ツーブロック禁止問題で教育現場の時代遅れがさらに顕著に!

生徒指導のコツ

 こんにちは、darakeです。

 今回は、『ツーブロックを校則違反として目くじらを立てて指導している教師は、時代遅れになるよ』という記事です。

 これから教師になろうとしている人や若手教師は、世間と教育現場のギャップを埋めていかなければいけません。学校が絶対なんて時代は、もはや存在していません。

 この記事から、校則とそれを守らせることについての自分の感覚をアップデートしましょう。

 具体的な内容は次の4点です。

  1. ツーブロック=悪なの?
  2. なぜ、口うるさく指導するのか?
  3. 自分の外見は自己責任だ
  4. 『校則だからダメ』は時に危険

ツーブロック=悪なの?

 

 先日のある都議会議員と教育長のやり取りを要約しますと、

議員『ツーブロックはなぜ校則違反なのですか?』

教育長『外見などが原因で事件や事故に遭うケースがあり、生徒を守るためです!』

 まず、外見が原因で事故や事件って恐喝やカツアゲのことかな?ヤンキーに絡まれて暴力事件に巻き込まれてしまうとか?

 ツーブロックの認識が時代遅れすぎて、衝撃を受けました。

 知り合いの美容師さんと話していて、その方はこんなことを言ってました。

『ツーブロックってとても清潔だけどね、サイド(耳周り)が短くて清潔感たっぷり』

 darakeも同感で、髪のトップとサイドに差があるだけで、そんなに目くじら立てる必要ないと思うんです。

 ツーブロックで画像検索かけた時に出てくる、一般認識のツーブロックは全く問題ないと思っています。さすがに、サムライ風ツーブロックまでやっちゃうと、学校ではやり過ぎ感はありますけど(笑)

 清潔感というキーワードで考えると、ツーブロックよりもロン毛の方が微妙でしょ?まず、ツーブロックしててカツアゲされた人聞いたことあります? #すげーモヒカンならあり得るかも

 ツーブロックを禁止する=生徒を守る、というのは議論の視点がズレ過ぎですよね。

 では、校則でツーブロックを禁止している学校は一部でしょうか?逆に、ツーブロックを禁止していない学校の方がわずかでしょうね。それぐらい、学校現場は古いんですよ。

 世間的には、今やツーブロックなんて普通の髪型です。誰もがやっているヘアスタイルです。にも関わらず、学校現場では口うるさく指導している。

 この世間とのギャップはヤバイです!

なぜ、口うるさく指導するのか?

 では、ツーブロックを校則で禁止するのはなぜか?

 口うるさく指導する側に寄り添い、彼らがよく挙げる理由を考え、検証してみましょう。

(1)中学生らしくないから

 よくこの言葉を盾にして指導する教師がいます。全く生徒の心に響かないし、むしろ反発するからやめた方がいいでしょう。

 そもそも、中学生らしさって何?漠然としすぎててよくわかりません。

 中学生=坊主とか、中学生=スポーツ刈りのように、法律で決まっているならまだしも、「中学生らしさ」が曖昧です。

 よって、禁止の理由としては甘い!

(2)一人を許すと多くの生徒がマネするから

 世間の認識として、ツーブロック=悪ではないため、別に多くの生徒がツーブロックを選んだとしても問題ないと思います。

 さらに、ツーブロックはそこまで素敵なヘアスタイルでもないので、それほど多くの生徒は選択しないでしょう。 #流行するのは情報が閉ざされたド田舎の学校ぐらい

 よって、禁止の理由としては甘い!

(3)よくわからないものを否定している

 ツーブロックを禁止しようとしている教師に限って、ヘアスタイルがダサイ。これ結構あるあるでしょう。

 まず、自分がツーブロックというヘアスタイルをよく知らないし、やったこともないわけです。

 この「知らないことを否定する」文化は、教育界によく存在しますね。とってもダサいし、時代遅れだから早急にアップデートが必要です。

 よって、禁止の理由としては甘い!

(4)入試(面接)で印象が悪いから

 高校入試の面接試験の時、印象が悪くなるからやめなさい。

 これは、ある程度理解できる理由です。なぜなら、高校も同じ教育界だからです。特に、公立高校にツーブロックを禁止している高校が多いかもしれません。

 ツーブロック=悪と思い込んでいる学校に入学しようとするならば、確かに印象は最悪でしょう。企業も同じで、時代遅れの企業に入社するならば、印象が悪くなるかもしれませんね。

 よって、禁止の理由としては理解はできます。好きではないけれど。

 4つの理由を検証しましたが、理解できるのは1つだけです。なので、darakeはツーブロックを口うるさく指導しません。

 理解できるけど好きではない理由については、次で説明します。

自分の外見は自己責任だ

 まず、多くの中学生が自分のヘアスタイルをどう決めているか。ここから考えます。

(1)何にも考えていない

 ヘアスタイルに無頓着な生徒たちです。男子は結構多いですね。美容師or理容師さんにお任せパターンです。

 もしくは、お母さんにお任せパターン。

 この生徒たちは、自分で認識しないままツーブロックにされていることが多いです。だって、美容師さんたちはツーブロック=悪なんて思ってないから。

(2)機能性重視

 スポーツをしていて、とにかく短くしたい生徒たちです。坊主やスポーツ刈りと言われるヘアスタイルですね。

 最近では、オシャレな美容室に行って『短くしてほしい』と言ったら、ツーブロックになることもあるかもしれませんね。

(3)オシャレ重視

 自分の外見に気を使い、オシャレしたい生徒たちです。目立ちたいという理由もそこに含まれるかもしれません。 #昔のリーゼントはまさにそれ!

 この生徒たちは、意図的にツーブロックにしています。自らの意思でカッコいいと思ってそのヘアスタイルを選んでいます。

 以上のことから、ツーブロックを口うるさく指導している教師は、これら3グループの生徒がいることを理解して指導しているか重要です。

 (1)と(2)の生徒たちを指導するのは理不尽でしょう。何せ、無意識にツーブロックにされているので。 #頑なにツーブロック=悪を否定するよ

 百歩譲って、(3)の生徒たちには、『面接試験の時に印象が悪くなるからやめなさい』という理由で指導することは可能です。

 ただ、自分の外見は自己責任なんですよ!

 相手に写る自分の見た目を、良くしたいか悪くしたいかは、自分で選択する必要があります。自分で選んだ結果は、あくまでも自己責任でしょう。

 冷たく聞こえるかもしれませんが、社会に出た時にはそれが当たり前です。ツーブロックにして面接に参加し、それで印象が悪くなって不合格になったとしても自己責任です。 #ツーブロックが理由で不合格にする高校なんて嫌だけどね

 だから、「面接で印象が悪くなる」を盾にして、ツーブロックを口うるさく指導するのは好きではないんですよね。自己責任でいいじゃん。

 ただ、「自分の外見は自己責任」ということは丁寧に教えます。これだけ教えれば、あとは口うるさく指導する必要はないんですよ。

『校則だからダメ』は時に危険!

 とはいえ、先輩教師や管理職から『校則違反だから』と言われると、若い教師は逆らいづらいですよね。

 まず、校則に問題があって、各学校の校則は日々アップデートしているのか、という話に尽きます!普遍的な決まりなのか、時代遅れの決まりなのかを取捨選択しないといけないはずです。

 それもなしに、世間とズレたままの校則で指導される生徒は堪ったものではありません。安易に、校則違反だから指導するというのは時代遅れ教師がすることです。

 次に、校則を変えた結果、やはりツーブロックをダメにしてしまう現場もあるでしょう。なぜなら、頭の固い教師が多数を占めているとそうなるでしょう。

 そんな現場で働く若手教師はツライですよね。ツーブロックをダメだと思っていなくても、指導しろと圧力がかかる。

 生徒・保護者と先輩教師の板挟みにあうわけです。

 darakeだったらスルーします!指導しろという圧力に対して、無視しますかね。自分が納得していないことを生徒に指導なんて出来ません。

 スルーし続けた結果、まだ指導しろと圧力かけてくるならば、その方に指導してもらいます。教育はチームで行うものですから(笑)

 丁重にお願いします。そして、生徒を最大限にフォローします。

 ある程度、経験年数を重ねてくると、理不尽な先輩教師とバトルすることも可能ではありますが、若手にはそれは無理だし、何よりピースじゃないですよね。

 やはり、何のための校則か、誰のための校則か、これを考える必要があります。その校則を守ることで、生徒にどんなメリットがあるのかが重要です。

 今、ツーブロックを禁止され続けた生徒たちは、社会に出た時に何を得るのでしょうか?

おわりに

 今回は、ツーブロックをテーマにして、2つのことについてまとめました。

 一つ目は、世間と教育現場のギャップは結構ヤバイよ、ということです。ツーブロックを否定している時代遅れ感は、とってもダサいですよね。

 二つ目は、生徒指導のやり方もアップデートしよう、ということです。校則が全てで指導している教師は、目的を見失ってます。

 最後に言わせてもらうと、

darake
darake

『ツーブロックを校則違反として目くじらを立てて指導している暇があるなら、他にやるべきことたくさんあるよ!』

 今回はここまで!

 みなさんが、幸せな人生を送れますように!

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