こんにちは、darakeです。
今回は、授業のテンポについての記事になります。
教育実習に行く学生、若手教師の方々は必見です。
授業中、「生徒が話を聞かない」「集中が切れやすい」というのは、案外教師のせいかもしれません。
この記事を読んで、自分の授業をふり返ってみてください。
具体的な内容は次の2つです。
- 授業のテンポ
- 授業のテンポが悪くなる三つの原因
授業のテンポ
授業を受けたり、話を聞く時、あっという間に終わったように感じる時があります。
逆に、とっても長く感じる時もあります。時間は同じなのに。
集中の度合いが関係してきますが、受け手が集中しやすい環境になるためには、「テンポが良い」というのが絶対条件になります。
この記事での「テンポが良い」というのは、授業のテンポについてです。
授業のテンポとは、授業全体のスムーズな流れという意味です。授業がスムーズに流れれば流れるほど、授業のテンポが良いといいます。
テンポが良い授業には、退屈が存在しません。というか、ボーっとする時間を与えません。次々に、生徒がやるべきことを提供し続けます。
生徒は流れに乗って取り組んでいると、気が付いたらチャイムが鳴って終了というわけです。この場合、生徒は集中し続けているわけで、インプットの量も多くなるでしょう。
逆に、テンポが悪い授業というのは、生徒がボーっとしたり、何をしていいのか不明な時間が多くある授業です。
そうなると、生徒は別の行動を探します。
退屈から抜け出すために、手遊びをしたり落書きをしたり、隣の人に話しかけたりします。そして、教師はそれを見つけて怒鳴るわけです。
これによって授業が止まり、テンポがさらに悪くなります。そして、雰囲気も最悪です。悪循環ですね。
授業のテンポが悪くなる原因というものがあります。
darakeが見つけている分だけ紹介します。その原因を取り除けば、授業のテンポは良くなります。
授業のテンポが悪くなる三つの原因
授業のテンポが悪くなる原因には、大きく分けて三つあります。
この三つの原因を理解し、克服することができれば、授業のテンポは各段に良くなります。
① 段取りの悪さ
授業を進めていく上で、段取りが悪いのは最悪です。
段取りが悪いというのは、教材の不具合と教師の準備不足を指します。
教材の不具合とは、使用する教材が本来の意図通りに使えずに授業が止まることです。
例えば・・・
・実験器具の故障
・タブレットの操作不良
・動画が映らない、見れない(途中で止まる)
・プリントの枚数が足りない 等々
教師の準備不足とは、1時間の授業を上手に組み立てられずに、途中で止まったり最後まで終わらないことです。
時間配分に偏りがあったり、指示や発問が曖昧というのが挙げられます。
このような段取りの悪さは、何としても避けなければなりません。
事前準備が全てかと思いますので、段取りの悪さで生徒を苦しめることのないようにしましょう。
②読んで説明しようとする
自分用のメモや教科書を読みながら授業を進めるとテンポが悪くなります。これも段取りが悪いに近いものがありますが・・・。
何かを見ながら説明したり話をすると、教師の目線が生徒から離れます。そうすると、感情や思いが伝わりにくくなります。
授業を受けている生徒側からすると、少しだけ不安になり、『聞こうかな』という気持ちが減ります。
やはり、生徒に理解してもらいたい内容は、「読む」よりも「話す」でなければ伝わりません。なぜなら、「読む」は生徒でも出来ることですから。
自分なりの言葉や表現を使い、声の強弱や間を駆使して、人が人に伝えることに教師の存在意義があります。
ペッパー君の授業って聞きたくないですよね。人の温かさや熱量によって伝わることは確実にあると思います。
ということで、極力メモを見ながらの説明は避けましょう。どうしても授業の流れを確認したい時は、生徒が別の作業をしている(教師を見ていない)時にしましょう。
③ 指導言の不徹底
指導言とは、「発問」「指示」「説明」のことです。
この三つを意識できていない教師の授業は、授業のテンポが悪いです。
詳しくは、コチラ↓に目を通してみてください。
おわりに
今回、授業のテンポについての記事を書こうと思ったのには理由があります。
ベテラン教師の授業を見る機会があり、こう感じてしまいました。
ツマラナイ、苦痛です・・・
しかも、その教師は自分の授業のテンポの悪さを棚に上げ、生徒が話を聞かないことに怒鳴っていました。
なぜ生徒が集中できないのか、落ち着いて話を聞けないのかを考えていないのです。自分のせいだと思っていないのです。
そのベテラン教師には申し訳ないのですが、
改めて授業を分析させてもらった結果(勝手に)、見事に授業のテンポが悪くなる三つの原因が当てはまっていましたとさ。
さぁ、みなさん、自分の授業のテンポはどうですか?
今回はここまで!
みなさんが豊かな人生を送れますように!
コメント