こんにちは、darakeです。
今回の記事は、ルール(決まり)についてです。
4月の新年度になると、学年や学級のルール作りや確認作業が始まります。
4月から教師として働く人、初めて担任になる人は必見です!
というのも、ルールの扱い方を間違うと、生徒との信頼関係を壊すことになり、教師不信に繋がってしまいます。
5分で読める記事となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
具体的な内容は次の2点です。
- そもそもルールは必要か
- ルールは守らせるまでがセット
そもそもルールは必要か
まず、集団を円滑に動かすためには、ルールが必要だと思っています。
明文化するしないに関わらず、発達段階の子どもたちが集まる集団は特にです。
ルールがないと何でもアリの世界になってしまうので、必ずトラブルが発生します。
道路に信号がなかったら?
スポーツにルールがなかったら?
学年や学級でも同じように、最低限のルールによって整備しておかないと、不都合が起こる可能性が高くなります。
この不都合というのは、ドラえもんのジャイアンとのび太をイメージしてもらうとわかりやすいです。ルール無視のジャイアンがのさばる学級は過ごしにくいですよね。
#映画のジャイアンはカッコイイ
ただ、ルールによってがんじがらめにすることを推奨しているわけではありませんよ。
あくまでも、複数の人が集まった集団の秩序を守るには、最低限のルールは必要だってことです。
ルールは守らせるまでがセット
学年や学級でルールを作った場合、教師が絶対にやらなければいけないことは、ルールを守らせることです。
「守らせる」というと強い言葉に感じますが、コレ大事です。
ある例を提示すると、
給食当番について、曜日によってローテーションでやると決めたにもかかわらず、サボっている生徒を放置したらどうなりますか?
ルールを守っている生徒から不満が出ます。
これを放置したり、不満の数が増えれば増えるほど信頼関係が壊れます。
指導をしているのにも関わらず生徒が従わないことと、指導をしないで見て見ぬふりは全く異なります。
ルールを作った以上、全員に守らせようとするまでがセットでなければなりません。
教師は、そこの努力をきちんとルールを守っている生徒に見せてほしいんです。
そうじゃないと、守っている側からすると「ガッカリ」するわけです。
大事なことは、ルールを作っただけで終わってはいけないのです。
というか、人はルールを破るという前提で考えておいた方がいいと思います。だから、必要最低限のルールに絞り、守る努力をみんながする必要があるのです。
守らせる努力ができないなら、ルールを変えるか廃止する必要があります。
そのため、ルールを作る時には全員の同意を求めるべきです。学級レベルだと可能だと思います。
この辺の話は、コチラ↓で詳しく書いています。
例外
ただし、今までの話には例外があります。
どんなに指導をしてもルールを守らない人が、他の全員から「そういう人」だと認識されている場合があります。
具体的にいうと、漫画クローズに出てくるようなヤンキーたちです。
どう考えても、あのヤンキーたちは給食当番サボるよねって認識されている場合です。
悲しい話ですが、同級生から「サボる人」「ルール守れない人」と認識されちゃう生徒もいるのです。
そういう生徒への対応は例外です。
この場合、当番を守っている生徒たちは、ヤンキー君が当番を守らないことでの不満ってそこまでない思います。
というか、そもそも数に入れていない(諦めている)という冷酷な事実があるかもです。ってかあります。
熱血な教師が、みんなの前で何度もヤンキーを叱っている時、周りの生徒ってどんな思いをしてると思いますか?
きっと、こんな思いです。
もうやめてぇ~意味ないから!
なので、1、2度指導しても改善が見られない生徒については、個別対応やアプローチの仕方を変えなければいけないんですね。
きちんとルールを守っている生徒を巻き添えにして、『連帯責任だー!』はあまりおススメしません。
おわりに
学校において、教師はある程度の権力を握ろうと思えば握れます。
だから、ルールを作りやすいし、そこに強制力も働きます。
けれども、その強制力に疑問をもつ生徒や、反発する生徒は必ずいます。理不尽なルールや権力に対しては、戦う権利が人にはあります。
何も考えずに教師の言うことを従順に聞く生徒は、良い子ではありません。
『本当にこのルールは必要なのか』と、考え改めることも教師たちには必要です。
既存のルールが時代とズレている可能性もあるので、常にアップデートしていくことが求められますね。
今回はここまで!
みなさんが豊かな人生を送れますように!
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