教師の校内人事に異議あり!|働くのは自分!強く要望せよ!

職場環境

 こんにちは、darakeです。

 おススメ本の紹介です。

 「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」嫌われる勇気より

 155センチという身長は低いだろうか?もしかしたら、これを低いと感じ、思い悩んでいる人がいるかもしれない。しかし、この問題はその身長についてどのような意味づけをほどこすか、どのような価値を与えるかが大切である。「低い」というのはあくまでも他者との比較、つまり対人関係のなかで生まれる。比べるべき他者がいなければ、その身長が低いなどと思いもしないからである・・・

 165センチという身長に悩んだこともあるdarakeにとって、納得させられる内容の本でした。この本は、アドラー心理学について、対話形式で非常にわかりやすく書いてある。読み始めから衝撃を受けるおススメの本です。

嫌われる勇気

嫌われる勇気

  • 作者:岸見一郎/古賀史健
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2013年12月13日

 さて本題です。3月に入ると次年度の人事がほぼ決定します。そして,次年度の校内人事希望調査がとられます。今回は,ある若手教師が直面している状況から,校内人事希望調査の提出方法についてまとめます。

Aさんの状況

 

 まず,今回の登場人物はAさん。女性教師で初任である。

 1年目は副担を経験し,2年目で初担任をした。結論から言うと失敗した。

 いわゆる指導力不足で,学級をコントロールすることができなかった(初任によくある話)。ただし,崩壊させたわけではない。

 隣のクラスに比べると、少し落ち着きがなかったり、当番や係活動が円滑に機能していなかった程度です。あとはお決まりの『若い先生だから頼りない』という手厳しい保護者からの数件のクレーム。

 不運だったのは,強烈な保護者に当たり,少しの失敗を大きく誇張して噂され,ペースを完全に崩してしまいました。そして,その強烈な保護者の子どもが中心となり,Aさんの批判をするようになり,何ともやり辛い学級経営となってしまいました。

 さらに追い打ちをかけるように,所属する学年団にサポート力が足りませんでした。初任の若手を温かく見守り,指導できる教師が学年団にいませんでした。ミスを責め,保護者からのクレームにも後手後手にまわり,守ってあげることができませんでした。

 その結果,Aさんは1年で担任を降ろされ,3年目となる今年度は、別の学年の中で副担をすることになりました(darakeが主任の学年)。あくまでも管理職,学年の意思で降ろされました。

 Aさんには、まだ担任を続けたいという意思が残っていました。ここがポイントで、志半ばでその学年を離れたことになります。次年度、Aさんには次のような選択肢が考えられます。

① もう1度、元いた学年で担任復活(3年担任)
  ※Aさんの代わりに今年度担任した教師が産休に入るため。
② 新1年生の担任(2回目)
③ darakeの学年でそのまま副担

Aさんの次の選択肢を考える

 

 さて、Aさんは4年目にどんな選択をすべきだろうか?

 ①の可能性はどうだろう?1度外れた学年で、再度3年生の担任をするということです。

 常識的には不可能と言われるかもしれません。一度外れた担任が戻ってくるなんてあまりない事例です。しかし、Aさんは望んでいます。もう1度この学年と関わり、卒業させたいという思いがあります。

 では、その学年の教師はどう考えているか?要は、初年度Aさんをサポートしきれなかった教師たちです。

 ここで確認しておきますが、Aさんは典型的な初任教師です。特に強い癖があるわけでもなく、真面目に仕事ができる教師です。

 にも関わらず、その学年の教師はあり得ないと思っています。Aさんでは無理だと考え、別の教師に担任させようと動いています。

 ②の可能性はどうだろう?かなりこの確率が高いかもしれない。

 一度うまくいかなかった1年担任を、もう1度経験してから次の学校に移動する。今年度はdarakeの学級の副担として仕事をして、そこから得たものを次年度に活かす。

 とても王道なように思えます。Aさんは、どんな人事でも受け入れようとしています。自分が望める立場ではないと考えています。果たしてそうでしょうか?

 ③の可能性はどうだろう?担任を1度失敗したからといって、その後担任をもたせない職場はどうでしょう?

 Aさんには担任をやりたい意思があるにも関わらずです。初任をサポートできない職場は、非常に情けない気がしてしまいます。失敗は誰にでもあります。それを反省して、次に活かす場を奪うのはどうでしょうか?

Aさんの負担

 ちなみに、Aさんは着任してからずっと専門外の部活動をもたされています。

 もちろん、希望などはしていません。何も知らない新採用の教師に、拒否権があるわけがありません。

 校内事情により、今年度からは仕方なく主顧問にまでなっています。担任をしている時も、部活動の負担はかなり大きかったとAさんは振り返っています。なぜなら、やったことのないスポーツを生徒に教える負担は半端ないからです。

 初の担任と専門外の部活指導、これは最悪の組み合わせかもしれないですね。これは全国の若手教師が強制的に通らされている道かもしれません。

 さらに、生徒会の担当にもなっています。サブとしての役割でありますが、これも大きな負担となっています。若手=生徒会担当、この図式は全国によくあるでしょう。ちなみに、darakeも若手の頃は生徒会を担当したことがあります。

校内人事希望調査の出し方

 

 いきなり結論です!!

 希望だから,遠慮しないで思い切って記入すべきです!

 先輩や同僚の目は無視して,我を押し通すことが大切です!

 まさにこれに尽きます。実際に働くのは自分です。同じ学年の人に迷惑をかけるなんて考えなくていいです。希望を出してそれが通ったのならば、管理職が責任をもつべきだし、同じ学年の教師が何としてでもサポートすべきです。

 Aさんは、1度失敗したことにより自身を失っています。これを取り戻すためには、もう1度担任をすべきだと思います。担任をやる意思があるならばなおさらです。

 ある教師は、校内人事の希望は出さずに、置かれたところで咲くのが美徳だと考えます。

 しかし、darakeは反対です。希望なのだから、自分の責任で要求すべきだと思っています。どこでもいいというのは、ある意味無責任です。

 自分はどこだったら全力を発揮できるのか、最高の仕事ができるのかを考えて要求すべきです。その結果、希望が叶わなかった時に、置かれたところで咲く努力をすべきだと思います。それがプロフェッショナルというものでしょう。

 ぜひ、Aさんには3年担任を希望してほしいと願っています。結果は、このブログ内で紹介しますね。ちなみに、管理職の面談は全く当てにならないので、現段階でdarakeはかなり暗躍しています。Aさんの本音を聞き出したり、他の学年主任に根回ししたりしています。さあ、どうなることやら。

 今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!

 

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