自分の在校等時間は?可視化することで解決策が見えてくる?!

後輩に向けて

 こんにちは、darakeです。

 今回は、働き方についての記事です。

 みなさんは自分の在校等時間を把握していますか?

 本記事では、在校等時間の説明を少々、アラフォーdarakeの在校等時間とその内訳をまとめてみます。

 行政の働き方改革に丸投げするのではなく、自分の働き方を見つめ直し、豊かな生き方を目指しましょう。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 在校等時間って何?
  2. darakeの時間の使い方

在校等時間って何?

 在校等時間を理解するためには、いくつかの確認事項があります。

1 超勤4項目
 公立学校の教員に時間外勤務を命じることができる特別な4項目が存在する。
 ①職員会議②学校行事③非常災害などの緊急措置④生徒の実習関連業務
2 公立学校の勤務時間(給与対象時間
 基本的には7時間45分
3 教職調整額
 時間外勤務手当が支給されない代わりに、一律に給料月額の4%が上乗せされている。
 これは、超勤4項目に対しての報酬と考えるとわかりやすい。
4 休憩時間
 労働時間が6時間を超える場合においては45分、
 8時間を超える場合は1時間の休憩が途中に与えられる

 以上のことを踏まえて先に進みます。

 在校等時間というのは、校内に在校している時間と校外で勤務した時間から休憩時間を引いた時間となります。

 校外で勤務した時間には、 部活指導、試合等の引率、修学旅行等の校外学習の引率、家庭訪問など全て含まれます。

 ただし、校内に在校していても、読書や夕食の時間は含んではいけません。教科の専門書の読書だとしても認められません。教材研究と自己研鑽の境界線がとても微妙なラインではあります。

 つまり、在校等時間=7時間45分が理想であり、正規の給与支給対象の時間となるわけです(以下ケース1)。

≪ケース1≫
 8時出勤ー12時から45分間を休憩ー16時30分退勤・・・7時間45分が在校等時間
 ※1 休憩時間は各自治体や学校によって異ります。
 ※2 休憩は必ず勤務時間の途中に与えられます。
心の声
心の声

こんな在校等時間の教師いねーから!部活指導のある教師はまず不可能!

 この在校等時間(7時間45分)を超過した分を時間外在校等時間と呼びます。

 時間外在校等時間については、2019年1月25日に文科省より公開されたガイドラインによると、月45時間以内、年360時間以内と明記されています。

 では、一般的な中学校教師の部活指導がある平日の在校等時間を示してみましょう(ケース2)。

≪ケース2≫
8時出勤ー12時から45分間を休憩ー18時30分に部活指導まで終了ー19時30退勤
・・・10時間45分が在校等時間3時間00分が時間外在校等時間
※1 16時から18時30分まで部活指導

 このケース2の働き方で、平日4日間×4週間で計算すると、48時間が時間外在校等時間となるので、アウトとなりますね。

 月45時間のガイドラインを守るためには、平日3日間×4週間で36時間なのでクリアです。

 ちなみに、中学校教員の平均時間外在校等時間は66時間46分らしいです。

darakeの時間の使い方

 ここからは、darakeの在校等時間とその内訳をまとめていきます。

 わかりやすいように、8時出勤、16時30分退勤、途中45分休憩を正規ラインとします。

 まずは、部活指導がある平日です。

時間
業務内容在校等時間
7時30分8時00分出勤後、すぐに授業準備

30分

8時00分15時30分授業、教材研究、分掌業務、部活業務 など6時間45分(途中45分休憩)
15時30分16時00分教材研究、分掌業務、部活業務 など30分
16時00分18時00分部活指導2時間
18時00分18時30分下校の見守り、残務処理など、退勤30分
  合計在校等時間10時間15分
  時間外在校等時間2時間30分

 次に、部活指導がない平日です。

時間業務内容在校等時間
7時30分8時00分 出勤後、すぐに授業準備30分
8時00分15時30分授業、教材研究、分掌業務、部活業務 など6時間45分(途中45分休憩)
15時30分16時45分教材研究、分掌業務、保護者対応など、退勤1時間15分
  合計在校等時間8時間30分
  時間外在校等時間45分

 darakeの場合、平日の部活指導を3日以内にすると、月の時間外在校等時間は36時間以内に収まります。

 このように、自分の在校等時間を大まかに把握しておき、どれだけの時間外在校等時間(無給)になっているかを知っておく必要があります。

 では、darakeは時間外在校等時間に何をしているのか?

 1番の比重を占めているのは部活指導です。

 上記の部活指導がない平日を見てわかるように、部活指導がない日はほぼ定時退勤をしています。

darake
darake

え?ラクな業務しか任されてないからだろって?

 上手にサボっていると言ってください(笑)

 というのは冗談で、次のような業務内容の時でも、それほど時間外在校等時間数に変化はありません。

・担任+学年主任+進路担当+教科指導3クラス
・副担+学年主任+教務主任+教科指導4クラス
・副担+学年主任+進路担当+教科指導2クラス

 緊急の生徒指導や保護者対応でもない限り、在校等時間内にやるべき業務はほぼ終えることができているのです。

 つまり、darakeの場合の働き方改革とは、部活指導の時間をいかに減らすかの一択なのです。とはいえ、部活指導時間をゼロにするのは現在の状況では困難です(緊急事態宣言中は不謹慎だけど助かっていた)。

darake
darake

では、時間外在校等時間=部活指導の時間という悩みを解消するには、どうすればいいか教えましょう!!

 部活指導の時間に出来るだけ自分も運動するようにしています。

 部活指導+自分の健康維持=部活指導時間

 同じ時間でも価値を加えて意味変してみました。そもそも、時間外在校等時間(無給)なので、健康維持という私的な意味を加えても誰からも文句を言われる筋合いがありません。

 生徒と一緒に身体を動かし、日頃の運動不足解消の時間にしてしまえば、効率良いですよね!毎日仕事中に1時間運動時間を確保できたら、メタボなんて怖くありません。

 これはあくまでもdarakeの例ですが、自分の中で部活指導時間を意味変してしまえば、時間外在校等時間を自分のための時間に変えることも可能でしょう。

 ツライ時間⇒有意義な時間に捉え直すことも出来るはずです。

おわりに

 働き方改革は自分で行うものです。

 自分の働き方を見つめ直し、人生の目的と照らし合わせながら修正していかなければなりません。

 まずは、自分の在校等時間と時間外在校等時間を把握することから始めてみませんか?

 そして、時間外在校等時間に何をしているのか、それが苦になっているのかどうか(苦になっていないのなら働き方改革に積極的になる必要もないでしょう)。

 苦になっているのならば、軽減できるのかできないのか。時間を減らすことができないなら、darakeのように意味変してみるのもアリです。

 部活指導を自分の健康維持に意味変してから、効率良く時間を使えている実感があります。

 ただ、理想は早く部活動を地域移行して、教師の業務から切り離すことですけどね。

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました