【より良いクラス編成のコツ教えます!】3月からの編成では遅い!?

学級経営のコツ

 こんにちは、darakeです。

 冬休みまで1か月を切りましたね。クリスマスにお正月、楽しいイベントが待っています。

 darekeが1学年に所属する冬休みに、必ずやる仕事があります!

 それは、クラス編成です!

 来年4月の話なので、先のことのように思えますが、決して早くはないんです!

 今回は、クラス編成のやり方についての記事になります。初めてやる若手教師は必見ですよ!

何を重視するか

 多くの学校では,1年生から2年生になる時にクラス替えが行われると思います。その後は学校事情にも左右されますが,2年生から3年生でクラス替えをする学校と,しない学校に分かれます。

 今回は,2,3年生持ち上がりになる想定で話を進めます。

学力

 基本的に,まず学力が均等になるように分けます。あまりに学力が低いクラスは,落ち着きのないクラスになる可能性が高いからです。落ち着きのないクラスは,まとめるのがとても大変で,担任の力量に左右されてしまうので避けたいところです。

 では,学力を何で判断するかというと,定期テストではなく,他の学校でも実施しているような共通学力テストが1番わかりやすいです。さらに言うと,1回だけではなく数回の平均をとりましょう。

 定期テストだと,その学校の教師が作成するので,ある程度対策が立てやすいので難易度は高くありませんからね。

 さらに,通知表の評定も加味するといいでしょう。9教科の評定をすべて合計した数値を出してみましょう。具体例として次のような表になります。

 

 

 

 

 

 単純に学力だけなら,表のAとDは交換しても学級に差はつかないというわけです。

生徒の人間関係

 ある程度学力を均等にできたら,次に考えることは生徒の人間関係です。

 1年生の時にトラブルがあった生徒を離したり,集団化して学級の雰囲気を悪くするような生徒は離します。余裕があるならば,小学校からの引継ぎにも,もう1度目を通してみるといいでしょう。

 合わない人間というのは必ず存在します。トラブルになりそうなのが予想できるならば,可能な限り離しておいた方が後々ラクですね。

 また,部活動の部員の偏りもない方がいいと思います。どのような人数バランスで分けた方がいいかを顧問に相談することをおススメします。

 いじめの被害に合いそうな生徒を,誰と同じクラスにするかも大切です。そういう生徒は孤立する恐れがあるため,守ってくれそうな生徒や,中立の立場で誰にでも接することができる生徒を一緒にしておくといいですね。また,加害傾向にある生徒とは離しておくなどの対策ができます。

保護者の人間関係

 本来は気にするべきではないのですが,このご時世なので,あまりに合わない保護者同志は別のクラスにしておいた方がいいかもしれません。

 また,攻撃的な保護者が多いクラスにするのも避けるべきですね。そういう保護者は均等に分けておいた方が無難です。

 そしてPTAの役員に協力的な保護者は,均等に分けておくべきですね。

運動能力,リーダー的資質,ピアノ

 まだ考慮しないといけないことがあるのかと,うんざりしてきそうですね。

 運動能力は必ずしも考慮しなくていいのですが,どこの学校でも体育祭はあると思うので,ある程度均等化しないと,運動能力だけはカバーしきれない部分があります。

 リレーを実施したはいいが,2年間手も足も出ずに負けるのはツライですね。たかが行事,されど行事です!余裕があるなら一考の価値ありです。

 体育祭を考えるなら学校祭の合唱も!と考えるかもしれません。

 合唱についてはそこまで考慮しなくても,努力でカバーできることが多いです。しかし,ピアノ伴奏ができる生徒は,必ず1人はクラスにいるように分けましょう。

 ピアノ伴奏は,簡単にできるようにはならないので,きちんと考慮してクラス編成すべきです。

 集団を引っ張っていけるような,リーダー的資質をもった生徒も均等に分けたいですね。こういう生徒がいるだけでクラス経営がラクになります。

 ただ,担任との相性もあるので,1年生の時は良かったのに,いざ蓋を開けたら期待外れということもあり得ます。

担任会議

 さて,様々な視点からクラス編成をして,最終的には担任をもつ教師の覚悟が決まるかです。

 2年間担任をもつことを想定するのが一般的なので,中途半端な覚悟で『OK!』と言える教師は多くはありません。

 ある程度機械的に編成した後,担任をもつであろう教師との相性が重要となります。編成会議では,次のような会話が続きます。

『Aは絶対にうちのクラスに欲しい!学級を作る上で必要!』

『Bは俺が受け持った方がうまくいくかもね』

『Cを受け持つ自信はちょっとないですね』

『Dは若い教師でも大丈夫,協力してくれるはず』

『Eの保護者はキツイので,私では荷が重いかもしれません』

 とても生々しい会議ですね(笑)でも実際に行われていますよ。自分が学生の頃,どのような話し合いで,クラス分けされたのか気になりますね(笑)

 このような会議の末,クラスが固まっていきます。しかし,時間を置いて自分が担任をもった姿を想像したりすると,色々不安などが見えてくるものです。そうすると,また交換が行われるわけです。

まとめ 

 このような段階を経て、新クラスが決定するわけです。

 では,いつ頃から動いたらいいのでしょうか?新担任が何となく見えてくるのは,2月末頃でしょう。そうなると,担任による会議は,3月に入ってからとなりますね。新しく赴任した教師を担任とするなら,4月になってからになってしまいます。
 
 そうなると,土台となる編成は最低でも冬休みぐらいから始めておかないと,余裕をもった仕事にならないかもしれません。

 というか,darakeはいつも冬休み中から始めます。そうすることで,3学期の生徒の様子を見て,編成したクラスを考えることができます。

 一緒のクラスにしたはいいが、仲悪くなっているとか,休み時間の様子を見ると,別のグループで動いているとか,見えてくることがたくさんあります。

 早めに土台を作って,1年時の担任に確認してもらいながら,編成作業を進めていくといいでしょう。

 ここまでやっても,新学期になってみて,後悔することは多々あります。完璧なクラス編成は絶対にあり得ません!

 けれども,念入りに準備をして新学期に臨むべきです。生徒と保護者にとって,クラス替えは重要イベントです。最初から不満が出ないような編成をしたいものです。

 今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!

 

 

 

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