こんにちは、darakeです。
今回の記事は、教育界が守るべき理念の話です。
この記事は、2020年4月19日に「西野亮廣エンタメ研究所」のVoicyで収録された内容から思いついて構成しています。
具体的な内容は次の2点です。
- 教育界の理念とは
- 言い分の変化とは
教育界の理念とは
2020年、コロナウイルスによって教育界の常識が揺らいでいます。
例えば、
・毎日登校しての学習
・行事の実施
・部活動の練習と大会・コンクールの実施
これらは今まで当たり前のように実施してきて、ここまで長期的に活動がストップしてしまうことを想定もしていませんでした。
2011年の東日本大震災、2018年の北海道胆振東部地震など、時おり警鐘が鳴っていたにも関わず、対処療法しかやってこないで今に至ります。
そのためコロナウイルス感染拡大が広がってからというもの、教育界は大混乱です。そして一向に混乱が収まりません。そろそろ、長期的な見通しで対策案を出すべきだと思うんですよね。
その混乱の原因を探ると、教育界の理念が吹っ飛ばされたことだと思います。
文部科学省は次のような理念を打ち出しています。ざっくりまとめると、
・教育の機会均等を確保するよ
・質の高い教育の機会を保障するよ
・生きる力を育成するよ
これらの理念が、コロナによって吹っ飛ばされました。
というのも、子どもたちの健康・命を守ることが大前提の上で学校教育が成り立っているからです。身の安全が確保できてこその教育です。
この大前提を脅かしてきているのが、コロナウイルスですね。
大混乱の中で出される文科省や教育委員会からの通知は、完全に理念を見失っているような気がしています。
教育界が本当に守るべき理念とは、子どもたちの身の安全を確保し、命を守ることを大前提に教育を行うことです!普段は当たり前のこと過ぎて、口に出したり表記していないだけです。
今まで日本は平和だったので、その大前提の理念に一段積み上げた理念を掲げていたわけです。
この大前提の理念は絶対に変えてはいけないものです。これを覆すような通知(言い分)は絶対にダメです。
言い分の変化とは
子どもたちの身の安全を確保し、命を守るという理念がブレていなければ、どんなに通知(言い分)が変化しようと現場は文句言いません。というか言ってはいけません。
船の船長の例でいうと、
船の舵を握っている船長は、状況を見極めて舵を切ります。船長はどんなに遅れようと、乗客を安全に運ぶという理念のもとで舵を切ります。だから、右に舵を切った後でも平気で左に舵を切ります。
なぜなら、右に舵を切って進んだ後に氷山が見えたので、それを回避するために左に舵を切ります。ここの判断に乗客は文句を言ってはいけません。
つまり、
船長の言い分⇒舵を右に切った後すぐに左に切る(変化)
これを教育界に当てはめて考えてみましょう。
教育界のリーダーは、状況を見極めて通知を出します。リーダーはどんなに学習が遅れようと、子どもたちの健康と命を守るという理念のもとで通知を出します。だから、登校再開したとしてもすぐに臨時休校という通知を出します。
なぜなら、登校再開した後に健康・命の危険性を感じたので、それを回避するために臨時休校の決断をしました。ここの判断に現場の教師は文句を言ってはいけません。
つまり、
教育界リーダーの言い分⇒登校再開後すぐに臨時休校する(変化)
ここで改めて問いたいのは、理念はブレてないよな?教育界のリーダーよ!
現場は少しだけ教育界のリーダーの通知(言い分)に不信感を抱いたぜ!
文科省や教育委員会からくる通知(言い分)が、本当に理念に基づいているのかが重要です。現場が不信感を抱いてしまった通知(言い分)を以下に示します。
・校内では三密を避けソーシャルディスタンスを意識(無理ですけど)
・上記を徹底するために分散登校を現場から提案⇒ダメ(なんでなん?)
・緊急事態宣言下での分散登校の通知⇒解除(現場から提案したらダメだったのに意味不明)
改めて確認ですが、教育界リーダーは理念をブレずに守らないといけません。今までの通知(言い分)の中には、理念に反しているものがありました。
理念を守った上で通知(言い分)を状況によって変えるのは受け入れます。刻々と変化する状況において、現場教師は『1週間前は違う言い分だった』と批判してはいけません。
理念がブレていなければ、言い分は変化するのは当たり前である。これを現場教師は意識しておくといいですね。
おわりに
今回は、「西野亮廣エンタメ研究所」のVoicyを参考に、教育界が守るべき理念についてまとめました。
darakeはキンコン西野さんの考えがとても大好きなので、当ブログでも度々紹介しています(以下にリンク貼っておきます)。教育に生かせる話は積極的に活用していきたいと思っています。
今後、コロナ感染がどうなっていくのかハッキリしたことはわかりませんが、文科省も教育委員会も大混乱しているのは間違いありません。実際、現場には何の有効な手立ても提案されていません。
コロナはまだ落ち着く気配がないので、いっそ夏ぐらいまでは休校にしてしまって、その間に急ピッチでその後の対策を講じるという手もありかもしれません。オンライン授業準備も同時進行で進めて。
どちらにせよ、子どもたちの健康・命を守るという理念に反することがない取組をしていきましょう。
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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