焦ってやることにメリットなし!焦らなくてよい環境作りを!

後輩に向けて

 こんにちは、darakeです。

 今回の記事のテーマは『焦り』です。

 焦りの中でも、時間的な焦りに焦点を当てます。経験上、焦って行動して良かったことは一つもありません。

・自分の予定がくるって焦る
・仕事の期限が迫って焦る

 今回は、教師の業務と焦りを関連付けてまとめていきます。

 具体的な内容は次の2点です。

  1. 焦りとミス
  2. 焦らない環境作り

焦りとミス

darake
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今から当たり前のことを堂々と言うよ!

焦るとミスが多くなるよね!

 『〇日までに成績入力してね』『〇日までに所見入力してね』

 これらを聞くと、少し気が重くなる言葉です。

 人は時間的な制約を受けて、その期限が迫ってくると焦ります。その焦りは、日を追うごとに増してきます。

 入力期限ギリギリで何とか終わらせたということは、多くの教師が体験しているでしょう。

 そして、大抵ミスが生じています。しかも、時間的な焦りさえなかったら、起こしていないようなミスです。

 時間的焦りの何が問題かというと、判断能力の低下と確認不足を引き起こします。

 判断能力の低下とは、複数の選択肢に対して、じっくり吟味できないことが問題です。時間に追われて、安易な選択をしてしまうことがよくあります。

 評定を例にすると、到達率が85%以上で5の評定をつけるとします。仮にA君の到達率が84.5%だったとしましょう。さて、どうしましょう?

 4をつけるのか5をつけるのか。様々な観点を吟味して判断しますよね?計算ソフトが出した数値だけを判断して、評定を決定している教師はいないでしょう。

 時間がある状態の判断結果と、時間がない状態の判断結果では、重大なミスを引き起こすのは明らかに後者です。

 確認不足とは、判断したことを再度確認する時間がないことが問題です。誤字脱字の多くはこれが原因です。

 確認をしないでミスを引き起こすのは、周りからの信用・信頼を失う1番の原因です。

 確認不足のミスは、周囲の時間を奪います(結果、自分の時間も)。

 安易なミスの多い奴というレッテルを貼られて、メリットは一つもないでしょう。

 時間さえあれば確認できたことでも、時間がないせいで未確認のまま提出してしまう。多くの人が陥りがちな致命的なミスです。

 判断能力の低下と確認不足は、時間的な余裕があれば大抵防げることです。

 つまり、時間的焦りとは、ミスを引き起こしやすく、そのミスによって自分の信用・信頼を失うことに繋がるわけです。

焦らない環境作り

 時間的焦りからのミスは、私自身数多く経験しています。その都度、『やっぱりな・・・』と後悔します。

 意識していても、ウッカリ忘れることがあります。それが人です。

 だから、基本構造として、時間的焦りが生じないような環境を設計しています。そうすることで、極力時間的焦りが出ないようにしています。

 実践していることをいくつか紹介します。

1 期限1週間前ルール
 公式期限の1週間前には、自分期限を設定しています。大変だと思われますが、自分期限なので多少は曖昧にしています。こうすることで、ゆとりある中での判断と確認が可能となります。ちなみに、隣で焦っている同僚を落ち着いて眺められる特典が付きます(笑
2 優先業務を明確にする
 自分が何を求められていて、その業務に対しての優先順位を明確にしています。成績処理が終わっていないのに、他の業務にばかり時間を費やすようなことはしません。自分の意識の中で、『今は〇〇が優先業務』と順位付けしています。
3 ちまちま平行処理
 優先順位を明確にしていても、複数の業務にも取り組まなければいけない時があります。そんな時は、優先順位の上から、ちまちま平行して処理しています。
例1 30分時間があるから、10人だけ評定をつけてから部活指導に向かう。
例2 50分のうち、25分は学級通信の半分を作成して、残りは教材準備をする。
4 自分の能力把握と時間の効率化
 自分が出来る業務内容とその完了にかかる時間は、ざっくりと把握しています。それによって、時間を効率的に使うことができるようになります。なので、優先順位が上の業務完了が遅れている時は、平気で優先順位が下の業務を切ります。残された時間と自分の能力を考えた時、その業務を切ることがベターだと思っているからです。※部活指導を他の顧問に任せて、成績処理をしている時もあるぐらい。

 このように、時間的焦りが生じないために、自分なりの基本的な環境を構築して仕事をしています。

 なので、突発的な問題が起きた時は、『仕方ない』と割り切ることができます。

 上記の1,2については、別記事でもアップしているので、時間がある時に見てくれると嬉しいです。

おわりに

 時間的焦りは、百害あって一利なしだと思っています。

 最近は、”仕事の期限が迫って焦る”ことは減ってきましたが、”自分の予定がくるって焦る”ことがたまにあります。

 実際に起きたことなのですが、忘れ物をして自宅に帰る時、急ぎ過ぎて事故を起こしました。時間の効率を重視して、予定を詰め込んだことで時間的焦りが生まれ、ミスを引き起こしました。

 ”余裕をもつ””ゆとりをもつ”って大事だと、再確認した出来事です。

 自分の生活や働き方において、焦らなくてよい環境づくりを目指していきましょう。

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

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