不確実性の時代において固定観念は絶対に足を引っ張る!

自己研鑽

 今回は、固定観念の怖さについての記事です。

 『今までそうだったから』『それが常識だから』をよく言う人と同じ環境で生活している人は、考え方が古くなっている可能性があります。

 環境を変えるか、考え方のアップデートが必要かもしれませんよ。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. ネット高校の何を知ってますか?
  2. 常識を疑い,知らない=否定をやめよう

ネット高校の何を知ってますか?

 『高校ぐらい出ておかないと…』

 『大学に行けば安定した生活が…』

 2020年において、こんなことを自分の子どもに言っている親は考え直した方がいい。そして、言われた子どもは聞き流した方がいいでしょう。

 先が見えない・正解のない「不確実性の時代」と呼ばれている現在において、この流れはさらに加速していきます。

 高校卒業したところで明るい未来が約束されたわけではないし、大学卒業は何の武器にもならなくなっています(東大すらそのブランド力が薄れている)。

 学歴がものを言う時代は終わっているのです。

 「何ができるか」「何がしたいか」という実力社会に突入しています。さらにいうと、仲間と協力しながら他者や社会に貢献できる人が最強の時代がやってきます。

 にも関わらず、今だに戦後の価値観を正論として子どもたちにぶつけている大人がたくさんいます。残念ながら、この大人の中には教師も含まれます。

 ある生徒との三者面談での出来事です。

 A君(仮名)は中学校3年間を通して、ほとんど学校に通うことができませんでした。そして、三者面談においてネットの高校を選びました。

ネットの高校とは,インターネットと通信制高校の制度を活用した新しい高校です。ICTツールを活用し効率よく高校卒業資格取得のための学習ができます。

N高等学校・S高等学校 (通信制高校 広域・単位制)
学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校(通信制高校 広域・単位制)は、ネットと通信制高校の制度を活用した“ネットの高校”です。VR、PCやスマホを使い、自分のペースで勉強を進めながら高校卒業資格を取得できます。ネットでもリアルでも学べる多彩な課外授業も特長です。

 その時に保護者が言った言葉が衝撃的でした。

 『うちの子どもの進学先は公表しないでください』

 それを聞いた時、一瞬頭の中に『?』が浮かびました。どういう意味なのかを理解することに時間がかかりました。

 保護者の思いとしては、ネット高校なんて訳の分からない(親の知識にない)ところに行くことを、ご近所さんや周りにバレたくないということです。つまり、世間体を気にしての発言でした。

 毎日学校に登校する従来型の高校と自宅で学習できるネット高校を比較した時、前者を常識として肯定し、後者を否定しているのです。

 これを聞いた時、A君に同情しました。

 本人が悩み抜いて選んだネット高校を、親が恥ずかしいと思うなんてあんまりです。

 世間を敵に回しても、親だけは味方でいてほしかった。子どもの選択を尊重してほしかった。

 これがdarakeの率直な思いでした。

固定観念を捨て,知らない=否定をやめよう

 ネット高校を否定してしまう固定観念をもっているのは、少数派ではないと思っています。

 これは日本の大きな課題ではないでしょうか。

 そして、地方に行くほどその固定観念は強くなっています。

 教師の中にも、ネット高校を選択する生徒を色眼鏡で見る人もいます。

 従来の高校が王道であり、ネット高校は邪道という固定観念は危険ですよね。

 そもそも、ネット高校のことをよく知らないで否定する大人が多すぎます。人は知らないことを否定しがちなのです。

 コロナウイルスによる一斉臨時休校においても、それほどダメージを受けていないのはネット高校です。元々がオンラインで授業を受ける設定なので当然です。

 いつまで従来の高校がネット高校の上にいると勘違いしているのでしょうか?

#言葉がキツイぞ!
#ネット高校関係者ではない!

 もちろん、多くの大人たちがネット高校と関わることなく生きてきました。関わっていないことや知らないことを教えるのは難題です。

 ただ、我々大人が知らないものを否定するということは、子どもたちの可能性を潰すということです。

 まずは、新しいこと・知らないことを否定することをやめましょう。教育者ならばなおさらです!

 そして、「中学⇒高校⇒大学⇒大企業」なんていう固定観念は捨てましょう。

 これからは不確実性の時代です。

 YouTuberが職業の一つになる時代を予想できましたか?

 15年前にスマホはありませんでした。電子マネーで買い物はできませんでした。

 何が正解かわからず、何が起こるかもわかりません。今ある職業は3~4割しか残らないというデータもあります。

 それだけ何でもアリな時代になるということです。

 ネット高校どころか、高校に通わないで収入を得て生きていく方法を見つける子どもも現れるでしょう(既にいますね)。

 にも関わらず、『高校は絶対に行きなさい』『ネット高校なんてやめなさい』というのは、何を根拠に言ってるのでしょうか?

 子どもたちはバカじゃないので、何も知らないで否定している大人を気づいています。

おわりに

 大人(教育者含め)が学ばないとどうなりますか?

 大人が知っている枠内でしか、子どもを育てることができません。戦後ならOKでしたが、これからは不十分です。

 固定観念で凝り固まった大人に育てられる子どもは不幸です。だって、圧倒的に選択肢が少ないからです。明るい未来を迎える可能性を低くします。

 大人こそ学びましょう。親・教師なら絶対です!

 darakeも現在進行中です。というか一生学びですね。

 共に頑張りましょう。

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

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