教育界の働き方改革の大きな誤解と革命を起こす勇気!

後輩に向けて

 こんにちは、darakeです。

 今回は、頻繁に聞くけど大きな変化を実感できない、働き方改革についての記事です。

 教育界の働き方改革は、何となく誤解されていて的外れな気がするので、その内容について詳しくまとめていきます。

 各自治体、各校において、『全く働き方改革が進んでいないけど・・・』と悩んでいる方々は必見です。また、将来教師を目指している方々も事実を知っておいてください。

 誤解を抱えたままでは、永久に働き方は改善されないでしょう。正しい働き方を求め、自ら革命を起こしましょう!

 具体的な内容は次の3点です。

  1. 教育界の主な取組
  2. 望む業務と望まない業務
  3. 改革に任せず自ら断る勇気を!

教育界の主な取組

 最近、管理職からよく言われることは、

 

こうちょう
こうちょう

勤務時間を減らそう、早く帰れる時は帰って!

 これだけ聞くと、素敵な管理職だと思うかもしれませんが、会議がある日を定時退勤日と設定し、勤務データを見て勤務時間を超過した人に声をかけているだけです。

 ただ、それだけです。

 このやり取りを見ているといつも思うことがあります。

darake
darake

この働き方改革っておかしくないか?

 行政発信の働き方改革について、主な取組を列挙してみます。

(1)部活指導員を活用する
 ⇒劇的な変化なし。指導員への給与不足、指導員の確保が学校任せ。
(2)業務改善方針を策定・実施
 ⇒大きな変化なし。労働時間の削減推進ばかり目立つ。
(3)学校閉庁日の設定
 ⇒意味がわからない。休みになるわけではなく、年休を半ば強引に取得させられる。
(4)留守番電話の設定
 ⇒メリットはあるが、本質はそこじゃない感が強い。
(5)ストレスチェックの実施
 ⇒本質はそこじゃない感が強い。ストレスとなる根本の改善ではない。
darake
darake

なんか、的外れ感が強い・・・

望む業務と望まない業務

 教育界の働き方で課題となっている主たるものは、望まぬ業務過多による長時間労働です。

 大前提として、授業のやり方や生徒指導で悩んだりするのは、教師として当然の課題です。フツウのことです!

 正論を言わせてもらうなら、

 授業や生徒指導のスキルは、教師として働くのなら最低限身につけなければならないスキルであり、その獲得のための努力がツライのであれば、すぐに教師を辞めて転職すべきです。

 だって、教師以外にも働く先は山ほどあるからです。

 教師だけにこだわる必要はありません。

 この部分に異論がある人は、この先の話は共感できないと思います。今回はご縁がなかったということで・・・。

darake
darake

泣く泣く、さようならです。別記事で会いましょう。

 さて、続けましょう。

 望まぬ業務とは、本来教師の業務として位置づけられていないものです。もっとかみ砕くと、『これがやりたくて教師になったわけじゃないのに!』って業務です。

 思い浮かぶ業務は、人ぞれぞれ異なるでしょう。

 darakeとしては、まず部活動が思い浮かびます。

 その望まぬ業務に費やす時間が長くなり、これによって負の感情が生まれるわけです。

 自分が好きでやっている授業準備と授業や、生徒と進路相談をしている時には精神的ストレスは感じません。

 体力的に疲れたりはしますが、それは何をやってもそういうものです。心地の良い疲れです。

 ただ、望まない部活指導で土日が潰れてしまった時は、かなり精神的ストレスを感じ、次の月曜日まで引きずることもありました。

 大半の教師が次のような式に当てはまります。

・望む業務+長時間=ノーストレス⇒貢献感・達成感
・望まない業務+長時間=ストレス⇒働き方に課題・鬱

 つまり、改革すべきは望まぬ業務過多を改善すること!シンプルにこれ1本です。
※望まぬ業務は部活だけではありません。

 だから,上からの改革だけでは達成できるものではないのですよ。

改革に任せず自ら断る勇気を!

 改革とは制度などを改めて変えること。

 教師一人ひとりが変えられる制度には限界があります。

 制度を変えることができるのは,権力のある者です。教育界で権力があるのは文部科学省!

 ただ,文部科学省が行う働き方改革に期待しても,あまりリターンは得られないでしょう。現場の困り感は,なかなかトップには届きにくいものです。

 一律に残業を減らし,労働時間を減らすことに主軸を置くだけでは,本質改善には至らないのです(悪いことではないけれど)。

 ポイントは、どうすれば望まない業務をカットすることができるのか。

 方法はただ一つ、自分が実行することです!

 望まない業務をカットすることでストレスが軽減され,貢献感・達成感を味わうことができるのであれば,自分で実行しましょう。

 文部科学省や教育委員会に期待するのはやめましょう!校長先生なんて無力です・・・。

 本来やるべき業務ではなく、自分がそれを望まないのであれば、ハッキリと断る勇気をもちましょう。

慣例的にやっているし、周りがやっているし・・・

 これがダメ!そこに自分の意思がありません。 

 例えば、

『部活指導が生きがいだから,時間超過しても問題ない』という教師と,『部活指導は望んでいないから,指導には関わりません』という教師がいてもいいのです。

 望んでいない業務をハッキリと断ること、これこそが自ら行う働き方革命です。

 とは言え、『断れないっす』という人たちの気持ちがわかります。私自身も断れている業務と断り切れていない業務がまだあります。

 だからこそ、自分自身に問い直してほしい。

『本当に断れないのか?何とか回避する方法はないのか?』

 少しずつでもいいので、望まぬ業務を減らす戦略を練りましょう。それだけで、行政主導の働き方改革よりも意味があります。

darake
darake

私でも出来ています!みなさんも出来ます!

おわりに

 自分が望んでいる業務に時間を費やしている時、そこに負の感情は生まれません。もっと言うと、働いているとは思っていない時があります。

 趣味の延長のような感覚に陥る時があります。

 逆に、望まない業務をしている時の倦怠感や虚無感・・・。

 教師全員が、各々の望む業務に邁進できるようになれば、最高の働き方となるでしょう。そして、それを見た若い世代は教師を目指すようになるでしょう。

 望む業務に時間をかけられず、望まない業務に時間を奪われる職場に魅力は感じません。

 働く時間が短くなることは悪いことではありませんが、労働時間だけが諸悪の根源だというのは大きな誤解です。

 共に最高の働き方を見つけましょう!行政には任せずに!

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

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