自閉スペクトラムの生徒への指導方法を共有|特別支援学級担任の悩み

自己研鑽

 こんにちは、darakeです。

 特別支援学級の担任になってから、もう2か月が過ぎました。素人担任として、理解が追い付かず日々悩んでいます。特別支援のプロばかりでないのが、中学校現場の現状です。

 さて、

 今回は、自閉スペクトラムの生徒への指導方法を共有するための記事です。特別支援学級を担任している人に読んでもらい、様々な対応策を共有できればいいと思っています。以前の記事はコチラ↓

自閉スペクトラムと生徒

 まず、自閉スペクトラムとは発達障害の1つです。

 担任している生徒をA君とします。

 A君が抱えているのは自閉スペクトラム障害です。

 その特徴は、

 コミュニケーション障害があり、自分の思いや考えを相手に伝えることが極度に苦手です。質問をしても返答がくるまでに5分以上かかります。それも小さい声の単語でしか伝えられません。

 さらに、社会性の障害として同級生と良好な関係を築くことができません。ベタベタくっついてしまったり、過剰な力で触ってしまったりするために、周りから避けられることが多くなっています。

 そして、相手の気持ちを推測することが苦手なので、暴言を吐いたりすることも多々あります。

 これらの障害が、強く表れたり収まったりして情緒不安定となります。特に、自分の中でテンションが上がってしまうと、言動が制御不能になってしまいます。

 自閉スペクトラムについては、めちゃくちゃわかりやすいサイトがあります。

特別支援学級の担任として

 A君の特徴に対して、次の2点について悩んでいます。

  1. 同級生とのコミュニケーション
  2. 暴言と過剰な接触

同級生とのコミュニケーション

 普段、A君は個室で1対1の授業を受けます。9教科に加えて、道徳や自立活動を行っています。

 個室にて1人で授業を受けている時は、基本何の問題もありません。各教科では、つまづいているところから学習しているので、進度は遅いものの確実に知識は定着してきています。

 さらには、タブレットを活用しながら動画で学習もしているので、実は通常学級の生徒よりも手厚い指導を受けています。関連する記事はコチラ↓

  悩みの種は、同級生と関わる時です。A君は、通常学級から特別支援学級に在籍変更したため、同級生との関わりを求めています。しかし、同級生との溝は確実に存在しています。

 そのため、総合的な学習の時間や行事およびその準備時間は、同級生と同じ教室で学習をすることにしています。ここで問題が生じます。衝動を抑えられず、同級生とトラブルを起こす時があります。

 その時の対応は、darakeが目を光らせつつ、声をかけて落ち着かせます。

 こんなことを続けていると、同級生たちがA君をウザイと感じるようになります(全員ではないが)。

 A君は同級生との繋がりを求めているけれど、同級生たちとの溝は深まるばかりです。A君の成長が先か、同級生たちの成長が先か、今の悩みどころです。

暴言と過剰な接触

 休み時間などで同級生と接している時、テンションが上がり言動が制御不能になる場合があります。

 男子同級生に過剰な接触をしてトラブルになったり、おばちゃん教師に対して暴言を吐いたりします。

 その時の対応は、個室に戻し落ち着かせます。じっくり話を聞くと、A君はやってはいけない行為だと認識はしています。けれども、一度起きた衝動は抑えられなくなります。

 こんなことを続けていると、同級生たちがA君をウザイと感じるようになります。

 A君の希望は叶えてあげたいし、コミュニケーションスキルを育てることは大切だとは思います。しかし、それは周りの同級生あってのもので、今のウザイと感じられている状況はA君のためになるのか悩み中です。

 さらに、darakeが不在の時には、他の教師の言うことを聞かない時があります。

 そこでふと考えるわけです。『こいつ、人見てるな?』『その判断はできるのね?』と。

 個室で1対1の授業中は、トラブルになることはありません。同級生やおばちゃん教師と接する時にトラブルが生じます。※おばちゃん教師は授業では関わらない。

 トラブルが起きたら声をかけて落ち着かせ、それを繰り返すしかないのかとも思いますが、自閉スペクトラム障害の対応の難しさを実感しています。そして悩み中です。

さぁ、自閉スペクトラムを理解しよう

 今回は、自閉症スペクトラムの生徒への指導方法と、その悩みを共有するため記事にまとめました。

 記事の内容は、

・自閉スペクトラム障害をもつA君の特徴について
・A君と関わる中での現状の悩み

 一言で「発達障害」とか、「自閉スペクトラム」といっても、生徒それぞれ特徴があります。生徒個人にしっかりと目を向けないと、本当に必要な対応ができないと感じています。

 自閉スペクトラムという言葉だけで判断することなく、A君の特徴をきちんと把握することが重要だと思います。

 darakeとしては、既存の指導にとらわれずに、「トライ&エラー」を繰り返しながらA君にとっての効果的な指導をしていきたいと考えています。

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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