こんにちは、darakeです。
もうすぐ研修に参加するので、遠足前の小学生の気分で、ソワソワしてます。笑
その前に、学級経営する上で欠かすことのできない、給食・清掃当番の話をします。2学期も後半戦に突入する中、自分のクラスは当番活動が機能していますか?もし不安を感じているならば、この記事必見です!
当番活動の大原則
日々の生活を送る上で、給食と清掃は毎日行われるものです。これがスムーズに行われていないクラスは、落ち着かないクラスです。そして、その担任は未熟と判断されてしまいます!
毎日繰り返し行うものだからこそ、担任のイメージ通りにしっかりとルーティン化されなければなりません。そこで、当番活動のポイントを確認しましょう。
②丁寧に!
③平等に!
①について、限られた時間の中で終わらせることが必要です。学校現場では、給食準備も清掃も、あまり時間がありません。その時間の中で、きっちり終わらせることが重要です。
もし給食準備が伸びると、食べる時間が減り、落ち着きません。清掃が伸びると、部活や下校時間が遅れます。何一つメリットがありません!
②について、いくら素早くても雑だと意味ありません。素早く丁寧に行うことが望ましいです。
給食準備が早くても、盛り付けはぐちゃぐちゃ、給食台にこぼれまくりでは余計な仕事が増えるだけです。清掃した後なのにゴミが落ちていたり、机がぐちゃぐちゃなら意味ありません!清掃については記事にしてあります。ぜひ、読んでみてください。
③について、これが徹底されていないクラスは要注意です。正義が通っていないことになります。一部の生徒だけが面倒な仕事をやり、やんちゃで・だらしない生徒がさぼっているからです。
ぶっちゃけ、一部の優秀で優しい生徒のおかげで、成立しているように見えているだけのクラスもあります。担任は、その生徒に頼ってばかりではダメです!面倒な仕事こそ、全員で平等にやることが原則です。
さぼっている生徒がいるクラスには、必ず不満が広がります。
『なんで、私(たち)だけ』
『なんで、先生は注意しないの』
この不満が広がると、学級崩壊へのカウントダウンが始まりますよ・・・。
さぁ、この3つの大原則を実践できているか、振り返ってみてください。
具体的な実践方法
では、どのように実践すればいいのか。
1人1役の設定
これが1番シンプルです。おそらく、当番を班ごとに割り当てていることが多いでしょう。その班の中で、誰が何をやるべきなのか明確にしましょう。
給食当番を例にすると、こんな感じです。
月曜日 | 火曜日 | |
食器運搬 | A君 | Bさん |
主食運搬 | Bさん | C君 |
おかず運搬 | C君 | A君 |
細かい項目設定などは各学校事情に合わせるとして、その日、誰が、何をすべきなのかをハッキリさせておくことで、責任の所在を明らかにすることが大切です。
例えば、月曜日の給食準備において、食器が学級に運ばれていないとします。他の物は運んできているのに、食器がないためにいつまでも盛り付けができない状態です。こんな時、担任はどうすべきでしょう?
darakeが担任ならば答えは1つです。A君に声をかけて、運んでくるまで待ちます。給食準備が遅れようと、食べる時間が少なくなろうと、A君にやらせます!
準備が遅れると、食べる時間が減ります。けれども、食べ終わる時間を延ばしてはいけません!それは、他の学級や学年と差が出るし、片付けの業者の方に迷惑がかかるからです!
なので、A君が食器を運んでこないせいで、いつまでも準備ができずに、みんなの食べる時間がどんどん少なくなるという状況をクラス全体が知るべきなのです。そして、A君はその責任を果たしていない時は、周りから注意されるべきなのです。もっと言うと、嫌な思いをすべきです。
気の利いた生徒がいるクラスでは、自分の責任を果たさないA君の分をやってしまうことがあります。これはあまり良いことではないので、勘違いしないようにしてください。A君の成長の場を奪っていることになるので、きちんと自分の責任を果たさせるべきです。
また、A君がさぼり、周りの生徒にやらせている場合もあります。これは担任が徹底的に指導する場面です。ここを見逃すと、他のすべての場面で指導が通じなくなりますね。
さぼっている生徒もいれば、必ずきちんとやっている生徒もいます。このきちんとやっている生徒がバカを見るような状態は避けましょう!
ある程度当番活動のやり方が定着してくれば、生徒同士で声をかけ合いながら、どうしてもできない事情がある時は、代わりにやってあげることもあるでしょう。ただ、これは特別な場合です。
清掃も同じで、ある1人が自分の仕事をさぼれば、全員にダメージがくるように設定すべきです。清掃が遅れると、帰る時間や部活へ行く時間が遅れて、不利益を受けます。だからこそ、全員平等にやるのです!
この1人1役を否定する意見として、「自分の仕事以外をやらなくなる」というものがあります。確かにそういう生徒もいます。しかし、これは個人の気遣いの問題であって、最低限自分の役割は果たしているわけなので、darakeとしては全く問題ないと考えます。
そして、darakeのクラスでは、ずっと1人1役で当番活動をやってきていますが、「早く給食を食べたい」「清掃を早く終わらせたい」という思いから、自分の役割以外を手伝う生徒はたくさんいますね!
まとめ
過去に、学級崩壊後のクラスを受けもったことがあります。
担任した初日は衝撃でしたね。何と給食を食べる時間が5分以下でした。隣のクラスの「ごちそうさまでした」が聞こえてきた時に「いただきます」でした。
教室には紙ゴミが普通に捨ててあり、その状態に慣れてしまっているようでした。
この状態を変えるのに、半年はかかりましたね。一度崩れたものを立て直すには時間がかかります。
だからこそ、うまくいっていないと思っているその時が勝負です!
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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