特別支援学級の担任始めます!|個別学習と教師数の葛藤(序章)

自己研鑽

 こんにちは、darakeです。

 教務主任、学年主任、特別支援学級担任という3つの役割を抱えることになった令和元年です。

 平成31年度なのか令和元年度なのか、この議論どっちでもいいのですが、早く正式に決定してほしいものです。というか、2019年度でいいっす!!

 さて、

 新学期から発達障害をもつ生徒に関わることになりました。というか、昨年度までdarakeのクラスにいた生徒が進級時から特別支援学級に在籍変更しました。それにより、その生徒の状況をよく知っている私が受けもつことになったのです。

 しかし、今までの経験上、特別支援学級に深く関わったことはありません。今年度は、新たな分野に足を踏み入れることになります。そのため、このブログでも逐一更新していきたいと思っています。

特別支援学級の現状

 ここ20年間、発達障害を抱えていて、特別支援学級に在籍している生徒はかなり増えています。中学校において、平成10年から現在に至るまで15倍以上増えています。

 特別支援学級担当教師の数は、圧倒的に少なく、1人の教師が担当する生徒は10人前後となります。本来、個別に支援することが理想ですが、教師の数が足りないので、現状はそうなっていません。

 しかし、今の制度では絶対に理想には近づくことはないでしょう!マンツーマン支援というのは無理です。個に応じた支援を望む保護者が多いですが、中学校の特別支援学級では無理です。

 なぜかというと、教師の数がそうなるように配置されていません。圧倒的に足りません。この現状を知らず、学校側に文句言っても意味がありません。保護者の方は知っておいてください。無理なものは無理です。

 では、発達障害を抱える生徒10人を1人の教師が担当することは可能なのか?

 無理です。発達障害といっても、多種多様です。一人ひとり症状や特性が異なり、様々な特性を併せ持っている生徒もいます。なので、何人まで可能とは一概には言えませんが、10人は厳しいでしょう。

 このような現状の中、出来るだけ個に応じた支援をするために、各学校では工夫をしています。『中学校では小学校のように支援してくれない!』とクレームを言ってくる保護者もたまにいますが、勘弁してください。

 中学校は教科担任制が基本です。特別支援教育を専門にしている教師数は少なく、自分の専門教科を教えながら、特別支援学級に関わっています。darakeも自分の担当教科4学級を教えつつ、個別支援に入ります。

 つまり、1日の中でほぼ空き時間がありません。放課後は部活指導をお願いされています。さあ、いつ準備すればいいですか?これでも文句言えますか?このような教師が多くいます。

 今年度は、教務主任、学年主任の業務やりながら、教科指導と特別支援に関わりますよ!さらに!望んでいないですが、部活の主顧問も…。潰れそうになったらブログとTwitterで助け求めますからね。助けてください。

特別支援担当の調整額

 特別支援学級に関わる教師には、給料の調整額として、1万円前後上乗せされています(計算方法ありますが、よくわからないので省略)。知っていましたか?

 これについて、darakeはあまり好ましく思っていません!

 『なんで、特別支援教育に関わる教師にだけ上乗せするの?』ってことです。

 正論として、発達障害を抱えた生徒への支援は、その障害を抱えていない生徒よりも大変だということなんでしょうが、果たしてそうかな?普通学級で40人近い生徒を1人で担任するのも大変では?

 特別支援学級担任(5人の生徒を担任)⇒ 給料に上乗せアリ
 通常学級担任(35人の生徒を担任)⇒ 給料に上乗せなし

 なんか、しっくりきませんね。多少の上乗せするぐらいなら、担任やっている教師全員に上乗せがいいと思います。通常学級と特別支援学級に差をつける必要がないと思うんですよね。

まとめ

 今回は、特別支援学級担任の道、序章です。

 通常学級担任としては、ベテランと言われる経験年数になっていますが、また新たなステージでの挑戦になるわけなので、自分が受けもつ生徒の特性に応じて、可能な限り効率よく生徒と保護者の未来につながるような関わり方をしたいと考えています。

 制度や既成概念に捉われることなく、自分の直感と経験を信じて、トライ&エラーを繰り返していきます。

 ただ、これだけ発達障害を抱える生徒が増えてきている中、今のままの学校制度でいいんですかね?

 専門の教師は足りない⇒専門ではない教師が配置される⇒保護者のニーズに答えられない

 各学校の責任ではない気がします。どう考えますか?

 今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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