生徒指導の失敗「色メガネで生徒を見て、変えようとする」

生徒指導のコツ

 こんにちは、darakeです。

 今回は、生徒指導の失敗例についてショート記事としてまとめます。

 第1回目の失敗例は「色メガネで生徒を見て、変えようとする」です。

 教育者が絶対にやってはいけないことだけれど、意識しないと忘れて、つい色メガネで生徒を見てしまうことがあります。そして、生徒を自分の意のままに変えようとしてしまいます。

 年齢や経験関係なく、誰もが陥る失敗だと思います。いつでも原点に戻れるように、この記事をアップします。

 よくあるのが、問題行動を頻繁に起こす生徒と関わる時です。

 『またアイツか』『なんで何度言ってもわからないんだ』

 こんな思いから指導を始めていることありませんか?

 darakeはあります。

 かつて、次のような生徒と関わることがありました。

・教師に挑発を繰り返し、指示に従わない
・平然とルールを破り、それを教師に責任転嫁する
・教師と1対1になると反抗的になり、口汚い言葉を使う

 この生徒に対して、『またトラブルを起こすだろう』という色メガネで見ていることが無意識にありました。

 さらに、『人に迷惑をかけるな』『それがルールだから』を繰り返している自分がいました。

 この生徒の発言で顕著なのが、

 『別にいいじゃん』『そんなに悪いことか?』『教師なんて信用してねーから』

 普段多くの生徒と接している中、ここまで反発するような生徒は1割弱で稀です。なので、全く改善が見られないことに苛立ち、対応に悩んでしまうのです。

 こんな時に思い出すのが、次の言葉です。

「生徒に対して尊敬の念をもつこと」
「尊敬は良好な人間関係は生み、そうすることで言葉を届けることができる」
「ありのままのその人を認める」
「自分の価値観を押し付けず、その人がその人であることに価値を置く」
「生徒を操作したり矯正しようとする態度には尊敬がない」
「変化・成長するかは生徒次第、教師の課題ではない」
「尊敬は強制できないからこそ、自分がまず生徒を尊敬する」

 これらの言葉は、darakeが生徒指導の教科書と勝手に呼んでいる「幸せになる勇気」からの抜粋です。教育の原点だと思います。

 長年教育に関わっていると、凝り固まった教育界の常識や正論でもって生徒と接するようになります。でも、これを常に疑い原点に戻る姿勢が必要です。

 生徒たちの興味関心に寄り添い、自分の学生時代に置き換え、縦の関係ではなく横の関係を築かなければいけません。

 理解して実践しているはずなのに忘れるんです。原点を忘れ、『教えている』という上の立場に自分を置いてしまう。

 「問題行動を起こす生徒」と色メガネで見て、平均的な価値観を押し付けて変えようとしてしまいます。

 だからこそ、定期的に思い出す仕組みが重要だと思っています。

 この記事をアップすることで自分のアウトプットにします。

 そして、読んでくれた方々が「色メガネで生徒を見て、変えようとする」ことがないように、いつでも原点に戻れるキッカケとなる記事になってほしいです。

 「幸せになる勇気」をまだ読んでいない方は必見です。

 今回はここまで!

 みなさんが豊かな人生を送れますように!

幸せになる勇気

幸せになる勇気

  • 作者:岸見一郎/古賀史健
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016年02月26日頃

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