クラブ活動の復活が生徒・指導者・保護者を救うだろう!

部活動関連

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事では、かつてのクラブ活動の復活を推奨します。

 部活指導を地域に移行しようという動きが高まっている中、クラブ活動を復活することが一つの鍵になると思います。

 ブラック部活に困っている指導者、勝利至上主義のチームで居場所がない生徒、熱血すぎる指導者や保護者コミュニティに困っている保護者の方々はぜひご覧ください。

 そこまで突拍子のない考えでもないので、お付き合いください。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. クラブ活動とは
  2. 棲み分けこそ未来に繋がる

クラブ活動とは

 かつての中学校教育にはクラブ活動というものが存在していました(小学校教育には今も存在している)。

 2002年の学習指導要領改訂で廃止されているので、教師になってからは関わったことがないが、自分が学生の頃は確かに存在していた。

 廃止された経緯としては、「総合的な学習の時間に吸収・統合される形で廃止」by ウィキペディアとなっているが、部活動との棲み分けがハッキリしなかったことによるものだと推測できます。

 darakeはサッカークラブに入っていて、週1回どこかの曜日の6時間目に活動していたはずです(ちょっと記憶が曖昧です)。

 そのメンバーはほとんどがサッカー部員でしたが、数名部員ではないけどサッカーしたい生徒が入っていました。

 当然、部活ではないので普段の練習はできません(部員が別のクラブに参加しているパターンもあったので)。

 だから、ずっと試合をしていた記憶があります。教師から指導された覚えはなく、ひたすら試合をして楽しんでいました。

 そして、6時間目が終わると部員ではない生徒は帰宅し、放課後から部活の練習がスタートしていました。

 おそらく、当時の教師たちはクラブ活動の意義を見出せず、部活動との差別化を図ることが困難だったのでしょう(まさか、将来ブラック部活動なんて呼び名が流行するなんて思ってもいなかったでしょう)。

 しかも、週休2日制になったことで時数問題も顕著となり、

 『なんか意義がよくわからんクラブ活動をやめて、部活動一本にしようよ!』ってなったのだと思います。

 ただ、このクラブ活動を復活させることが、現状の部活システムの闇を打破できる鍵になると思っています!

棲み分けこそ未来に繋がる

 かつてのクラブ活動の失敗点は、部活動との棲み分けができていなかったことです。

 現在、文科省は部活指導を地域へ移行することに本腰を入れ始めています。ただ課題も山積みなのは間違いありません。

 であるならば、全てを地域に丸投げしないで、学校と地域で棲み分けできるようにすべきです。

 具体的には、地域クラブと学校のクラブ活動(復活)です。まぁ、部活動という名称を残してもいいですが、悪いイメージがついてしまったので一新するのも良しでしょう。

 スポーツや文化活動において、技術の向上や勝利を目指し、競技レベルで取り組みたい生徒は地域クラブへ。

 地域クラブに入るほどの情熱はないけれど、各スポーツや文化活動に興味がある生徒は学校のクラブ活動へ。クラブ間の異動制限は緩くてOK。

 この棲み分けは、生徒・指導者・保護者にメリットがあります。

≪生徒へのメリット≫
・まさに自主的・自発的な参加が可能になる
・それぞれの方向性が統一しやすい
・中学校時代に様々な種目を体験できる
≪指導者へのメリット≫
・本気で指導したい人は地域クラブへ
・学校のクラブ活動は、指導者ではなく見守者で良し
・学校のクラブ活動は勤務時間内で終了
≪保護者へのメリット≫
・気軽に各種目への体験を推奨できる
・保護者同士の熱量の違いも解消される

 

 学校のクラブ活動では楽しむことが前提なので、厳しい指導なんて必要ありません。というか、生徒たちで運営させて、教師は見守っているだけで十分です。異年齢でのレクリエーションを実施するイメージです。

 だから、週に1~2日の活動で、休日はなし。活動時間は勤務時間内で終わります。

 これが物足りないと感じる生徒や保護者は、地域クラブに移ればいいだけの話です。

 教師についても、勤務時間内の活動で終わり、専門的な指導を求められないのであれば負担はないでしょう。専門的に指導したい教師は地域クラブへ兼業として出向けばいいだけの話です。

 学校のクラブ活動の復活は、地域との連携が欠かせません。ただ、課題はたくさんあったとしても、デメリットはほぼ見当たりません。そして、この課題は部活指導を地域に移すのであれば避けては通れない同一の課題です。

 どうですか?この棲み分けは未来に繋がりませんか?

おわりに

 過去の中学校におけるクラブ活動は、部活動との差別化が図れず消滅しました。

 今、部活動が危機に晒されています。指導者=教師という強制力が働かなくなっています。というか、今までの誤魔化しが効かなくなったと言うべきでしょうか。

 教師たちが理不尽に気づいて、声を上げ始めたんですね。

 ただ、生徒にとってのスポーツや文化活動は、推奨されるべきものです。

 ならば、『学校のクラブ活動を復活させて、地域クラブと棲み分けをしたらいいじゃないか!』そして、『学校のクラブ活動には教師が関わればいいじゃないか!』

 と思ったわけなのです。

 darakeとしては、今の部活システムが学校のクラブ活動に変化するのは大歓迎です。喜んでクラブ活動の見守り役をやります。

 ここまで書いてきて、ふと過去の記事を読み返すと、かなり似たようなことを発案している記事を発見しちゃいました。

 それだけ部活改革に熱い思いをもっていると察してください。(笑

 darakeが考える流れは、少しずつ現実になりつつあります。

 部活指導に疑問をもっている方々は、ぜひ共に動きましょう!共感してくれる方は記事をシェアしてくれると嬉しいです。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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