こんにちは、darakeです。
今回は、生徒指導の失敗例についてショート記事としてまとめます。
第2回目の失敗例は「学びのタイミングを強制しない」です。
『なんで伝わらないんだ?』
『やる気ないな!』
『絶対に大切なことなのに…』
生徒と関わる上でこんな思いを抱くことは多々あるでしょう。
ただ、そう思った時点で泥沼に足を踏み入れています!
真剣に生徒と向き合っている教師であればあるほど、陥りがちな失敗だと思います。簡単にマインドチェンジできるように、この記事をアップします。
そもそも、クラス全体に同じ説明や話をしたからといって、全員に同じように伝わり学び始めるという考え方を捨てなければいけません。
個人差(学びの土台、やる気など)があるので絶対に無理です!
にも関わらず、伝わらない生徒や学ばない生徒へイライラして、叱責する教師がいます(誰もが通る道です)。
これは生徒指導の大きな失敗です!
こういうことを言うと、一生懸命に生徒と向き合っている方から批判の声が上がりそうですが、そういう方々を否定・批判していません。
マインドチェンジした方が精神衛生上絶対にイイですよ!っていう話です。
というのも、必死に生徒と向き合えば向き合うほど失敗して、生徒を責めて自分を責めてしまう教師がいます。
そういう方々は、人の根本を忘れている可能性があります。
まず、学ぶタイミングというのは人それぞれであり、全員が同じではありません。
学校という空間で、同じ時間、同じことを伝えても、全員が一様に学ぶとは限りません。
これを理解していないと、伝えたいこと・教えたことへの見返りを期待してしまいます。
だから、『真剣に説明しているのに、なんで伝わらないんだ!』が発生します。
生徒それぞれ学びのタイミングが違うので、例えば中1数学のカリキュラムでは「比例と反比例」を学ぶことになっていても、全員がその学びを受け取るとは限らないのです。
受け取らない生徒にとっては、学びのタイミングが「その時」じゃないんです!
つまり、『そういうもんだよな』というマインドが必要なのです。決して諦めではありません。
このマインドがあれば、提供した学びを受け取らない生徒がいてもイライラはしないでしょう。
もちろん、伝える技術や教材研究のアップデートは日々必要です。ただ、必要以上に自分を責める必要はないということです。
中学校3年間では学ぶことなく、伝わらなかった生徒がいたとしても、その5年後に学び始めることもあるでしょう。
教師は学びのタイミングを強制できません。ただ学びを提供し続けるだけでいいのです。
強制しても効果はほぼありません。生徒本人が学びのタイミングを自覚しない限りね。
学びのタイミングは人それぞれで、そして、そういうもんなんです。
これを理解した上で、すぐに見返り(成長や変化)を期待せずに、長期的な視点で学びをプレゼントし続けましょう。
5年後の成人式の時に、学びを理解したと報告してくれる生徒もいれば、10年後の同窓会の時に学び始める生徒もいます。
教育ってそういうもんなんです。
今回はここまで!
みなさんが豊かな人生を送れますように!
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