こんにちは、darakeです。
今回の記事は、お金に関する内容です。お金に強い子どもに育てるために、まずは「お金の歴史」について指導者(保護者含む)が知り、子どもに教える必要があります。
具体的な内容は次の3点です。
- お金についての教育
- 家庭で子どもに教える「お金の歴史」
- 授業で活用「お金の歴史」ワークシート
お金についての教育
お金についての教育は、「お金に関する教育」「マネー教育」「金融教育」とか様々な呼び名で最近課題に挙げられています。
というのも、多くの日本人が今まで習ってこなかった(避けられてきた?)ので、お金についての教育が重要だと知らなかったのです。
そして指導者自身が知らないから、子どもにも教えることはしてこなかった(できなかった)のです。
社会に出て働くようになってから、手探りでお金と付き合いながら何となくわかったような気になっている人が多いのです(darakeもその一人)。
投資の大切さ、洗脳的な貯金思考の打破、お金の稼ぎ方、これらについて真剣に向き合うようになったのはつい最近です(めっちゃ遅い・・・)。
自分の子どもたちや関わっている生徒たちが、自分と同じ道を歩まないように、お金についての教育に本腰入れて取り組んでいます。
真剣にお金と向き合うキッカケをくれた2冊の本はコチラ↓です。
お金について知ること・上手に付き合うことは、何となく大事だと思っていたし必要な能力だとも感じていましたが、この2冊と出会えたことで行動を起こすことができました。
子どもたちには、『お金に振り回されない生き方をしてほしい』『お金に強い人になってほしい』本気でそう思っています。と同時に自分も学び続けたいと思います。
家庭で子どもに教える「お金の歴史」
まずは、お金というのがどうやって成立したのか、お金の歴史について子どもに教えましょう。
ざっくりいうと、物々交換時代⇒物品交換時代⇒金交換時代⇒紙幣(預かり証)発行時代となります。
米を作るのが上手な人は米を多めに確保しておいて、魚を捕るのが上手な人は魚を多めに確保していました。そして、必要な時に自分に足りない物と多めに確保しておいた物を交換して暮らしていました。
けれども不都合が生じます。
自分が欲しい物と相手が欲しい物が、常に一致するとは限りません。
米を作るのは天才的、だから大量に持っているから、魚が欲しい
魚を捕るのは天才的、だから大量に持っているから、肉が欲しい
この場合、AさんとBさんの間での交換は難しくなります。
さらに、それぞれのモノの鮮度問題が生じます。
米と交換するならその魚の鮮度なら交換しないよ!腐ってるじゃん!
そして価値の問題も生じます。どれくらいの米に対して魚をどれくらい交換すればいいのか、判断基準がないから人それぞれになってしまいます。
だから人々は、貝や塩といった鮮度が関係なく持ち運びやすい物に目をつけます。
米は貝3つ分、魚は貝2つ分というように欲しい物と貝や塩とを交換するようになっていきます。
物々交換から物品交換へと変化します。
けれども、また不都合が生じます。
貝や塩を勝手に複製する人が登場するんですね。なぜなら簡単に見つけて複製できちゃうから。
なので人々は、貝や塩と交換するのはやめて、複製しづらく存在がレアな金に目をつけました。
こうして必要な物と金を交換するようになるわけです。これが金交換時代です。
しかし、またまた不都合が生じます。
人々はいちいち金を持ち運ぶのが面倒になってきます。さらに持ち運ぶことに危険を感じるようになります。
そこで登場するのが、金を預かって保管してくれる両替商という人たちです。
この人たちは、預かり料をとるかわりに重たい金を安全に保管してくれます。そして預かった証明として預かり証を発行します。
これによって、金をたくさん持っている人は両替商を利用するようになります。モノと交換して金を得た人は、両替商のところで金⇒預かり証に交換するようになります。
預かり証を持って両替商のところに行くと、いつでも金と交換してくれました。さらに両替商は、偽の金を暴くことができる管理保管体制がしっかりしていたので、周りから信用されていました。
つまり、いちいち金に交換しなくても預かり証(いつでも金と交換できる信用あり)さえあればモノと交換できるようになったのです。
これが預かり証=紙幣=お金のはじまりです。
預かり証は、必ず金と交換できる信用があるからこそ価値がありました。この話は、みんなが同じように価値があると信じていないと成立しません。
日本国内において、1万円紙幣で買い物ができるのは、あの紙切れにそれだけの価値があると日本人全員が信じているからこそです。
あの紙切れに対して、『みんなが価値あるお金と思っている』これを共同幻想というのです。
授業で活用「お金の歴史」ワークシート
前項のお金の歴史を、幼児や小学生に教える時はもっと噛み砕いた説明が必要かもしれません。
リアルなモノを使いながら、実際に交換してみると理解しやすいかもしれません。
小学校高学年や中学生に教える時に活用できるワークシートを作成しました。
義務教育段階で、お金について教える時間は明確に設定されていないので、学活や総合の時間を活用してみましょう。
興味のある人は、そのままの使用も可だし、アレンジしてもいいので活用してみてください。
お金の歴史ワークシートのダウンロードはコチラ↓
“お金の歴史ワークシート” をダウンロード 6cd00f8ff46c224bb478cde8cd3de6ac.pdf – 333 回のダウンロード – 297.44 KBおわりに
今回は、お金に関する内容「お金の歴史」についてまとめました。
・お金についての教育は絶対に子どもの時からすべき
・お金を知り、強くなることでお金に振り回されなくなる
・指導者が知らないことは子どもには教えられないので、早急に学びが必要
・気づいた人から行動開始すべき
日本の多くの家庭では、親の収入や家計を子どもに隠そうとしています(darake家もそう)。それが美徳とされ、お金の話を子どもにすることを悪とする考えも蔓延しています。
そんな家庭で育った人が、本当の意味でお金を使いこなせるわけがありません。お金を稼ぐことが目的となり、お金に振り回される人生を歩んでしまいます。
darakeはそんなの嫌なので、今からでも学びます(まだ遅くないはず)。そして子どもたちに伝えます。
お金を知り、お金に強くなりたいね!
今回はここまで!
みなさんが、幸せな人生を送れますように!
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