして授業者に渡すだけでも学びになるでしょう。

 一番ダメなのは、授業者の吊るし上げです。先輩が偉そうに批判だけするのは避けたいものです。

指導案の形より授業実践

 darakeは、研究授業用の指導案作成がとにかく嫌です。

 形式にこだわり、誤字脱字を失くし、文章を整えることが求められます。様々な人から意見をもらって修正して、それでも授業後の反省会では指摘されます。

 授業をする上で指導案は重要です。指導案で授業は決まります。

 ただ、研究授業用の指導案作成には、とにかく膨大な時間がかかります。

 結局完成しても、授業者が見やすい本番用の指導案を別に作成することもあります。つまり、時間がさらにかかるわけです。

 これが、研究授業=嫌の原因の1つになります。授業をやる前の計画書の段階で、お腹いっぱいになります。

 だから、参観する人に配布する指導案は、めちゃくちゃシンプルな略案でいいと思います。

 授業者が使いやすい指導案作成と、授業のリハーサルに時間を使えるようにすべきです。授業者用であれば、多少の誤字脱字は関係ありません。

 校内研で大切なことは、指導案の形式にこだわらず、多くの授業実践をして経験値を貯めることです。

さぁ、トライ&エラーで成長できる環境を作ろう

 今回は、校内で行われる研究授業の改善案についてまとめました。

・誰のための研究授業なのか、きちんと区別する
・校内研は気楽に交流できないと意味がない
・指導案の形より実践の積み重ねが大切

 研究授業というと、授業者負担が大きいのが問題です。自分のためではあるけれど、他の業務も同時並行で行うことを考えると、どうしても避けてしまいがちです。

 ならば、授業を行う前の負担を軽減すべきです。指導案は出来るだけシンプルでOKです。

 普段の授業を公開するのであれば、抵抗はさほど感じないでしょう。

 若いうちは、実践⇒失敗⇒改善⇒実践の繰り返しです。机上で案ばかり考えていても、授業は上手になりません。

 ぶっちゃけた話、研究授業で配布されるような指導案を、普段の授業ごとに作成している教師に出会ったことはありません。

 研究授業で配布される指導案とは、研究授業のために作られた、研究授業用でしかありません。

 普段の授業のための指導案は、各教師が自分なりにやりやすいようにシンプルに作成しています。というか、指導案見ながら授業している教師はほぼいません。みんな頭の中に叩き込んで授業をしています。

 最後に、私が作成した研究授業用の指導案と、普段の授業前に作成する略案を紹介します。

 ダウンロードはコチラ↓

“研究授業用の道徳指導案” をダウンロード 4a02b9236523e24c21dd4d8e0ae6684f.pdf – 94 回のダウンロード – 362 KB

“社会科(公民)の略案” をダウンロード c829e603af46eb585b39758f0f94802a.pdf – 89 回のダウンロード – 174 KB

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

 

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