中学校の副担任に求められる仕事とは|視野を広く率先して動こう!

自己研鑽

 こんにちは、darakeです。

 以前、こんな記事をアップしました。

 この記事の登場人物Aさんが、次年度どうなったのかお知らせします。

 希望通りに元所属していた3学年担当になりました。ただ、特別支援担任です(未経験)。

 100%の希望は叶いませんでしたが、暗躍の甲斐もあり、何とか学年希望を実現することができました。

 これによって、未来ある若手教師の働き方が意欲あふれるものになることを信じています。管理職じゃなくても、校内人事を動かすことは可能だということが判明した事例です。

 さて、

 今回は、副担任の仕事についてまとめた記事になります。担任からすると、『こんなことに気を使ってくれるとありがたい』というポイントを紹介しています。若手教師は必見です!

 具体的な内容は次の4点です。

  1. 副担任は事務業務と巡回は率先してやる!
  2. 副担任は、担任をサポートするのが役割!
  3. 担任と連携してこそ教育効果を発揮する
  4. 道徳の授業は全員ができないとダメ!

副担任の事務業務と巡回

 学年・学級に関わる事務業務です。アンケートの集計や提出物のチェックは、ぜひ率先して引き受けてくれるとうれしいです。

 単純作業とはいえ、特に年度初めの担任は学級を離れることができないので、副担任が速やかに終わらせてくれると非常に助かります。

 提出物のチェックは、チェックするだけではなく、誰が提出していないかを確認して、本人に声かけまでしてくれると最高ですね。

 給食準備時間や昼休みなどは、積極的に廊下や体育館の巡回してくれると最高です!担任は、教室に張り付きになることが多いので、そういう場所は目が届きません。

役割は担任のサポート

 副担任といえども、朝の会、帰りの会、給食指導などを経験すべきです。

 必ず担任が全てやらなければならない決まりはないので、積極的にやらせてもらうべきです。ただ、ある程度学級が落ち着いてからの方がいいので、そこは担任と相談してください。

 これを経験してから初担任をやる人と、未経験のまま初担任をやる人では、担任スタート時から圧倒的に差がつきます。経験しておくことで、成功体験や失敗体験を味わうことができ、自分が担任になった時の具体的なイメージをもつことができますね。

 ただし、最初は担任のサポートとして一緒に入るのはいいと思いますが、できるだけ自分1人で学級に入れるような体制を整えてもらえるといいでしょう。積極的に若手を育てようとする学校が望ましいですね。

 また、副担任が週に1度でも引き受けてくれると、担任としては心と時間に余裕ができるのでありがたいです。

担任と副担任の連携

 担任として、生徒全体を視野に入れておくことはもちろん必要ですが、例えば30人を担任だけで視野に入れることは不可能です。

 そこで副担任の出番となります。担任と連携して、どの生徒に関わるのかを打ち合わせが必要です。場面によって変わりますが、目立つ生徒に関わるのか、大人しい生徒に関わるのか、問題行動が多い生徒に関わるのか、確認しておきましょう。

 特に体育祭や学校祭などの行事では、生徒同士のトラブルが起きやすいため、担任だけでなく、副担任の関わりが必須となります。

 darakeの場合、

 体育祭では、運動能力の高い生徒たちを担任が注目して見ておいて、運動能力の低い生徒たちを副担任に見ててもらいます。あくまでも、観察しておいてもらうということです。

 体育祭は、勝とうとして運動能力の高い生徒たちが必死になる傾向が多いので、その生徒たちの行き過ぎや不満を担任がコントロールし、運動能力の低い生徒たちの不満などを副担任に引き出して、聞いておいてもらうようにします。

 学校祭の合唱では、主に担任は男子パートを見て、副担任に女子パートを見てもらいます。

 基本的に、男子は合唱が嫌いな生徒が多いので、担任が関わります。女子は合唱が好きな生徒が多いので、放っておいても何とかなります(言い方悪いですが)。なので、副担任に完全にお任せします。

 あくまでも一例ですが、このような担任との連携なしに、生徒全体を見ることはできません。

副担任も道徳指導

 

 中学校では道徳の教科化にあたり,学年全体で授業するシステムに変えたらいいと思います。なので,担任も副担任も道徳の授業をすることが望ましいです。

 道徳について評価するのは好ましく思っていませんが、担任だけで全員の評価は絶対にできないので,複数の目で評価することが必要になります。

 副担任になった人も道徳の授業をやるつもりで準備していた方がいいと思います。副担任の時期を,自分が担任をやる時までの準備期間と認識しておいてください。

さぁ、デキる副担から担任へ

 今回の記事は、副担任の仕事についてまとめました。担任からすると、『こんなことに気を使ってくれるとありがたい』というポイントを紹介しました。『デキる若手だな!』を目指してください。

・副担任は事務業務と巡回は率先してやる
・副担任は、担任をサポートするのが役割!
・担任と連携してこそ教育効果を発揮する
・道徳の授業は全員ができないとダメ!

 担任が主役というわけではなく、あくまでも役割分担だととらえてください。

 学校・学年全体で生徒を見守り、育てるという考え方が必要なんじゃないかと思います。

 中学校教師は、全員が教科を担当しつつ、学級の担任や副担任という役割があるわけで、副担任の仕事量が極度に少ないわけでありません。

 なので,雑務を押し付けていい存在というのは間違いです(たまに,勘違いしている教師がいます)。

 また,副担任だから適当に業務をこなすというのも間違いです。担任だろうが,副担任だろうが教師なので,給与にも差がありません(特別支援担任は別)。

 担任が気づいていない部分や手の届かない業務ってたくさんあります。

 担任だけで全てやることは不可能です。もし,担任に全てを押し付けている学校・学年はダメですね!

 副担任になった教師は,担任が見落としてる部分はどこか,手が回っていない業務は何かを探してください。

 それを見つけたら,担任に手を差し伸べてみてください。率先して行動してくれる教師が必要です。

 ただし,担任の性格や人柄を十分考慮して,言い方などは考えてくださいね。ごくたまに,面倒な教師いますから!笑

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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